2020年上半期、本サイトで取り上げた動画の総決算です。最も紹介した動画が多かったチャンネル、YouTuber、動画の長さ、もっとも紹介したツイートが多かったアカウントなどを紹介していきます。
2019年下半期の総決算はこちらです。
本サイトではYouTubeが押しているクリエイターを把握するために急上昇ランキングを週に一回、紹介しています(急上昇ランキング)。以下の動画数や平均値は急上昇ランキングを除外して算出しています。
紹介した動画数は520本、335チャンネル、総再生時間は40万1987秒です1。
最も紹介したチャンネルは?
本サイトで紹介した動画が最も多かったチャンネルは何でしょう? 順位は以下のとおりです。
第1位 13本の動画 クレバー・ニュース(Clevver News)
海外YouTuberのニュースを紹介しているチャンネルです。
第2位 9本の動画 ジェフリー・スター(Jeffree Star)とドラマアラート(DramaAlert)
同率2位で二人います。一人は美容YouTuberのジェフリー・スターです。パートナーとの破局、豪邸へお引っ越し、豪邸リフォーム、などを紹介しました。
もう一人はYouTuberのニュース・炎上騒動を扱うドラマアラートです。司会者はキームスターです。最近、キームスターはH3H3との争いのせいで大口スポンサーを失いました。女性からの評判は非常に悪いクリエイターです。
第4位 8本の動画 Tea Spillとセバスチャン・ウィリアムズ(Sebastian Williams)とカボス(Kavos)
4位は同率で三人います。一人は美容YouTuberの騒動を扱うチャンネルTea Spillです。ドラマチャンネルでは登録者数1位です。ジェフリーに不利になる内容は扱わないので、偏向気味です。
もう一人は美容界の騒動を紹介しているYouTuberセバスチャン・ウィリアムズです。手を抜かずにちゃんと調査を行い、必要であれば美容YouTuberへ直接質問をしているYouTuberです。公正に騒動を扱います。
もう一人はカボスです。YouTuberの騒動を取り上げるコメンタリーチャンネルです。クラブペンギンオンラインの運営者の告発は良い動画でした。
第7位 7本の動画 マイケル・リーヴス(Michael Reeves)、クリープショー・アート(CreepShow Art)
7位は同率で2人います。一人はYouTuberのマイケル・リーヴス。彼の面白い動画の数々を紹介しました。このチャンネルの更新頻度は高くありませんが、毎回内容に凝っているので仕方ありません。
もう一人はクリープショー・アートです。彼女はコメンタリーチャンネルです。Instagramインフルエンサーのフォロワー数水増しを暴露しています。
第9位 6本の動画 トレヴィ・モラン
YouTuberのトレヴィ・モラン(Trevi Moran)が6本。トランスジェンダーの告白動画や10年以上YouTuberをしているクリエイターで紹介しています。
第10位 5本の動画
紹介した動画が5本だったのは、インフォーム・オーバーロード(InformOverload)5本、ハリウッド・ライフ(HollywoodLife)、YouTuberデジ(Deji)、YouTuberデイヴィッド・ドブリック(David Dobrik)でした。
第14位 4本の動画
紹介した動画が4本だったのは、テック系YouTuberトレン・ブラック(Tren Black)、YouTuberのThe Four23、YouTuberのSpill Sesh、Spill、シェイン・グロスィン(ShaneGlossin)、Scarce、Liberty Hangout、ジェームズ・チャールズ(James Charles)、Entertainment Tonight、Brave Wilderness、Bowblax、アンバーリン・リード(Amber Reid)でした。
2020年上半期の傾向
今回も動画の長さをヒストグラムにしてみました。
動画再生時間の中央値は578秒、平均値は774秒でした。最短の動画は13秒、最長の動画は1万3331秒です。
最短の動画はこちらです。
こちらの記事で取り上げました。
最長の動画はこちらです。
こちらの記事で取り上げました。
急上昇の動画でもそれ以外でも、100〜300秒の比較的短い動画と400〜2000秒の比較的長い動画が多く、中間の300〜400秒の動画がやや少ない二峰性の分布になっています。これは2019年上半期と同じ傾向です。
続いて、動画の総再生回数の分布です。再生回数の中央値は43万回、平均値は約500万回でした。再生回数の一番低い動画は74回、一番高い動画は4.2億回です。今回から再生回数が丸められています。
再生回数が一番低いのはこちらの動画です。
こちらの記事で取り上げました。74回でした。
再生回数が一番高いのはこちらの動画です。
こちらの記事で取り上げました。努力が実ったようです。
急上昇入りした動画は対数正規分布的ですが、急上昇に入っていない動画は横軸を対数にとるとやや左に裾を引いた分布になっています。これは2019年下半期と同様の傾向です。
Twitterは?
2020年上半期に取り上げたツイートは997個でした。
もっとも多くのツイートを取り上げたのはキームスター(KEEMSTAR)で22回、第2位はKavosYTの20回、第3位はジョッシュ・ペスカトーレ(JoshPescatore)の17回で、ニュース系YouTuberが多くなっています。残念ながらジョッシュのTwitter元アカウントは凍結されてしまっています2。
キームスター:俺30時間も寝てないんだけど、このまま起きてドラマアラートの編集したら死ぬかな?
I haven’t slept in 30 hrs, if I stay up and make another #DramaAlert video will I die?
— KEEM ? (@KEEMSTAR) June 30, 2020
これに第4位TeaSpillYT(16回)と第5位HereForTheTea2(12回)のドラマチャンネルが続きます。美容YouTuberのジェームズ・チャールズ(10回)が第6位です。同率第7位セバスチャン・ウィリアムズ(sebas_williams)とクリープショー・アート(SM_Creepshow)とウィル(OhMyGodExposeU)とニコラス・デオレオ(Nicholas_DeOrio)(9回)もYouTuberのニュースを取り上げるアカウントです。
ドラマアラート(DramaAlert)、Tea Spill、セバスチャン・ウィリアムズ(Sebastian Williams)、カボス(Kavos)、クリープショー・アートはYouTube動画とTwitterの両方でランク入りしています。
次は記者のテイラー・ロレンズ(TaylorLorenz)が8回、YouTuberのサンダース・ケネディ(SandersKennedy_)が8回、美容YouTuberのジェフリー・スター(JeffreeStar)が8回でした。
2020年下半期に向けて
2020年上半期はYouTubeでの人気を不動にしたと思われたシェーン・ドーソンが過去の動画を掘り返され、ハリウッドの大物スミス家に非難され、炎上が大手メディアでも報道され、シェーン名義の3チャンネル非収益化のペナルティーが発表されました。…シェーンの評判が瞬く間に落ちていく様子を見て背筋が凍る思いです。
COVID-19のパンデミックが起こり、ブラック・ライブズ・マター運動が活発になり世界中でデモが起こっています。人々が鬱屈し、不安になり、不公正に怒っている時期なのでキャンセルカルチャーが激しくなりやすいのかもしれません。
今後、海外の人気YouTuberたちがどのような話題を振りまいてくれるのか楽しみにしながら、随時、本サイトで共有していきます。
ちなみに、最近は美容YouTuberの騒動に押されて影が薄いのですが、キームスターとH3H3の抗争が続いています。二人とも性格が悪いのですが、特にH3H3が「YouTubeコミュニティのためにキームスターを追いだそう!」と歯の浮くようなセリフを言っているのは受け付けません3。彼らの醜い応酬は美容YouTuberほど面白くないので紹介していません。
キームスターとH3H3の抗争がつまらないとYouTuberのGradeAUnderAが動画にしています。