NetflixのドキュメンタリーのJake Paulはあの炎上系YouTuberの弟 父からの虐待を告白するも嫌われ者キャラで金儲けは継続

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セレブ・エンタメ

炎上系YouTuberからボクサーになったジェイク・ポール(Jake Paul)のドキュメンタリーがNetflixで公開されています。

ジェイクは樹海事件で知られるローガン・ポールの弟で、1997年生まれ、YouTube登録者数は2040万人です。

ジェイク・ポール

ジェイク・ポール

ジェイクはコメディ動画を投稿していたインフルエンサーがボクサーに転身するまでをドキュメンタリーで明かしています。これまでジェイクは詐欺行為炎上行為が取り沙汰されてきましたが、ドキュメンタリーでは努力家のアスリートとして描かれています。

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初めて明かす内容

Vineアプリ1で兄ローガンとともに人気になったことをジェイクが振り返るところからドキュメンタリーは始まります。

子どもの頃のジェイクは1時間10ドルで芝刈りのアルバイトをしていましたが、初めて動画スポンサーがついて$200(約2万円)をもらい大金持ちの気分になったと振りかえっています。あるとき電話でスポンサーと交渉して「50万円ほしい」と提示したら、快諾されたそうです。「フォロワーが20万人で1投稿50万円もらえるなら、200万人フォロワーならいくらになるんだ?」と思ったそうです。

手応えを感じたジェイクはインフルエンサーとしての活動を本格的に始めるために2014年、高校を中退して兄のローガンと一緒にロサンゼルス移住します。ディズニーのオーディションを受け、番組に出演が決まります。

当時のジェイクの人気を父親グレッグはこのように表現しています。「通りを歩けば女の子がパンツを投げてくるくらいの人気だった。18歳で10億円($7.4ミリオン)の豪邸を買った。」

ジェイクはドキュメンタリーで「両親ともに厳しかったが、父親グレッグからは殴られて育った。」と初めて告白しています。グレッグは「そのような暴力はなかった」と反論しています。ローガンは「ジェイクは今でも当時のトラウマが残っている。父親が虐待を認めたがらないから、ジェイクとの間に溝がある」と指摘しています2

ディズニーの番組に出演しつつ、ジェイクはYouTuberとして毎日動画を投稿していました3。動画は日を追うごとに過激化していき、閑静な住宅街でバイクを乗り回す、空のプールに放り込んだマットレスに火を放つなどの迷惑行為をして大手メディアに報道されるほどになってしまいました。

報道を重く見たディズニーは、ジェイクを解雇します。

ジェイクの年収が10億円だった人気絶頂の頃、同じく大人気だった兄のローガンが樹海騒動を起こします。ジェイクは女性暴行疑惑が浮上して評判が落ち、スポンサーが離れ、破産寸前まで陥ったそうです。

そんなとき、ポール兄弟にボクシングの挑戦状を叩きつけたのがイギリスの人気YouTuberのKSIでした4

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ジェイクは「10日後には対戦の契約を交わし、11日後にはボクサーになるためのトレーニングを開始した」と振りかえっています。ここから必死でトレーニングを積んでいったそうです。ジェイクと(KSIの弟の)デジの対戦はアマチュアボクシングで最もPPVを売り上げた試合になりました。KSIはポール兄弟の苦境を救った大恩人だったのです。

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YouTuberからの反応

このドキュメンタリーは、ディズニー公認の人気インフルエンサーから一転、嫌われ者のYouTuberになったジェイクがボクサーになるまでを描いています。

このドキュメンタリーはUntoldというシリーズの一つで、多くが堕ちたアスリートを描くものです。ドキュメンタリー制作陣は不良少年の改心の物語のように描いていますが、ジェイクはそんなに立派なものでもありません。ジェイクをまともなボクサーとはいえないことは明示されています。

ドキュメンタリーが発表されたときのYouTuberの反応を紹介します。

YouTuberのモイスト・クリティカル(チャーリー)は9分間ひたすら「興味ない。こんなゴミのようなドキュメンタリーを撮るNetflixはアホなんじゃないか。」と辛辣なコメントをしています。

Nobody Cares

これまでジェイクの炎上行為を観察してきた筆者は、なぜNetflixは彼の暗号通貨詐欺について質問をしなかったのか気になります。

厳しく変化が激しいインフルエンサーの世界に留まっているポール兄弟の才能と努力は評価に値しますが、金に汚く、詐欺行為をはたらく彼らはどう考えても持ち上げることはできません。

ローガンではなくジェイクを題材に選んだのは興味深く思います。知名度で言えばローガンの方が上で、メイウェザーとも対戦したことがあるからです。

とはいえこれまでの二人の試合ぶりを見ればジェイクの方がボクサー向きなのは明らかです。少しでもアスリートらしい方を主役に据えたのなら、そこには少しだけNetflixの良心があるのかもしれません。

  1. 2017年にサービスが終了した6秒間の動画をループ再生するアプリ。
  2. ジェイクは母親とは親密で、母親もローガンよりジェイクがお気に入りのようだ。
  3. この「毎日投稿」から発生した迷曲が“It’s Everyday Bro”である。
  4. 弟のデジ(Deji)もだが、デジはしょうもない人である。
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