Jaclyn Hillがブランド廃業を発表 美容YouTuberがまた一人去ってゆく アクセサリーもアパレルも廃業へ

コスメ

美容YouTuberのジャクリン・ヒル(Jaclyn Hill)が自身が運営する3つのブランドを廃業すると発表しました。ジャクリンのYouTube登録者数は556万人、2019年にジャクリン・ヒル・コスメティックス(以下JHC)で化粧品の販売を始めていました。

ジャクリンはJHC以外にも2021年11月からアクセサリーブランドの『Jaclyn Roxanne』、2022年10月からルームウェアブランドの『KOZE』を運営してきました。

2023年8月4日に公開した動画で全ブランドの廃業を発表しています。

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疲れたジャクリン

ジャクリンは2019年に売り出したリップスティックが不衛生だったため大炎上していました。

この失敗から、『Jaclyn Roxanne』と『KOZE』で成功すれば評判を取り戻せると計画していたそうです。しかし、それぞれのブランドの商品を宣伝しているうちに疲れてしまったそうです。

I'M CLOSING MY BRANDS

ジャクリンはリップスティックの失敗についてこのように振りかえっています。

「あの騒動の収束のさせ方は今でも後悔しています。今から思えば、自分のブランドを諦めただけではなく、自分自身の可能性までもぶん投げてしまったから。美容界に戻り、しっかり責任をとり、出直せば良かったのに、当時の私は『別のビジネスで成功できれば、できる女ジャクリンだと証明できる』と思ってしまった。」

ジャクリンは「リップスティックの失敗の後、アルコール依存症になり、自分のブランドへのやる気を失ってしまった。ほとんど人任せにしてしまった。」とも正直に語っています。

3つのブランドを掛け持ちしているうちに、「どれにも全力を注げず、どれにも達成感を感じなくなった」そうです。ジャクリンは「お金儲けや名声を原動力にしている時期が、正直ありました。けれど、もうお金や名声は今の私の優先順位ではありません。」とも明かしています。

「私は経営よりも、クリエイティブなことをしている方が向いていると思う」とも話しています。今後、それぞれのブランドから新商品を売り出す予定があるものの、段階的に廃業していくつもりだと話しています。

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ジャクリンへの批判

ジャクリンは発表当時、JHCを「家族経営している」と話していました。視聴者が応援したくなるセリフですが、2023年に化粧品チェーン店『モーフィー』が実店舗を閉店し民事再生を申請したことからジャクリンのウソが暴かれています。ジャクリンはJHCのオーナーではなく、顧問としてモーフィーの親会社Forma Brandsに雇われていただけでした。

それだけではなく、ジャクリンが立ち上げたルームウェアブランド『KOZE』は、すでにカナダ人インフルエンサーのケイリン(Kalyn Nicholson)さんが使用していたブランド名でした。大物YouTuberのジャクリンが『KOZE』を商標登録したため、ケイリンさんは5年間活動していたブランドを廃業しています。ケイリンさんは「経済力と知名度ですでに負けているので、法的に争ってもジャクリンに勝てるはずがない」と話していました。

ジャクリンはこの騒動について「インフルエンサーのブランドの存在を知らずに商標登録をした。被っていたことに気付いた後、すぐにメッセージを送ったがインフルエンサーから返事はなかった」と説明していました。

この説明に、一部の視聴者は納得していないようです。「ブランド名を強引に乗っ取ったジャクリン」として少なからず批判されています。

アクセサリーブランドRoxanneについても他のブランドの商品デザインを盗んだ可能性があると指摘されています(動画)。

美容界の重鎮ケビン・ジェームズ・ベネット氏はジャクリンのブランド閉業について「情熱が失われたからではなく、利益が出なくなったから廃業するのでしょう。ジャクリンは上級詐欺師。」と批判しています。

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ジャクリンのYouTubeコメント欄には、元JHCの従業員だったと自称する人の書き込みがあり、話題になっています。この方は「Forma Brandsで雇用されJHCにたずさわり毎日110%全力で仕事をしていました。ブランドに無関心で最低限の仕事しかしていないあなたがその事実を認めたのは救われます。今後ブランドを立ち上げるなら考え直してほしいです。被害者はあなただけではありません。」と書いています。

ここまでの内容はTea Spillが紹介しています。

Jaclyn Hill DONE with her brands…(literally all of them)

ジャクリンは自身の化粧品ブランドは夢ではあったものの、他の美容インフルエンサーが次々にブランドを立ち上げているので「私もブランド持たないといけないかな」という感覚で始めたことを話しています。経営者よりも通販番組のタレントであることに才能があるジャクリンなので、スポンサーの商品を上手に視聴者に紹介する役に戻るだけなのかもしれません。

インフルエンサーは誇張をして者を売る商売ですが、行きすぎて視聴者の信用を失ってしまったジャクリンでした。

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