Logan PaulがCryptoZooでNFT詐欺 告発への訴訟は撤回するも反省の色なく動物虐待まで?

YouTuberニュース

炎上系YouTuberから復活して、最近はプロレスラーやポケモンカード収集家、ポッドキャスターとして活躍しているローガン・ポール(Logan Paul)がまたも批判される事態になっています。

ローガンが2021年に売り出したNFTクリプトズー(CryptoZoo)が詐欺だった疑惑が浮上しているのです。ローガンが批判されるようになったきっかけはYouTuberのコフィズィラ(Coffeezilla)が2022年12月16日に公開した動画にあります。

コフィズィラは1年以上に及ぶ取材をして、ローガンのNFTを買い大損した被害者たちの声、クリプトズーの開発に関わった人物たちの声を三話のシリーズにまとめていました。

コフィズィラはクリプトズーの関係者たちのグループチャットの記録も入手してNFTの購入者たちから金をだまし取ろうとした証拠まで公開しています。コフィズィラの動画シリーズは瞬く間に話題になり、ローガンは詐欺師と批判されていました。ローガンの最新動画には低評価が多く付き、批判の声を押し隠すためコメント欄は閉鎖されていました。

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クリプトズー(CryptoZoo)とは?

NFTは仮想通貨の仕組みを使って画像などの所有権を売買する仕組みです。所有する画像が美術品のように値上がりすれば投資としてうまくいくと喧伝されていますが詐欺も多く、有名人も訴えられています

ローガンがクリプトズーを発表したのは2021年8月です。ローガンはクリプトズーを制作するのに半年を費やしたと宣伝していました。購入者は暗号通貨$ZOOでたまごを買い、そのたまごから特殊な動物が生まれるゲームの構想を話していました。さらに生まれた動物同士を交配して、たまごから新たな動物を産むこともできる、と宣伝していました。

ポケモンカードを収集しているローガンなので、ポケモンから着想を得たとも話しています。

こちらがクリプトズーのInstagram投稿です。

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猫の顔をしたパンダです。正直、この画像に自腹を切って所有する価値があるのかわかりません。トランプ元大統領のNFTもすぐ作れそうな画像でした。そもそも「ブランド商品の構想に半年を費やした」はインフルエンサーがよく使うウソなのは周知のことです。

予想通り、クリプトズー購入者から苦情が出ます。オリジナルだと宣伝されていた動物の写真はネット上で拾ってきた写真で、肝腎のたまごは孵らないことがあるというのです。これらの苦情もありクリプトズーの価格は暴落します。さらに動物を売買し換金できると宣伝されていましたが、それも不可能だったようです。

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コフィズィラの調査

YouTuberのコフィズィラ(Coffeezilla)は仮想通貨やNFTの詐欺を暴くYouTuberで、これまでにローガンの弟のジェイク・ポールFaZe Clanの詐欺行為について暴いてきました。

そのコフィズィラがクリプトズーの被害者たちの声を受けて2022年12月16日に公開した動画シリーズ第一話がこちらです。

Investigating Logan Paul's Biggest Scam

動画シリーズでは、クリプトズーの運営に関わっていたのがこの界隈ではよく知られた詐欺師だったこと、詐欺師たちは金を持ち逃げしてプロジェクトを終了させようとしていたこと(ラグプル)、ところがこれに気づいたローガンが彼らを出し抜き、彼らの持ち分を無効化した上で利益を独り占めした上でラグプルを画策していたこと、ローガンを信じてNFTを買った人は詐欺師同士のだましあいの中に巻き込まれたらしいことを調べていました。

被害者たちのインタビューもあり、ローガン・ポールだから信じたのに騙されたと訴え1、一人は約5000万円もだまし取られたと語っています。

2021年時点でクリプトズーに問題があるのは明らかでしたが、ローガンは何の説明もなく放置していました。

ローガンの反論

すでに削除されていますが、批判の声が高まるとローガンは反論動画を公開します。

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(2023年1月22日:削除されたYouTube動画をキャプチャ画像で置き換えました。)

動画のローガンは強気の姿勢で「コフィズィラは俺を詐欺師だと主張している。名誉毀損で訴えるから金を準備しとけ。クリプトズーで騙され、損害を被ったのは俺だ。」と話していました。よく知られた詐欺師とつるんでいたのに、自分は純粋な被害者だと主張したいようです。主張にやや無理があります。

さらに2023年1月4日のポッドキャストImpaulsive(動画)でも同じ主張をくり返します。あくまで詐欺師に騙されたのは自分だ、法的な問題だから周囲の助言もあり沈黙していたと主張しています。

反響

これらのローガンの反論には厳しい批判の声が出ています。

YouTuberのオプティマスです。

モイストクリティカルの意見です。

犯罪者を雇っておいて、騙されたと主張するローガン・ポールの気が知れません。

結果として、ますます視聴者の怒りを買い、動画の低評価率が著しく高くなります。樹海事件以来の大炎上となりました。

余談ですが、反論動画を公開する前に、ローガンは直接コフィズィラとポッドキャストの中で話し合いたいと提案していました。しかしこれは二重に卑怯です。なぜなら、自分のプラットフォームなら自分に有利に話を進められ、しかも多くの人がポッドキャストを見にくれば収入は自分のものになるからです。当然、コフィズィラは却下しています。

ローガンは反論動画を削除

ローガンはその後、反論動画にあまりにも多くの低評価が付き、旗色が悪いと判断したのか動画を削除しています。

さらにローガン批判の急先鋒コフィズィラに対する訴訟は取り下げると電話をかけたようです。一応、反省はしているのでしょうか?

ローガンの次の釈明を待って動画を出すとコフィズィラは言っています。しかしローガンは動画を出さずにおけば、コフィズィラの発言をしばらく止めておけることになるので、それが狙いかもしれません。信用はできません。

NFT界隈は詐欺師が大活躍しているようです。ローガンが詐欺師に騙されたと言っているのも、詐欺が露見すれば詐欺師は互いに騙された、本当の詐欺師はあいつだと指さしあうものなので、ウソの気配が濃厚です。

なお、「半年かけて構想した」素晴らしいクリプトズーなのにラグプルして一年も放置し続けたのと同じように、かつて飼っていたブタも捨てていたようです。本人はミニブタと言われていたのに大きくなった、騙されたと言っています。これも同様の詐欺師の言い草である疑いが濃厚です。

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(2024年1月20日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

  1. 2018年の炎上以来、問題児なのは誰でも知ってるのに、なんで。
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