ビリー・アイリッシュがツアーデザインをAdobeと公募して批判された理由

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ビリー・アイリッシュが今年のツアーに先駆けてデザインコンテストをAdobeと共同で開催すると発表しました。ビリーは2022年1月26日に動画を投稿して「デザインがグッズになって販売されるチャンスだよ! みんながすごくクリエイティブなの分かってるから、ぜひ応募してね。」と話しています

大賞に選ばれれば、公式ツアーシャツに採用され、$10,000(約100万円)の賞金とAdobeクリエイティブ・クラウド1年間無料などの副賞が出ます。

わくわくするような企画です。自分の作品がツアー物販に採用される夢がかなうかもしれません。しかし、そんなに素敵な話ではないと指摘するアーティストたちがいます。彼らによれば、デザインコンテストはアーティストを搾取する口実でしかないそうです。

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参加する前に、確認

こちらの投稿で、デザインコンテストには問題があると指摘されています。

つまりデザインコンテストに参加するアーティストは無報酬の状態でデザインを考案することになります。その間のアーティストのコストは、作品が選ばれなければ補填されることがありません。これはスペックワーク(specwork, speculative work)と呼ばれています。

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(2022年3月13日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

こちらは同じ指摘をしているTikTok動画です。アーティストとして活動しているメーガンさんは「デザインコンテストは悪しき習慣で、経費削減のためにさまざまなデザイン案を入手する方法として使われている。参加者は申し込んだ時点で作品の権利を失い、採用されたアーティストが有名になった例はない。」と話しています。


たしかに規約には「各参加者は、スポンサーとビリー・アイリッシュと関連会社および指定された代理人に対して、非独占、譲渡可能、無期限、取消不能、使用料無料、無条件、全額支払済のライセンスおよび、参加者によって提供されたいかなる素材も制作、制作委託、使用、複写・複製、改変し、派生的著作物を作成する権利を、参加者の本コンテストへのエントリーその他によって認めるものとする1。」と明記されています。

数万の参加者の作品からビリーが入選作を選定するようです。多くのアーティストが考え抜いた作品をビリーと大企業が無料で手に入れるカラクリなのでしょうか。無名で経験の浅いアーティストが利用されてしまうと思うと、心配になります。

Image: Famous Entertainmet Billie Eilish | House Tour | New $2.3 Million Glendale Estate & More

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