前代未聞の事件です。人気インフルエンサーの化粧品ビジネスが大炎上し、最初の商品発表からおよそ10日でブランドが完全消滅しました。
人気ストリーマーのヴァルクレイは化粧品ブランド『リフレクト』を発表して炎上していました(本サイト第一報)。スクリーンから出るブルーライトの影響から肌を守ると謳っていましたが、科学的な根拠が乏しいと指摘されています。
ヴァルクレイは批判を受けてストリームで釈明をしています(本サイト第二報)。『リフレクト』に開発から関わっていた、独自の研究結果を見て画期的だと思ったから発売を決めた、商品の発表時に研究内容も開示されると思っていたが当初から開示されない予定だったと知らされた、と秘話を明かしています。
炎上のさなか商品は発売されていましたが、2021年10月30日になり公式サイトで販売停止が発表されました。
ヴァルクレイのリークされたDM
販売停止の発表以前に、ヴァルクレイが『リフレクト』を開発した会社と手を切りたいと明かしているプライベートDMが流出していました。こちらのInstagram投稿2枚目の内容です。
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ヴァルクレイはこのように書いています。
- 化粧品小売チェーン店のUltaはこの事業に4億円を投資していた。この規模のビジネスでうさんくさい研究結果を出してくるとは思えなかった。
- この騒動のせいで、自分のブランドイメージに傷が付いた。
- 『リフレクト』側から「ヴァルクレイが個人的に使っている化粧品なので、みなさんもこのスバラシイ化粧品を使ってくださいね!」みたいなことを言ってほしいと要求された。そんなこと言えない。
ヴァルクレイはこの騒動以前は、問題発言もなくクリーンなイメージでファンから信用されていました。イメージを守るためヴァルクレイは一刻も早く『リフレクト』から手を切りたいようです。
公式サイトの発表
eスポーツ記者のジェイクがツイートしています。
Valkyrae’s skincare line with RFLCT is no longer available according to their website pic.twitter.com/uOOXGkx8ZA
— Jake Lucky (@JakeSucky) October 30, 2021
公式サイトから商品販売ページは消え、釈明のメッセージだけが残されています。商品発表からおよそ10日で『リフレクト』は店じまいしています。
記者のジェイコブはこのようにツイートしています。
ブルーライトを予防するなんてうさんくさいことに手を出したのが運の尽きだ。他のクリエイターもこの教訓を生かして、まともな商売をしてほしいと思う。
No one would’ve cared if Valkyrae launched her own standard cosmetic brand without any special claims.
Anti-blue light bullshit claims were the death of this brand. I hope creators everywhere take this as a lesson to further do your due diligence. https://t.co/Dhiq66kl4C
— Jacob Wolf (@JacobWolf) October 30, 2021
美容YouTuberのジェームズ・ウェルシュです。
K….can you do goop now? https://t.co/yjrawnWtOh
— James Welsh 👻 (@James_s_welsh) October 30, 2021
『グープ(Goop)』は縁故採用で1名声を得た女優のグウィネス・パルトローが立ち上げたライフスタイル・ブランドです。非科学的な商品宣伝では第一線を走っていますが、まだビジネスを続けています。
美容YouTuberのMinsookyです。
(2024年11月17日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
以上の内容はテミミが紹介しています。
テミミは『リフレクト』のクレンザーとモイスチャライザーを購入してレビューもしています。モイスチャライザーの使用感は「アルコール臭がきつく、ピリピリする。10点満点で3点。」だそうです。