YouTuberのSSスナイパーウルフ(SSSniperWolf)が離婚することになったと明らかになりました。SSスナイパーウルフの本名はリア・セレシュ(Lia Shelesh)です。
YouTube登録者数は3410万人。ゲーマーとして有名になり、最近はTikTokで話題になった動画にリアクションする手抜き動画を投稿しています。
リアは既婚者であることを隠して活動してきました。リアのチャンネルに彼氏として出演してきたエヴァン・ヤング(Evan Young、あだ名は「ソーセージ」)が実は夫だったようです。
その夫がリアを訴えました。2013年5月から婚姻関係にあった彼らは共同名義で会社「チャンネルレッド(Channel Red)」を立ち上げ、運営する複数のチャンネルの収益を折半してきました。夫はリアがチャンネルの運営権を独占しようと企んだ違反行為と妨害工作をしたと主張しています。
夫側の主張
夫婦が運営してきたチャンネルはメインチャンネルのSSSniperWolf、夫のチャンネルMisterSausageBoy、そしてリアのチャンネルLittle Liaがあります。
訴状によれば離婚申請をした2022年以降、リアは新たなチャンネルを複数作り、それらのチャンネルの収益を独り占めしようとしたそうです。さらにリアは会社名義のハードドライブやスマホを隠していたとも訴えています。夫は弁護士費用$15,000(約225万円)と懲罰的罰金などを要求しています。
さらに、ゲーマーとして有名になった頃にリアのプレイ映像として使っていたのは、実は夫のプレイ映像だったことも暴露しています。夫はゲームをプレイし、リアが言うのにふさわしいセリフを考え、編集までしていたそうです。夫の主張によれば、リアはあくまで出演しているだけで、チャンネルを運営する実質的な仕事をしていたのは夫だったそうです。
訴訟についてはこちらの動画で短くわかりやすく紹介されています。
現時点では、夫側の主張のみが報じられています。リア側の主張が出るまで真相はわかりません。
リアの問題
リアが抱えている問題は訴訟だけではありません。リアがゲームをプレイしていない疑惑は以前からありました。加えて最近のTikTokリアクション動画については手抜き、ただの垂れ流し、他人のコンテンツを盗用している、など批判が少なからずありました。
ミッドロール広告を入れられる8分以上にするために同じリアクションを編集でつなぎ合わせ水増ししているとも指摘されています。
These reaction channels are so fucking awful they reuse the same react clips in the SAME VIDEO to hit the 8min mark for mid-roll ads. Holy shit, we need a Content Cop patrolling these streets now more than ever. pic.twitter.com/Of3xMo0ymR
— The Act Man (@TheActMan_YT) August 8, 2023
夫の主張が正しいとすると、最近手抜きリアクション動画ばかりだったのは、動画の中身を作る夫がいなくなったからかもしれません。
YouTuberのjacksfilmsはリアのリアクション動画がいかに手抜きかを告発するために、JJJacksfilmsというチャンネルを作り、リアのリアクション動画にリアクションしています。
jacksfilmsはリアが予想の範囲内の面白みのないコメントしかしない、作り笑いをしている、TikTokのキャプションを読み上げているだけ、などをいじっています。jacksfilmsの執念を感じます。
隠したい過去
こちらのTehMimiの動画では、リアが夫と出会い、チャンネルが成功するまで、夫が起こした訴えの内容、リアのリアクション動画の問題まで詳しく紹介しています。
リアがSSスナイパーウルフチャンネル以前に活動していたチャンネルは「セクシーセクシースナイパー」です。このチャンネルでは他の女子ゲーマーの中傷をする行為をしていたようです。その中傷とは、「ヤリマン」「整形してる」「他人のプレイを自分のプレイだと装っている」でした。いくつかリアにも当てはまっているのが恐ろしいです。
あまりにも評判が悪いので、リアは「セクシーセクシースナイパー」チャンネルを捨て、新チャンネル「SSスナイパーウルフ」で活動をしてきました。
今となっては黒歴史過ぎるので、リアは「セクシーセクシースナイパー」は無関係の人物が運営していたと話しています。このウソも暴かれています。TehMimiの動画では、リアが批判してきたクリエイターのチャンネルを著作権クレームして消す常習犯だったとも指摘しています。
子どもたちに人気になり、リアクション動画でYouTubeトレンド入りすることも多いリアですが、今後は風向きが変わりそうです。
リアといい、ベラ・ポーチといい、アマランスといい、人気を得るため結婚を伏せていて、離婚する段になって結婚していたことが発覚するクリエイターが多いですね。