家族チャンネルのエース・ファミリー(ACE Family)がまた訴訟を起こされています。
エース・ファミリーのYouTube登録者数は1900万人、父親のオースティン、母親のキャサリンと三人の子どもたちで活動しています。
エース・ファミリーはYouTubeのファミリーチャンネルの代表格です。登録者数も多く、アルゴリズムで優遇されているのでファミリーチャンネルは稼ぎもよいと言われています。
エース・ファミリーはかつては人気でしたが、収入以上の派手な暮らしをして首が回らなくなっています。
連続して訴訟を起こされる
2021年6月に主催したTikToker対YouTuberのボクシング対戦以降、エース・ファミリーは訴訟ざんまいの日々です。
ボクシング対戦に参加したインフルエンサーからファイトマネーが未払いが理由で訴えられ、イベントの出資者であるNBA選手のジェームズ・ハーデンから訴えられ、ボクシング対戦をライブ配信した会社Live X Liveからは損害賠償100億円を請求する訴訟を起こされています。
私生活では、父オースティンの相次ぐ浮気の告発に加え、自宅の建設費用を踏み倒していたため、自宅が差し押さえられています。
母キャサリンは、精神的に不安定なようでスピリチュアルに傾倒しています。キャサリンは立ち上げた化粧品ブランドの共同経営者からも訴えられています。
知り合い全員から告発され訴えられているのではないかという勢いのエース・ファミリーですが、今回は、なんとビバリーヒルズ市当局から訴えられています。
ビバリーヒルズ市の訴え
オースティンはボクシング対戦を宣伝するために、2021年5月ロデオドライブにファンを呼び集めパレードをしていました。当時の様子はパパラッチチャンネルに投稿されています(動画)。
オースティンとキャサリンはファンに囲まれながら歩いています。ファンと交流するイベントというよりは、収拾が付かなくなり無計画にさまよっている印象しかありません。とにかく騒ぎを起こすのが目的だったようで、当時エース・ファミリーが投稿したSNS動画では、「世間を騒がせてやろうぜ」と話していました。
この日、エース・ファミリーのファンが大勢集まったせいで、ロデオドライブ周辺は通行止めになり交通が麻痺していました。さらに警備のために警官が出動して、ヘリも飛び、街は混乱していたようです。
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実はこのイベントは無許可で行われていたとビバリーヒルズ市からの訴えで明らかになっています。
本来このような路上イベントをするためには市に届出を提出して許可を得るべきでした。警備や交通誘導のための人員配置が必要だからです。エース・ファミリーは届出をしていなかったのですが、それでも結果的に警官隊やヘリが出動する事態となっていました。
オースティン・マクブルームとイベントのマーケティングを担当したシュラーズ・ハサン(Sheeraz Hasan)は、ビバリーヒルズ市が負担した警官隊やヘリの費用、さらに無許可でイベントを行った制裁金など総額200,000ドル(約2200万円)以上を要求されています。
以上の内容はYouTuberのスペンサー(Spencer Cornelia)が動画にしています。
今年になってボクシングマッチが興行的にうまくいかなかったのでエース・ファミリーは経済的に困窮したと思われていますが、去年から経済的に苦しかったのではないか、と指摘されています。
差し押さえられることになった自宅がその理由の一つです。エース・ファミリー宅は超高級住宅街ではない土地に超高級住宅街の邸宅と同じぐらいの規模の家を建てているので怪しまれています1。この豪邸を建設した建設業者に何ヶ月も入金していませんでした。支払いに無理があったようです。
ボクシングマッチは経済的な行き詰まりを打破するための起死回生の策だったのかもしれませんが、大失敗に終わりました。