夏の休暇シーズンになりました! 海外インフルエンサーは少し話題の夏枯れを起こしているようですが、まだまだニュースはあります!
お金持ちの子どもを演じていたリル・テイが18歳になり、何かのデビューをして、とあるゲーマーオーグのCEOにはまたも詐欺疑惑が浮上し、業界に持ち上げられた謎のポッドキャスターが活動休止を発表しています。一挙まとめて紹介します!
リル・テイが18歳に
元問題児のインフルエンサー、リル・テイですが、無事に18歳の誕生日を迎えました。当日に、OnlyFansデビューをしています1。
成人してすぐに大人向けのコンテンツを売り始めるリル・テイを批判する声もあります。
? Am i the only one who finds this extremely weird pic.twitter.com/KHvDwUxwMN
— Mary-Anne Sadé (@maryannesadee) August 3, 2025
いろいろな意見があると思いますが、開始後3時間で1ミリオンドル(約1億5000万円)を売り上げた、と報告して喜んでいます。
not bad for 3 hours 🤩 we broke the fuck out of that onlyfans record 🥰🥰🥰 pic.twitter.com/QzLNCJrVp0
— LIL TAY (@LilTaybepoppin) August 4, 2025
リル・テイは両親の離婚のせいで不安定な幼少期を過ごし、経済的にも虐待されたと話しています。これからは、保護者の許可なく自由に活動できます。
ネットの寵児で成人後に同じような活動をしているのはダニエル・ブレゴリです。ダニエルは2021年に18歳を迎え、6時間で約1億円を稼いでいました。リル・テイはダニエルの記録を超えたようです。
複雑な気分になりますが、売る人がいて買う人がいる経済が成立しています。
俺は詐欺師じゃない!
うさんくさい経歴を持つ男といえばFaZe ClanのFaZe Banksですが、今回もまたクリプト詐欺に関わった疑惑が生じて大暴れしています。
Kickストリーマーのエイデン・ロスらと共にクリプトコインMLG Coinを売り出していましたが、急落し、Banksにラグプルの疑惑が浮上しています。バッシングを受けたFaZe BanksはFaZe ClanのCEOを辞任しSNS活動の休止を発表しています2。
エイデンのストリームに電話出演し、潔白を主張しているBanksは「俺は詐欺行為をしたことがない。俺はエイデンとダチだ。俺はダチを裏切らない。」と主張しています。視聴者は信用していないようです。Banksは「何者かが俺を引きずり下ろそうと中傷作戦をしている」とまで話しています。
これまでにCS:GOスキン賭博詐欺サイトの運営を認めているBanksですが、詐欺は一度もしたことがない…のだそうです。他にもSave the Kidsというチャリティーを謳った詐欺トークンにFaZeのメンバーが関与しています。
ここまでの内容はAtozyが動画にまとめています。
実際のところ何があったのか、真相はどうなっているのか不明ですが、エイデンが「もうこの件は終わりにして仕事に戻りたい」と最後に話したのが印象的でした。賭博を宣伝するKickでストリームをするのが仕事のエイデンです。
ボビー・アルトフ
インダストリー・プラント(業界の仕込みで売れた人)の疑惑が長らくあったポッドキャスター、ボビー・アルトフがとうとうポッドキャストを止めると発表しました。ほぼ無名なのに突然ドレイクや人気のラッパーを次々にゲストに呼んだので怪しまれたボビーでした。
Bobbi Althoff announces she’s officially ending her podcast pic.twitter.com/aG8qna9ceP
— FearBuck (@FearedBuck) July 31, 2025
アンチからは「何で無名のポッドキャストに大物スターを呼べるの?」と批判されていましたが、本人は「ポッドキャストのおかげで家を買い、車を買い、思った以上に稼げた」と満足そうです。一方で「もうちょっと人気が続くかと思ったけど、短かった」と振りかえっています。
パラソーシャルなファンを得られなかったようです。
家族YouTuberのドキュメンタリー
子どもを働かせ搾取していると批判されている家族チャンネルですが、複数の家族チャンネルを5年にわたり取材したドキュメンタリー『Born To Be Viral』が公開されています。
ユタ州在住でモルモン教徒の一家フィッシュ・ファム(YouTube登録者数477万人)、ジョージア州在住のマクルーア家(YouTube登録者数417万人)、ロシア人YouTuberのナステヤ(YouTube登録者数1億2900万人)、イーサン・ロドリゲス君(YouTubeチャンネル活動停止)が追跡調査を受けています。
なかでも胸が痛くなったのはイーサン君です。彼はインフルエンサーになりたいのですが、なかなか登録者数も再生回数も伸びません。親御さんはどうすれば人気が出るのか把握しないまま動画を投稿しているようです。子どもをその気にさせてカメラを向けて、貴重な幼少期を台無しにして不特定多数の人に晒そうとしても、チャンネルは失敗する例として紹介されています。
ドキュメンタリーでは一度人気になっても数年にわたり高い再生回数を保つのは非常に難しく、家族に亀裂が生じるようなYouTubeのトレンドを撮影してケンカになる様子も紹介されています。過去には再生回数を追求する家族チャンネルが虐待で逮捕されるケースもあります。どう子育てをして、どうお金を稼ぐかは家庭の自由ですが、これらのチャンネルの子どもたちが大人になって何を思うかが気になります3。