炎上系YouTuberタナ・モジョを最優秀クリエイターに選定して評判が悪かったストリーミー・アワード2019。2020年は反省を生かして妥当なクリエイターに賞が授与されています。
YouTuberのナードシティはストリーミー・アワードに批判的です。
ノミネートされるために金を払わなかったすべてのクリエイターに感謝します…
? “I’d like to thank… everyone better who didn’t pay to be nominated…” ??? #streamys pic.twitter.com/4JoR7C21GH
— ?NERD CITY? (@nerdcity) July 26, 2019
ノミネートされるためにお金を払う仕組みになっているストリーミーに皮肉を言っています1。
ストリーミー・アワードは運営側にミスが多いとも指摘されています。YouTuberのガス・ジョンソンは招待メールに開催日について誤表記があったと指摘しています。
あのー、ストリーミーさん、招待していただいてありがたいのだが、毎回メールを見て開催日が間違ってるんじゃないかと思ってビビるので、頼むから正しい日付で書いてください。
hey @streamys, thanks for having me at your award show this year but if you could stop scaring the shit out of me every few days by thinking i had the date wrong that’d be great. pic.twitter.com/WiNpO1f5RW
— Gus Danger Johnson (@Gusbuckets) December 11, 2019
2020年の主要な受賞者を紹介します。
最優秀クリエイター:ミスタービースト
2020年の最優秀クリエイターをYouTube登録者数4740万人のミスタービーストが受賞しています。
ミスタービーストは2020年も大規模な企画で多くの人に賞金を配っていました。YouTubeがひいきにしている金のなる木といえばミスタービーストです。お利口さんなので政府から補助金をもらえるとなれば、ちゃんと申請しています。パンデミックで収入が下がったんでしょうか……?
ミスタービーストは毎動画トレンド入りするほどYouTubeが認めているクリエイターなので、今後も勢いを失うことなく活躍しそうです。
わーい今年はタナに負けなかったよ
Ayyy, we didn’t lose to Tana this year ?
— MrBeast (@MrBeastYT) December 13, 2020
最優秀番組:『インスタント・インフルエンサー』
美容YouTuberのジェームズ・チャールズが司会とプロデューサーを務めた番組『インスタント・インフルエンサー』が受賞しています。
受賞の様子はこちらです。
2019年の大炎上から完全に復活したジェームズです。ジェームズは美容界だけではなく、ゲーミング業界やTikTokスターとも共演していました。
最優秀ドキュメンタリー:レレ・ポンズ
動画再生アプリVineから有名になったコメディYouTuberのレレ・ポンズ。レレの生い立ちを紹介したドキュメンタリー・シリーズ『The Secret Life of Lele Pons』が受賞しています。
ドキュメンタリーの第一話はこちらです。強迫神経症であることや父親がゲイであること、ネットで嫌われる辛さをシリーズで明かしています。
急上昇クリエイター:チャーリー・ダミリオ
TikTokスターのチャーリー・ダミリオが急上昇クリエイター(Breakout Creator)を受賞しています。
チャーリーのTikTokフォロワー数は1億200万人、YouTube登録者数は867万人、Instagramのフォロワー数は3500万人です。2019年の年始には無名だったことを考えると、2020年は爆発的な勢いでフォロワー数を伸ばしていることがわかります。YouTubeでも動画を投稿すれば毎回トレンド入りしています。チャーリーもYouTubeにとって金のなる木重要なクリエイターに位置づけされているようです。
2020年には家族チャンネル『ダミリオ・ファミリー』の動画が理由で大炎上してしまいました。姉のディクシーも活躍するのは理解できますが、素人臭すぎて寒気がする両親までインフルエンサーになるのは無理があると思います。
最優秀コラボ:デイヴィッド・ドブリックとジャスティン・ビーバー
最優秀コラボ賞には、デイヴィッド・ドブリックとジャスティン・ビーバーが受賞しています。ジャスティンの新曲を宣伝するための共演でした。
受賞の様子はこちらです。
デイヴィッドは新型コロナウイルスを考慮して動画撮影を休止しています。2020年4月を最後にメインチャンネルに動画を投稿していません。
2020年を代表するような受賞結果になりました。個人的にはTikTokスターのアディソン・レイが受賞しなかったのは意外でした。
おまけ
ノミネートされるも受賞できなかったYouTuberのジェフ・ウィティック(Jeff Wittek)2がトランプ大統領のように不満を述べています。
スキャミー・アワードが大失敗したな!!
THE SCAMMY AWARDS MESSED UP BIG TIME!!
— Jeff Wittek (@jeffwittek) December 13, 2020
ストリーミー・アワードは票を数え直せ!!
RECOUNT THE VOTES!! @streamys
— Jeff Wittek (@jeffwittek) December 13, 2020
トランプ大統領と同じぐらい見込みがなさそうです。
注
- こちらの投稿でも。
I see lots of backpatting and reactions to the Streamy Scam today. Just a reminder they ask creators for money for a nomination. https://t.co/41R5J2iNcX
— ?NERD CITY? (@nerdcity) December 14, 2019
その他、ストリーミー・アワード2019年の受賞者へ不満の声はこちら。
The Streamys were literally just a big popularity contest and weren’t based off of any logic.. tana winning creator of the year is laughable when there’s creators on YouTube actually making a change in the world and doing amazing things with their platform
— positiviᵗᵉᵃ (@TeaSpillYT) December 15, 2019
- ジェフはYouTube登録者数273万人。代表的な動画はこちら。
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