YouTuberが教えるMCNとの交渉の仕方 利益を不当に吸い取られないための三つの秘訣

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登録者数16万7000人のYouTuberのアマンダ(Swell Entertainment)がMCNと契約するべきか?という動画を投稿しています。

i was a creator on the rise

以下の内容はこちらの動画に基づいています。

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YouTubeがオススメするクリエイターに選ばれた

アマンダは偶然にも連続して再生回数が伸びた動画があったので“creator on the rise”に選ばれたそうです。“Creator on the rise”に選ばれたチャンネルはトレンドページに挿入されたり、アルゴリズムで推奨されます。アマンダのチャンネルは2020年2月末から、4月上旬まで推奨されていたそうです。

おかげで2020年の年始に登録者数6600人だったチャンネルは、2月末には3万人まで伸びます。※執筆時、16万7000人なので、2020年に急激に登録者数を伸ばしたことがわかります。

Magnet.me unsplash

“Creator on the rise”に選出されると、あらゆるマネージメント会社やMCNから契約を申し込まれるようになりました。

MCNとは

MCNとはマルチ・チャンネル・ネットワークという意味です。多くのMCNは会社で、多数のYouTuberが所属するタレント事務所のようなものです。MCNは、所属すれば様々な広告案件が入り、グッズの販売もできて有利になるとしてYouTuberを勧誘します。

有名なMCNで2018年に倒産したディファイ・メディア(Defy Media)があります。

奴隷契約を結ばされたYouTuberたち Defy Media破産?
以前の記事(18年11月第4週YouTuberニュース 集団訴訟、ケンダル・ジェンナー登場、アカウント停止など)でYouTuberが多数所属する芸能事務所Defy Media(ディファイメディア、以下Defy)が突然業務を停止したことをお伝...

YouTuberのアンソニー・パディーヤ(元スモッシュ)、ライランド・アダムズシェーン・ドーソンの婚約者)などが所属していたMCNです。彼らは、ディファイ・メディア倒産後に、給料未払い不公平な契約を明かしていました。彼らによれば、MCNに所属するメリットは皆無だったそうです。

アマンダも「MCNの評判が悪くなった理由としてディファイ・メディアの倒産がある」と話しています。

MCNから勧誘の電話

アマンダはカスタマーサービスの電話担当をしていた経験があり、電話対応はお手の物です(ただし、ビデオ電話は苦手)。アマンダが、契約する必要があるかわからないマネージメント会社やMCNから電話があったとき、するべき交渉の秘訣を教えてくれています。

秘訣:電話の主導権を握るのはクリエイター

勧誘者の質問で「あなたのチャンネルの目標や目的を教えてください。」と質問されたら、逆に「私のチャンネルのどこが魅力で、なぜ私のチャンネルに声をかけようと思ったのですか?」と尋ね返す。これにどう答えるかで、マネージメント会社がブランド優先なのか、クリエイター優先なのか把握できるそうです。

マネージメント会社と契約しても、コンテンツを作り、チャンネルの顔を務め、視聴者の求める存在はクリエイターです。マネージメント会社はクリエイターを利用して10%、20%の収益をかすめ取っていくので、結局クリエイターが主導権を握るべきとアマンダは話しています。

秘訣:MCNの評判をリサーチしておく

アマンダは4社のMCNと電話した際、すべての会社について調べたそうです。YouTubeには多くの『このMCNとは契約するな』と題された動画が投稿されています。「デイファイ・メディアのように倒産したら、私の収益はどうなるのか?」と質問するべきと話しています。

アマンダの知り合いでMCNと契約しているクリエイターはみんな不満があるようだと話しています。知り合いの一人は、2年間の契約は知らない間に自動更新され、「あはは、契約解除したいなら3か月前(もしくは60日前)に通知しないといけないよ! もう手遅れだね!」という対応をされたそうです。

唯一、アマンダが迷ったMCNがあり、そこは「契約時のボーナスとして70万円を振り込む代わりに、MCNへ収益の30%を渡す契約」を提示をしてきたそうです。しかし長期的に考えると損なので契約はしていません(30%を現在の収益で計算するとMCNに数百万円払うことになったそう)。

秘訣:グッズの権利はどこか明白に

MCNの多くはグッズ部門があり、デザインチームや販売・生産のルートが確保されています。MCNに契約すると、オリジナルアパレルやグッズ販売をできるので有利ではあるそうです。

しかし、すべてのMCNは「もし契約を解除した場合、グッズの権利は誰が所有するのか?」という質問に答えてくれなかったそうです。臆せず質問して、契約を強引に押しつけてくる会社の話を遮り拒否することも大切だとアマンダは話しています。

アマンダは他にも男性2人がかりで「君は業界のことをわかっていないから契約が必要だ」などと見下し、高圧的な話し方をしてきた会社もあったと話しています。

社会勉強及びYouTubeのネタとして複数の会社と電話をしただけで、アマンダはマネージメント会社とは契約していません。

アマンダの動画を見たYouTuberのティファニー・ファーガソンは数年前に契約してしまった自身の痛い経験も書き込んでいます。クリエイター間で質の悪いMCNリストや、適切なレートを共有できるGoogleドキュメントを作成したいとも書いています。

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