未成年と不適切な交流をしていたと告発され、謹慎していた人気ゲーマーのコール・ミー・カーソン(CallMeCarson)1がYouTubeに帰ってきました。約8か月ぶりに動画を投稿したカーソンは、今後の活動について発表をしています。
カーソンの騒動
カーソン(当時19歳)は未成年のファン(当時17歳)2名とメッセージで性的なやりとりをしていたと2021年1月に告発されました。告発を受け、カーソンが所属していたYouTuberグループ『ランチクラブ』のメンバーは次々に声明を出し、カーソンを非難していました。
この騒動は、カーソンが未成年のファンを都合良く利用した疑惑が浮上したので、炎上しました。Twitterユーザーはカーソンを「小児■愛者だ!」と呼び批判をしていました。炎上の間カーソンはディスコードに釈明を出し、騒動は収束します。
カーソンの復帰動画
こちらが2021年8月25日に公開されたカーソンの動画です。カーソンは疲れ気味で、弱々しい印象を受けます。
1分33秒の動画でカーソンはこのように話しています。
これから1年間、ぼくの収益の100%を毎月、違う団体に寄付します。こんなことをして騒動を忘れさせるつもりだろう、と思われるかもしれません。この暗い騒動から立ち直り、ぼくはできる限り、前向きに人のためになることをしようと思います。2021年9月1日からTwitchでストリームを再開します。来月はGames for Loveに収益を全額寄付します。今後のチャリティー活動について興味がある方は、9月1日のストリームを見てください。
Games for Loveは子ども病院へ寄付するチャリティー団体です。
今後1年間の収益をすべて寄付するカーソンの発表はYouTubeのコメント欄では概ね好意的に評価されています。一部を紹介します。
一方、Twitterでは批判的なコメントがありました。
(2021年8月31日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
ファンは許し、Twitterでは怒りの声が大きくなるのはよくあることです。
カーソンの今後は
これまで未成年に対する性的な搾取で告発されるYouTuberやTikTokerは数多くいました。ジェームズ・チャールズ、アンドレ・ロペス、EDP445、レイ・ディアス、キウイズなどです。
カーソンもその一人ですが、告発された内容は暴行や直接の性行為を含まず、メッセージの交流です2。反省していると表明すればすぐに復帰することも可能だったでしょう。事実、類似の告発が複数出ているジェームズ・チャールズはYouTuberとして復帰しています3。
約8か月という謹慎期間と、今後1年間の収益の寄付は、カーソンが自分がすべきことを真摯に考えた結果だと感じます。言い訳をしないというカーソンの発言とあわせて、うわべの謝罪だけではない生真面目な印象を受けました。