FaZe Clanが新体制に CEOはFaZe Banksでメンバーはほとんどがクビ

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esportsは急成長著しいですが、他方、魑魅魍魎のうごめく世界です。華々しく株式上場するも、あっという間に暴落して話題になっていたesportsグループのフェイズ・クラン(FaZe Clan)の新CEOがフェイズ・バンクス(FaZe Banks)になりました。

運営方針を変え古参メンバーを含む大幅なメンバーの入れ替えを行っています。

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新体制

フェイズ・クランは2022年にNASDAQ市場に上場するも2023年3月には地を這う状態になっていました。売り出し価格は10ドルでしたが、最高値では20ドルに達しました。しかしすぐに下落して1ドルを割り込み、上場廃止水準になります。現在はさらに下落し0.18ドルと高値のなんと1/100に落ち込んでいます。

フェイズ・クランはその後2023年10月にゲームスクエア(Gamesquare)から17ミリオンドル（約26億円）で買収されています。ゲームスクエアは多数のesports団体を傘下に収めています。この時フェイズ・バンクスがCEOになり、テンパー(Temperrr)が会長に、エイペックス(Apex)が最高執行責任者になっています。

フェイズ・バンクスは今後の運営について「去年の今ごろ従業員は140名ほどいたが、今は30名ほどになった。最終的に10名まで絞りたい」と話しています。

フェイズ・バンクスの投稿です。古参メンバーから残った14名を列挙しています。

今回の新体制には含まれなかったストリーマーは動揺した様子で状況を説明しています。「フェイズ・クランからお金を受け取ったことは一回もないけど、私は視聴数も稼ぐしトップストリーマーだった。すごく侮辱された気分。」と話しています。

フェイズ・クランはさらに新メンバー4名（FaZe Max、FaZe Silky、FaZe Jason、FaZe Lacy）を発表しています。

合計18名で今後は活動していくようです。

ここまでの内容はItzBallistaが動画にまとめています。

FaZe Banks Starts FaZe Clan *REBOOT* By Kicking Long Term Members Reactions FaZe New Roster And More
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過去の騒動とこれから

上場後しばらくした頃、フェイズ・クランはNetflixドラマ『ストレンジャー・シングス』の俳優グレイス・ヴァン・ディーンさんを新メンバーに起用して問題になっていました。古参メンバーのフェイズ・レインが「何で素人がフェイズ・クランに入るんだ」と文句を言いケンカになったからです。

結局、レインとグレイスさんは会って話し合いをするも、グレイスさんが脱退を発表して終了しています。

今回の刷新についても何があったのか、内部上は不明です。株式上場後、金の流れが不透明だと告発が出たこともありました。それが現体制で改善されたのかはわかりません。

上場以前からFaZe Clanは火種が多いグループでした。tfueとも訴訟があり、金の流れが不透明なのはこの裁判で低下したイメージを改善させるためだったとも言われています。メンバーが仮想通貨詐欺で告発されたこともありました。

しかしこれらの問題が出てくるよりも前から、今回CEOに収まったフェイズ・バンクスも素行が悪いことで有名でした。フェイズ・バンクスも2018年頃、CS:GOスキン賭博サイトを運営していたと問題になっており、NFTも売りさばいています。他にも元交際相手からも批判されています。

フェイズ・バンクスはFaZe Clanの上場前後には精神的に打ちのめされているともSNSで言っていました。上場は失敗だとわかっていたのでしょう。ボロボロのFaZe Clanとフェイズ・バンクスですが、会社の再起をかけた運営についてはうまくやれるのでしょうか。業界の事情をよく知っており、儲け方を心得ていることだけは確かです。

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