人気YouTuberのデイヴィッド・ドブリック(David Dobrik)が驚きの月収を明かしました。デイヴィッドのYouTube登録者数は1450万人、2019年10月の月間再生回数は2億回以上です。
デイヴィッドの広告収益
2019年11月14日に公開されたMen’s Healthの動画です。
こちらのインタビューで、YouTubeの広告収益についてこのように話しています。
かつては月収$275,000(約3000万円)だったのに、最近は月収$2,000(約21万円)だよ!
この月収は、デイヴィッドが学生のころ老人ホームでバイトしていた額より低いそうです。
デイヴィッドの動画は毎回4分20秒です。動画が短いのは、集中して見られる時間の限界が4分20秒だと思ったからだそうです。人気YouTuberである友人たちやセレブが出演してコントやギャグ、スタントを披露する内容です。
こちらの動画には俳優のウェイン・ブレイディと歌手のチャーリー・プースが出演しています。
動画の再生回数は1300万回です。
アドポカリプス
最近は1動画あたり平均して1000万回(月間2億回)ほど再生されていますが、広告収入はピーク時の140分の1まで落ちています。その理由としてデイヴィッドがあげているのが「アドポカリプス」です。「アドポカリプス」は広告主が一斉にYouTubeへの掲載を中止した2017年の騒動を指します。
「アドポカリプス」が起こったので月間再生回数が1600万回(現在の10分の1以下)だった頃の月収約3000万円から、現在の月収約21万円まで落ちたそうです。
他にも収益が低い理由としてデイヴィッドは「音楽の使用」と「不適切な動画内容」をあげています。デイヴィッドの動画では必ずヒット曲が流れますが、これらの曲の使用料を徴収されてしまうそうです。さらに、動画には人気アダルト女優が出演したり、友人が嘔吐していたり、友人がは虫類にかまれて血が出ていたりするシーンも挿入されています。……おかげで動画は面白いのですが、広告主からの評判は良くないのです。
こちらの動画では、爆発を起こしています。真似をしないでください。
動画の予算は?
費用がかかった動画として紹介されているのが、プールにドライアイスを入れた回です。
(2021年3月28日:削除されたYouTube動画をキャプチャ画像で置き換えました。)
ドライアイスに$10,000(約100万円)かかったそうです。他にはポニーを借りて、$400(約4万円)かかったこともあるそうです。
最高額は友人のヒース・ハッサーにプレゼントしたランボルギーニです。金額は$300,000(約3300万円)。
ヒースは長年憧れていたランボルギーニを贈られ号泣しています。この動画ではゲーム会社のEAスポーツがスポンサーになっています。
動画の広告収入が激減したので、マーチ(衣料品やグッズ販売)を始めたり、ポッドキャストを始めたりYouTube以外の収入路を模索したそうです。
一生YouTuberを続けるわけにはいかないから、ビジネスを拡張したよ。
ファイナンシャル・アナリティクス会社Piper Jaffrayによると、デイヴィッド・ドブリックはカイリー・ジェンナーを押さえて「Z世代が最も好きなインフルエンサー」に選ばれています。
Influencers were just a fad they said…
?@DavidDobrik #1 US influencer according to Gen Z, beating Kylie
?@pewdiepie more name recognition than LeBron from 18 – 38 men
? 86% of young people want to be influencers https://t.co/lOtdfchKxu pic.twitter.com/dMpJjCpITg
— Ian from SeatGeek (@ianrborthwick) November 5, 2019
デイヴィッドはインタビューの最後に「人に恩返しをするためにお金を使いたい」と話しています。これまでスポンサーが付いた動画では必ず友人に新車をプレゼントしてきたので、納得です。
これからも、広告収入は低くても面白さを追求したデイヴィッドの動画に注目です!
Image: devbrath nandi, Americas Most Musical Family