2024年上半期、本サイトで取り上げた動画の総決算です。最も紹介した動画が多かったチャンネル、YouTuber、動画の長さ、もっとも紹介したツイートが多かったTwitterアカウントなどを紹介します。
2023年下半期の総決算はこちらです!
紹介した動画数は138本、97チャンネル、総再生時間は18万3148秒です。
最も紹介したチャンネルは?
本サイトで紹介した動画が最も多かったチャンネルのランキングは以下のとおりです。
第1位 10本の動画 Tea Spill
第1位はティーチャンネルの全盛期ははるか昔となる中、ひとり気を吐くTea Spillでした。紹介した動画は10本です。
第2位 5本の動画 The Young Turks
5本の動画で第2位になったのはThe Young Turks(略称TYT)です。ジェンク・ユーガー率いるニュース専門チャンネルで、革新派の立場を明確にしています。今年後半には大統領選挙が行われるので、TYTにとってはかき入れ時です。下半期には動画紹介本数がさらに増えるかもしれません。
第3位 4本の動画 CoffeezillaとCUFBOYS
4本の動画で第3位になったのはインフルエンサーの詐欺を調査報道するCoffeezillaとヒップホップ系裁判を取り上げるCUFBOYSでした。偶然ですが、どちらもウワサやSNSの炎上ではなく、もう少し本格的な事件を真面目に取り上げるチャンネルです。
暗号通貨詐欺やNFT詐欺は徐々に下火になりつつありますが、次に詐欺師が目をつけたのはAIだったようです。CoffeezillaはポンコツAIガジェットのメーカーがかつてNFT詐欺をしていたことを暴いています。
CUFBOYSはラップのリリックが証拠になり、容疑者と恋人の会話が流出する珍裁判、通称YSL RICO trialを逐一解説する動画を出しています。これまで二度記事にしてきましたが、話がややこしすぎて、続報を出せていません。日々、奇妙なことが起こり続けているようなのですが。
第5位 3本の動画 Internet TodayとPhilip DeFrancoとSomeOrdinaryGamersとpenguinz0とDo We Know Them?と11Alive
3本で第5位になったのはInternet Today、幅広いニュースを取り上げているPhilip DeFranco(フィリップ・デフランコ)、ゲーマー界を中心に調査報道しているSomeOrdinaryGamers(ムタハ)、総決算の常連となったpenguinz0(モイスト・クリティカル、またの名をチャーリー)、TikTokerの炎上を古参YouTuberが語るポッドキャストのDo We Know Them?、テレビ局の11Aliveです。
Internet Todayはリッキーとエリオットの二人組がネットのネタや社会のニュースなどについて取り上げるチャンネルです。面白ニュースが多く、安心して見られます。フィリップ・デフランコのチャンネルも同様で、毎日見るのが習慣になります。ムタハは興味深い話題を取り上げることが多いのですが、記事にして紹介しようとすると大変なことが多いのであまりできていません。Do We Know Them?は米国の30代女性二人の普通の感覚がわかる貴重なチャンネルです。
モイスト・クリティカルのサムネは相変わらずやる気が感じられないままです。
第11位 2本の動画 Channel 5 with Andrew Callaghan、Law&Crime Network、Spill Seshなど
2本で第11位になったのはアメリカ各地のヘンな人たちを取材して回るコンテンツを制作しているChannel 5 with Andrew Callaghan、YSL RICO trialを配信しているLaw&Crime Network、金の亡者としか思えない頻度で動画を出すSpill Sesh、ファッション批評のHauteLeMode、ティーチャンネル界の良心Jen Luv、コメンタリーチャンネルのAtozy、元ボディビル系、現在はオールジャンルのコメンタリーチャンネルPhilion、テレビ局のFOX 11 Los Angeles、反トランプメディアの急先鋒MeidasTouch、謎の告発をしたがウソ?だったMamaMaxです。
今期も常連が順当にランク入りした印象があります。
2024年上半期の傾向
今回も動画の長さをヒストグラムにしてみました。
動画再生時間の中央値は791秒、平均値は1327秒でした。いずれも2023年下半期と比べて大きく変化していません。最短の動画は25秒、最長の動画は1万1526秒です。
最短の動画はこちらです。
ネイマールがクルージングの宣伝をしている動画です。こちらの記事で取り上げました。
最長の動画はこちらです。
ハイチでギャングに拘束されたアラブが兄と一緒にストリームで騒動を振りかえっています。こちらの記事で取り上げました。
続いて、動画の総再生回数の分布です。
再生回数の中央値は約27.0万回、平均値は約158万回でした。再生回数の一番低い動画は48回、一番高い動画は4700万回です。
再生回数が一番低いのはこちらの動画です。
今年のスーパーボウルを振り返っている動画です。こちらの記事で取り上げました。
再生回数が一番高いのはこちらの動画です。
ホイットニー・ヒューストンはさすがです。こちらの記事で取り上げました。
Twitterは?
2024年上半期に取り上げたツイートは224個でした。
もっとも多くのツイートを取り上げたのは、キームスターのDramaAlertで10回、第2位はアダム22のnojumperで8回、第3位はbabystorme_、反トランプの急先鋒RonFilipkowski、大人気YouTuberのMrBeast、FearedBuckで6回、第7位はゲーマージャーナリストのJakeSucky、バイデン大統領の選挙対策本部のBidenHQで4回でした。
2024年下半期に向けて
2023年下半期の総決算は本サイトで取り上げやすいブームが発生することを願うと締めくくりました。果たして2024年上半期はどうなったでしょうか? あまりはっきりしたブームはありませんでしたが、カイ・セナットは躍進を続け、ミスタービーストの人気にも陰りはなく、これまで通りだったようです。ここ数年、TikTok発の瞬間的ブームは無数にありますが、永続はしない印象です。
下半期はいよいよ選挙の季節です。映像作品やアーティストも注目される新顔が続々出てきています。皆様、素敵な2024年の夏をお過ごしください。
Image:Photo by Jacqueline O’Gara on Unsplash