NYT記者とYouTuberの争いが発生!ミスタービーストについての誤情報が批判される

YouTuberニュース

米ニューヨーク・タイムズの記者テイラー・ロレンズ(Taylor Lorenz)とYouTuberフィリップ・デフランコ(Phillip DeFranco)に争いが発生していたので紹介します。

テイラーは2021年5月4日、人気YouTuberミスタービーストについての記事を公開しました。

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(2021年5月23日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

記事は、ミスタービーストが部下(動画編集者)へ放った暴言や、従業員の過酷な業務内容を告発する内容でした。記事を読んだ人々からミスタービーストを批判する声が噴出するかと思いきや…そうでもありません。

今回テイラーが記事にした内容は、2019年にYouTuberの間で決着がついているからです。

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告発者は信用されなかった

2018年、ミスタービーストの元で1週間だけ働いていた動画編集者のフライダズ(FlyyDoesYT)が暴露動画を投稿しました1。フライダズは「ミスタービーストがフーターズの店員にチップを渡す動画にはヤラセが含まれている、ミスタービーストは撮影にほとんど参加していなかった。」などと話していました。

告発を受け、ミスタービーストはYouTuberの騒動を扱うチャンネル「ドラマアラート」の取材に応じ、疑惑を晴らします。当時の動画はこちら。

MrBeast Fake Videos? #DramaAlert MrBeast (INTERVIEW!) Deji Interrupts!

ミスタービーストは「俺はクローン病を患っているので、フーターズで食事をした後、気分が悪くなってしまった。なので、現場から一時的に離れたが、動画内容はヤラセではない。フライダズにはじゅうぶんな報酬を払い、飛行機代も宿代も払っていたのに、このような虚偽の『告発』動画を出されたのは心外だ。」と反論していました。

2019年になり、ミスタービーストの元動画編集者ターナーも、ミスタービーストを告発します。ターナーは「ミスタービーストに暴言を吐かれた。精神的にキツいことを何回も言われた。」と話していました。

しかし、ターナーがミスタービーストの動画編集者を辞めた後も、ターナーの家賃を払っていたことが明らかになります2。ターナーは、アジアを旅行したいと思っており、秋には大学に入学するので、長期的にミスタービーストと働くつもりはなかったことを語る動画や、ミスタービーストの人格を褒め「ミスタービーストと働けるなんて夢みたいだった!」、「仕事を辞めた後もミスタービーストが俺の家賃を払ってくれてる」と話している動画も発掘され、信用を失います。

結局、ターナーの騒動はミスタービーストの評判に傷をつけるどころか、「ミスタービーストは元従業員の家賃を払ってあげるほど寛大な人」という印象を残し、決着します。

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それぞれの騒動を当時から見ていた人々やYouTuberたちの間で、テイラーの記事内容が批判される理由はここにあります。信用されていない告発者の声をわざわざ掘り返し、過剰にミスタービーストを悪く書いているので、記事の内容は問題があると指摘されています。

フィリップ・デフランコが記事を批判

古参YouTuberのフィリップ・デフランコは、2021年5月5日公開の動画でテイラーの記事に偏向があると指摘しています。

TOXIC! This MrBeast NY Times Scandal is Nasty, Dogecoin, Peloton Recall, Facebook Ban, & More News

フィリップは「記事内容は、告発者のターナーの話が二転三転し矛盾が多かったから信用されなかったのに、そこには触れていない。一方的な主張のみを取り上げているので、記事は偏向報道だと感じた。」と話しています。

YouTube登録者数637万人の古参YouTuberフィリップ・デフランコが、視聴者へ向けテイラーの記事を批判しています。

記事を批判され、焦ったテイラーはTwitter上で抗議の声を上げます。

テイラーとフィリップのケンカ

テイラーは複数の抗議のツイートをしていましたが、すでに削除されています。部分的にツイートを紹介します。


米INSIDER誌の記者キャット・テンバージは美容YouTuberのジェフリー・スターが暴行被害者への口止め料を払った疑惑デイヴィッド・ドブリックの友人が一般人に暴行した疑惑などを記事にしています。

テイラーのツイートに、フィリップはこのように返していました。※フィリップのツイートも削除されています。


ジェイク・ポールは、非常に悪名高いYouTuberです。

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時事ニュースを動画で扱うフィリップと、詐欺的な商法暴行に関わった疑惑があるジェイク・ポールを同じ種類のクリエイター扱いするテイラーは、YouTuberを知らないようです。

(2021年5月5日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

フィリップはずさんな取材をして、都合が悪い事実を隠した記事内容を批判しています。フィリップとテイラーのツイートを見ていたYouTuberの意見を紹介します。

YouTuberの声

キームスターの意見です。

 

YouTuberのニコラス・デオレオです。

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(2021年5月16日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
 

YouTuberのコフィズィラです。

 

YouTuberのクアトリングです。

 

YouTuberのボーブラックスです。

YouTuberのトミーです。テイラーがリツイートした「ニューヨーク・タイムズの記者はクリック数なんて気にする必要はない。そんなもの気にしているのは、YouTuberだけ。」というツイートを添付して批判しています。

以上のツイートはボーブラックスが動画にまとめています。※削除されたツイートも含みます。

いずれのYouTuberもテイラーの記事の書き方や、偏向記事を書く記者へ批判の声を上げています。斜陽の業界で、人気記事を生み出すのは至難の業かもしれませんが、テイラーが書いたミスタービーストの記事はYouTuber(とその視聴者)から批判されても仕方ないでしょう。クリックを稼ぐためとはいえ、信用を失うような内容は書くべきではありません。

テイラーはTikTokレネゲードダンスの振り付けをしたジャレイア・ハーモンさんを取材した記事は良かったのですが、YouTuberのジェイク・ポールの過去の性的暴行の疑惑を書いた記事3に新情報はほとんどなく、反響はありません。

また、テイラーは昨年から起業家がClubhouseで差別用語を言ったとツイートするも撤回し、保守系メディア(主にFOXニュース)から目をつけられて書き立てられた過去もあります。注目されるネット記者のテイラーですが、事実ではない主張をして騒動を起こすこともあるようです。

NYTの記者とYouTuberの争いは、現代のオピニオンリーダーの座を争っているようにもみえます。それぞれが暴走しないように、相互に監視する必要がありそうです。

Image: Taylor Lorenz vs. Mr. Beast

  1. テイラーの記事では「Nate Anderson(ネイト・アンダーソン)」として登場している。
  2. ターナーの動画は削除されているが、動画リンクはこちら
  3. 記事リンクはこちら。

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    (2021年5月23日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

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