2021年下半期、本サイトで取り上げた動画の総決算です。最も紹介した動画が多かったチャンネル、YouTuber、動画の長さ、もっとも紹介したツイートが多かったTwitterアカウントなどを紹介します。
2021年上半期の総決算はこちらです。
紹介した動画数は334本、230チャンネル、総再生時間は38万310秒です。
最も紹介したチャンネルは?
本サイトで紹介した動画が最も多かったチャンネルのランキングは以下のとおりです。
第1位 9本の動画 ドラマアラート(DramaAlert)
下半期の第1位は炎上・ニュースを扱う老舗YouTubeチャンネルのドラマ・アラート(DramaAlert)でした。司会者のキームスター(Keemstar)が2022年前半に引退すると表明し、大きな変化が発生しそうです。
近年YouTube運営はYouTuberの炎上やケンカに注目が集まらないようにするための対策を打ち出しており、この手のチャンネルは厳しくなっていくかもしれません。
第2位 8本の動画 penguinz0(ペンギンズ0)
第2位に躍進したのはpenguinz0です。TwitchストリーマーでYouTuberのチャーリー(モイスト・クリティカル)のチャンネルです。抜群に面白い語りで時事ネタをどんどん取り上げる注目のチャンネルです。チャーリーが話題にしたので躍進したYouTuberもいます。たとえば大食いYouTuberのニコカド・アボカドもその一人です。リークされたTwitchの収入ランキングで、チャーリーが22位だったことも話題になりました。なお、本人によれば、サブスクライバー数から収入はほぼわかるのでリークされても何も新情報はないそうです。
第3位 7本の動画 SL04N(スローン)
第3位はスローン(SL04N)です。スローンは主としてYouTuberの炎上や一般ニュースで注目を浴びた人物を取り上げているチャンネルです。YouTuberがあまり炎上してくれなくなったからか、最近はハリウッド子役スター(シャーリー・テンプル、ドリュー・バリモア、ヒラリー・ダフ)の闇などにも手を出しています。同時代ネタよりも歴史発掘の方が視聴回数を稼げるのかもしれません。
第4位 6本の動画 Clevver News
ハリウッド・セレブやYouTuberのニュースを紹介している企業チャンネルクレバー・ニュース(Clevver News)が第4位となりました。映画やドキュメンタリーに進出したTikTokerのニュースといえばこのチャンネルです。
第5位 5本の動画 Optimus(オプティマス)
第5位はオプティマス(Optimus)です。彼もYouTuberの炎上ネタや時事ネタを幅広く扱うチャンネルです。2012年からゲーム動画を公開してきた古参チャンネルですが、実際は20歳前後だそうです。ゲーム動画を背景に時事ネタに意見を言うだけで、顔出しはしていません。
第6位 4本の動画
4本の動画を紹介したのは、5つのチャンネルです。YouTuberの詐欺行為(特に暗号通貨)を暴くコフィズィラ(Coffeezilla)、主として美容YouTuberの炎上を扱うティースピル(Tea Spill)とスピルプラグ(Spill Plug)、TikTokスターを追うパパラッチチャンネルのハリウッド・フィックス(The Hollywood Fix)、そしてフロリダのテレビ局FOX 13 Tampa Bay 4です。
今年はNFTアートが花盛りになり、インフルエンサーによるコイン詐欺も大流行しました。コイン詐欺を暴くためコフィズィラはムタハ(Mutahar)と二人三脚で大車輪の活躍でした。
ティースピルとスピルプラグを含むティーチャンネル(ドラマチャンネル・ゴシップチャンネル)は、美容界の大物が一様に元気をなくしたのにつられて元気がありません。
パパラッチチャンネルのハリウッド・フィックスはロックダウンが終了して少しだけ元気になってきたTikTokerの情報を日々大量に流しています。
テレビ局のチャンネルがランク入りしたのは、ギャビー・ペティトさん事件の影響です。
第10位 3本の動画
3本の動画を紹介したのは、13個のチャンネルです。
YouTubeの騒動にまつわる削除された動画を投稿しているチャンネルMarva JohnとMitchellReacts、半引退状態のライスガム(RiceGum)、お騒がせ炎上YouTuberのタナ・モジョ(Tana Mongeau)、インフォーム・オーバーロード(InformOverload)、YouTuberのウソにコメントをする動画を作っているジャマリ(JAMARI)、コロラド州に移住してしまった元大物YouTuberのシェーン・ドーソン(shane)、科学教育チャンネルのヴェリタシウム(Veritasium)、ニュース系YouTuberフィリップ・デフランコ(Philip DeFranco)、ダニー・ゴンザレスと仲がよくネタもかぶりがちなドリュー・グッデン(Drew Gooden)、YouTuberのツイートをアーカイブする動画を作っているボーブラックス(Bowblax)、トリシャ・ペイタスのウソを暴く動画シリーズを作っているミステリアス・ティー(MYSTERIOUS)、ゲーマー界隈に詳しいコメンタリーYouTuberのティップスター(Tipster)です。
2021年下半期の傾向
今回も動画の長さをヒストグラムにしてみました。
動画再生時間の中央値は615秒、平均値は1138秒でした。いずれも2021年上半期と比べるとやや上がっています。最短の動画は19秒、最長の動画は1万2871秒です。
最短の動画はこちらです。
言わずと知れたYouTube最初の動画です。動物園に行ってきたというものです。こちらの記事で取り上げました。
最長の動画はこちらです。
(2022年4月17日:削除されたYouTube動画をキャプチャ画像で置き換えました。)
こちらの記事で取り上げました。ストリーミングなので長くなっています。
100〜300秒の比較的短い動画と500〜2000秒の比較的長い動画が多く、中間の300〜500秒の動画がやや少ない二峰性の分布はやや弱まっています。
続いて、動画の総再生回数の分布です。再生回数の中央値は約31.1万回、平均値は約566万回でした。いずれも2021年上半期に比べて上がっています。2021年上半期は再生回数も動画の長さも2020年下半期に比べて下がっていたのですが、元に戻ったかもしれません。再生回数の一番低い動画は31回、一番高い動画は2.1億回です。
再生回数が一番低いのはこちらの動画です。
(2022年7月10日:削除されたYouTube動画をキャプチャ画像で置き換えました。)
こちらの記事で取り上げました。再生回数はなんとたったの31回でした。
再生回数が一番高いのはこちらの動画です。
最短動画と同じ動画ですが、間違いではありません。再生回数は堂々の2.1億回です。
動画の再生回数は対数正規分布にも見えますが、再生回数の多い動画は少なくなっています。
Twitterは?
2021年下半期に取り上げたツイートは475個でした。
もっとも多くのツイートを取り上げたのはキームスター(KEEMSTAR)で13回、第2位はムタハ(OrdinaryGamers)で9回、第3位はコフィズィラ(coffeebreak_YT)で8回、第4位はOnlyFansで荒稼ぎしているモデルのコリナ・コップ(CorinnaKopf)で7回、第5位はターキートム(zaptiee)とタナ・モジョ(tanamongeau)とニコラス・デオレオ(nicholasdeorio)とジェイク・ラッキー(JakeSucky)で6回、第9位はミスター・ビースト(MrBeast)とボーブラックス(Bowblax)で5回、第11位はデイヴ・ポートノイ(stoolpresidente)、ジャッキー・アイナ(jackieaina)、H3プロダクションズ(h3h3productions)、ヴァイラルマテリアル(ViralMaterial)、ジャスティン・ワン(JustinWhang)、ジョン・スワン(JohnSwanYT)、ヒア・フォー・ザ・ティー(HereForTheTea2)、コードデブ(CodeDebYT)、ブライス・ホール(BryceHall)、オーギーRFC(AugieRFC)の3回です。
2022年上半期に向けて
2021年上半期の総決算では、ワクチンが行き渡り、YouTuberの活動が活発化するのではないかと予想していました。この予想は外れたわけではありませんが、さほど活動が本格化しないうちにオミクロン株の世界的な流行が報道されています。2022年1月にはNetflixからハイプハウスのリアリティ番組シリーズが出ることが予定されています。TikTokスター第1世代はとても期待外れだったので、次世代に期待しています。
今年は個人的に大好きなYouTuberのデイヴィッド・ドブリックが大炎上してしまい、残念でした。このツイートの写真の車の持ち主がどなたか存じませんが、分かります。
(2022年10月9日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
いずれにせよ、日々記事を更新できたのは読者のみなさまのご声援のおかげです。ありがとうございます。2022年も幅広く興味深い動画ネタを更新していきます。よいお年をお迎えください!