TikTokインフルエンサーやセレブのコスメブランドまでいろいろ終わったと言われています。2021年頃はTikTokインフルエンサーがラグジュアリーブランドの広告塔を務め、化粧品ブランドを立ち上げ、映画に出演し、曲を発表して大活躍でした。
セレブもインフルエンサーの波に乗るため基礎化粧品ブランドを発表していましたが、数年経って状況が変わっています。
今回はネットで終わったと言われているTikTokスターやリアリティスターの代表例を紹介します。
セレブブランドのコスメブランド終焉
セレブの基礎化粧品ブランドは、ほぼ終わったと話しているのは美容YouTuberのロバート・ウェルシュです。
セレブのブランドは立ち上げ当時は話題になっていましたが、売上げは芳しくなく人気商品もないようなブランドになっていると話しています。人気に陰りが出ているブランドの代表例としてグウェン・ステファニーのブランド『GXVE(ギブ)』、アリアナ・グランデの『r.e.m. Beauty(レム・ビューティー)』などです。
そもそもインフルエンサーブランドが終わっているのかもと話しています。
パンデミックで家にいる時間が長くなって基礎化粧品への興味が高まったのも重なって大きなブームでしたが、インフルエンサーやセレブのブランドへの興味も時代が変わって去ってしまったのかもしれません。
カイリー・ジェンナー
悪の枢軸カーダシアン=ジェンナー家のライジングスターだったはずのカイリー・ジェンナーですが、ご多分に漏れず、落ち目です。
水着ブランドからベビー用品まで売り出すも、話題になるのは品質の悪さのみです。
TikTokアカウントのビーベターはマーケティングの観点からなぜカイリー・ジェンナーのブランドは終わりつつあるのかを説明しています。
カイリー・ジェンナーの化粧品ブランドが成功したのは、カイリーのリップが大きくなった理由として「リップライナーと口紅」と答えたからです。リアリティ番組を見ていた視聴者は「カイリーの化粧品を買えば、自分の唇も大きくキレイになる」と期待します。
しかし、カイリーは後に「薄い唇にコンプレックスがあり唇にフィラーを入れていた」と告白しています。要はウソをついて化粧品を売っていたのです。
他にもカイリーはウソや誇張を駆使してブランドを維持していましたが、そのウソも次々に暴かれ、結果として信用を失い、商品が売れなくなったということのようです。
こちらのTea Spillの動画でもカイリーのブランドについて「最近大慌てでアルコール飲料、香水、化粧品、ゲームアプリの宣伝をしているけど、どれも話題になっていない。」と紹介しています。
香水や化粧品はともかく、ゲームアプリはちょっと彼女たちのこれまでのイメージから外れています。宣伝する方も宣伝する方ですが、宣伝を発注した会社が何を考えているのか(何も考えていないのか)気になります。
ダミリオ姉妹
2019年はTikTokスターの黎明期でした。その代表格がチャーリーとディクシーのダミリオ姉妹です。ファッションブランド、リアリティ番組、歌手活動など幅広く活躍していますが、最近はブランドの閉鎖、番組の終了も話題になっています。
またもTikTokアカウントのビー・ベターがダミリオ家の終焉を解説しています。
ビー・ベターは「ダミリオ家は名声を急いで換金したような印象。立ち上げたブランドに思い入れがこもっていない。」とバッサリ斬っています。
2021年に発表したアパレルブランド『Social Tourist(ソーシャルツアリスト)』は2024年3月にブランド打ち切りを発表しています。
家族で出演したリアリティ番組『ザ・ダミリオ・ファミリー』はHuluで2021年から配信されていました。人気TikTokスターの私生活や葛藤をさらけ出す点で注目を集めていましたが、シーズン3が公開された後、2024年になり続編を撮影している様子はありません。以前は放送が終了すると、ただちに次のシーズンを撮影中と発表されていたので、打ち切りなのでしょう。
ビー・ベターは「チャーリーはダンスが得意だから、ダンスシューズやダンスウェアをプロデュースすれば良かったのに」と話しています。余談ですが、ダミリオ家の終焉を解説したビー・ベターはダミリオ家からブロックされたようです。
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インフルエンサーの化粧品ビジネスが大成功したのは2019年頃でした。その後、リアーナの「フェンティ・ビューティー」やセレーナ・ゴメスの「レア・ビューティー」は人気を保っていますが、多くのセレブ・インフルエンサーブランドは人気が低迷しています。
商品の評判がいいので、売れるのも納得できます。広告だけではどうにもならないという当たり前の事実が確認されたのかもしれません。