2021年上半期、本サイトで取り上げた動画の総決算です。最も紹介した動画が多かったチャンネル、YouTuber、動画の長さ、もっとも紹介したツイートが多かったTwitterアカウント、多く紹介したInstagramアカウントなどを紹介します。
(2024年8月25日:削除されたYouTube動画をキャプチャ画像で置き換えました。)
2020年下半期の総決算はこちらです。
紹介した動画数は446本、269チャンネル、総再生時間は46万80秒です1。
最も紹介したチャンネルは?
本サイトで紹介した動画が最も多かったチャンネルのランキングは以下のとおりです。
第1位 15本の動画 ボーブラックス(Bowblax)
ボーブラックス(Bowblax)が第1位でした。YouTubeのチャンネル概要には“i read tweets(ツイートを読みます)”とだけ書いてある思い切りの良さです。日々流れ去り文脈がわからなくなってしいがちなツイートをアーカイブしてくれている貴重な存在です。チャンネルは順調なようで、先日、テスラの車を買ったと言っていました。
第2位 13本の動画 Clevver News
ハリウッド・セレブやYouTuberのニュースを紹介している企業チャンネルクレバー・ニュース(Clevver News)が第2位となりました。ニュースが豊富で、速報性も高いチャンネルです。
第3位 12本の動画 Tipster
ゲーマー界隈に詳しいコメンタリーYouTuberのティップスター(Tipster)が第3位に躍進しました。ライブストリーミングを動画として出すスタイルのYouTuberです。奥さんの介護をしつつ、兼業YouTuberをしています。
穏当な意見を述べていることが多いのですが、YouTubeからは目をつけられてしまっていて、登録者数10万人の大台を突破したのにプレイボタンを贈られなかったことが騒ぎになっています。
第4位 9本の動画 DramaAlert、The Hollywood Fix
炎上・ニュースを扱う老舗YouTubeチャンネルのドラマ・アラート(DramaAlert)とTikTokスターを追うパパラッチチャンネルのハリウッド・フィックスが第4位になりました。フレッチャー記者は働き者です。ディクシー・ダミリオの動画に出演したときも、道ばたで取材対象を発見して車を飛び出していました。
第6位 8本の動画 LA Opera、トリシャ・ペイタス
オペラをレゴで再現するチャンネルを紹介したときに一緒に紹介したLA Operaと、年がら年中炎上しているトリシャ・ペイタス姐さんが第6位になりました。トリシャは2020年の後半からh3h3productionsのイーサン・クラインと組んでポッドキャストFrenemiesを始め、急速に登録者数を伸ばしていましたが、2021年6月にけんか別れでFrenemiesは終了しています。
その他
7本の動画を取り上げたのはジェフ・ウィティック(Jeff Wittek)、5本の動画を取り上げたのはSL04N、イーサン・クライン(Ethan Klein)とイーラ・クライン(Hila Klein)のH3 Podcast、コメンタリーYouTuberのオーギーRFC(AugieRFC)、セレブニュースのハリワイヤ(Hollywire)、弁護士YouTuberのエミリー・D・ベイカー(Emily D. Baker)、4本の動画を取り上げたのはインフォーム・オーバーロード(InformOverload)、大炎上したものの復帰したデイヴィッド・ドブリック(David Dobrik)、Twitchで禁止用語を連呼して追放されたカボス(Kavos)、最近大炎上して沈黙したクリープショー・アート(CreepShow Art)、友人から告発されシエナ・ゴメス(Sienna Gomez)、TikTokスターの炎上を取り上げるアナ・ウープ(anna oop)、エンターテイメント・トゥナイト(Entertainment Tonight)、オウサムネスTV(AwesomenessTV Daily Report)でした。
炎上した人と炎上を取り上げたチャンネルが目立ちます。
2021年上半期の傾向
今回も動画の長さをヒストグラムにしてみました。
動画再生時間の中央値は567秒、平均値は1031秒でした。いずれも2020年下半期と比べるとやや下がっています。最短の動画は4秒、最長の動画は1万6041秒です。
最短の動画はこちらです。
こちらの記事で取り上げました。
最長の動画はこちらです。
こちらの記事で取り上げました。
100〜300秒の比較的短い動画と500〜2000秒の比較的長い動画が多く、中間の300〜500秒の動画がやや少ない二峰性の分布になっているのは以前と同様です。
続いて、動画の総再生回数の分布です。再生回数の中央値は約24.1万回、平均値は約363万回でした。いずれも2020年下半期に比べて大幅に下がってますが、原因はわかりません。再生回数の一番低い動画は4回、一番高い動画は2.8億回です。
再生回数が一番低いのはこちらの動画です。
こちらの記事で取り上げました。再生回数はなんとたったの4回でした(粗製濫造動画っぽい)。
再生回数が一番高いのはこちらの動画です。
こちらの記事で取り上げました。
2020年に引き続き、2021年もリル・ナズ・エックス(Lil Nas X)は快進撃です。
動画の再生回数は対数正規分布にも見えますが、再生回数の多い動画は少なくなっています。
Twitterは?
2021年上半期に取り上げたツイートは1072個でした。
もっとも多くのツイートを取り上げたのはキームスター(KEEMSTAR)で65回、第2位はニコラス・デオレオ(nicholasdeorio)で35回、第3位はDreamになりすまして大炎上したジョン・スワン(John Swan)で21回、第4位はNew York TimesのTikTok専門記者でフィリップ・デフランコと大げんかをしたテイラー・ロレンズ(TaylorLorenz)、ボーブラックス(Bowblax)で14回、第6位はジュールズ・スズタルツェフ(Jules Suzdaltsev)で13回、第7位は何かと不正確な情報を流しているデフヌードルズ(defnoodles)で12回、第8位はティーチャンネルのHere For The Tea (HereForTheTea2)とティップスター(Tipster)で11回、第10位はオーギーRFC(AugieRFC)で10回です。
Instagramは?
2021年上半期に取り上げたInstagram投稿がもっとも多かったのは、TikTok Insidersで7個でした。 続いてジェフリー・スターが4個、Here for the Teaとユージニア・クーニーが3個、アディソン・レイとダナ・ウルフが2個です。Instagram投稿は全部で57個取り上げました。
2021年下半期に向けて
米国ではワクチンが行き渡り、新型コロナウイルスの影響から脱しつつある2021年上半期でした。2021年下半期はYouTuberの活動が活発化するのではないかと期待しています。ボクシング・マッチなど予定されていたイベントは終わり、これまで話題の中心にいたジェフリー・スターやジェームズ・チャールズは(それぞれワイオミングへの移動と不適切行為による謹慎で)活動が不活発になっていますが、新顔の予想もしない新企画が飛び出してくる可能性があります。Netflixからアディソン・レイやハイプハウスのコンテンツが出ることも予定されています。
暑くなってきましたが、皆様お体に気をつけて快適なYouTube/TikTokライフをお楽しみください。
Image: Austin McBroom Vs Bryce Hall (FULL FIGHT) YouTubers Vs TikTokers