MoistCr1TiKaLがSneakoいじめを宣言、Sneakoは逆にこれはいじめではないと反論する変なケンカ

YouTuberニュース

YouTubeをバンされた問題人物スニーコ(Sneako)が大物YouTuberのモイストクリティカル(MoistCr1TiKaL)と言い争いになり話題になっています。

モイストクリティカルのYouTube登録者は1250万人、スニーコはかつてはYouTube登録者数128万人でしたが現在はYouTubeを追われ、現在は政治的に過激な主張でYouTubeを追われた動画制作者が集うプラットフォームRumbleに拠点を移していますが、フォロワー数は約20万人です。圧倒的にモイストクリティカルが強い立場で、スニーコをいじめています。

それどころか、モイストクリティカルは「これはスニーコいじめだぞ!」と公言し、ファンをけしかけ、いじめに参加させています。しかし、被害者のはずのスニーコは「これはいじめではない……」と応じています。

奇妙な騒動ですが、これは引っ込みがつかなくなった過激な主張とさらし行為と恨みのせいです。

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スニーコとモイストクリティカル

スニーコは彼女が寝取られた体験を「良かった」と表現したり、女性蔑視発言をしたり、論議を呼んだNetflix映画『キューティーズ』を良い映画と評したりして注目を集めていました。女性蔑視的な発言が多いポッドキャストFreshandFitの出演者とも仲良く交流しています1

これに加えてスニーコは陰謀論的な発言をしたり、アンドリュー・テイトと似たような女性蔑視発言をくり返したりしていたので、2022年10月YouTubeをバンされました。その後は活動の拠点をRumbleに移しています。ユダヤ人差別発言をくり返して批判されたカニエ・ウェストの取り巻きのような活動もしていました。

モイストクリティカルとスニーコのけんかが始まったきっかけの一つが映画『キューティーズ』です。『キューティーズ』は2020年に配信されたNetflix映画です。子役がお尻を振るダンス(トゥワーク)をするシーンが「行きすぎた性描写だ」とアメリカでは批判されていました。YouTuberのモイストクリティカルは『キューティーズ』を「児童ポ■ノ」と断定するほど非難しています。

スニーコは『キューティーズ』を良い映画と話していたので、モイストクリティカルは「大衆とあえて逆の意見を言いたがる不気味なヤツ」と批判していました2

このほか、モイストクリティカルがポッドキャストFreshandFitに批判的だったこと、スニーコがモイストクリティカルの彼女の写真をストリーム中に出して馬鹿にしたことなどもあって、敵対的になったようです。

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スニーコとモイストクリティカルがやり合う

2023年3月になり、スニーコは自分がYouTubeをバンされキャンセルされた理由はYouTuberたちのせいであるとツイートしています。

スニーコは右派の例に漏れず、キャンセルカルチャーに批判的です。YouTubeから追放されたのはキャンセルカルチャーのせいだと主張しています。

コラージュの中にはハサン・パイカーやジェイ・オーブリー、ニック、イーサン・クラインらと一緒にモイストクリティカルの顔写真も入っています。俺をキャンセルしようとする奴らは顔でわかると言いたいのでしょうか。

モイストクリティカルは即座に反撃のツイートをしています。

キャンセルではなく、これはいじめだと主張しています。スニーコはかつて、「いじめられるのは被害者が悪い。いじめは必要だ。」ととんでもない主張をしていたことがありました。モイストクリティカルはそれを逆手にとって、スニーコいじめを正当化しています。

モイストクリティカルはさらに動画を公開して、スニーコを攻撃しています。

モイストクリティカルの動画

モイストクリティカルは『スニーコはアホだ』と題した動画を公開しています。

Sneako Is Horrible

モイストクリティカルは「お前はキャンセルされたからぐちゃぐちゃ言っているが、お前はDiscordに集っている少年たちをカウンセラー代わりにしてるだろ。」と言っています。泣き言を言って取り巻きに慰められているのはみっともないと言いたいようです。

さらに、「このクリップ見ろよ!」と銃を持ちながら挑発したスニーコの動画に、「お前が持ってるのは挿弾子(clip)ではなく弾倉(magazine)だ」と諭す場面もありました。

銃を持ち出して諭すモイストクリティカルの絵面がすごいと話題になっています。

YouTuberのウィリーのツイートです。

スニーコのピストルが蟷螂の斧に見えます。

モイストクリティカルの動画が公開された後、スニーコはエイデン・ロスのストリームに電話出演して反論をしています。エイデン・ロスもアンドリュー・テイトに傾倒してTwitchをバンされた人物です。同病相哀れむ、でしょうか。

スニーコはさらにモイストクリティカルの外見について「フェンタニル中毒のホームレスみたい」と話しています。

モイストクリティカルとケンカになったきっかけの一つがスニーコがモイストクリティカルの彼女の写真を晒して容姿を馬鹿にしたことだったのですが、徹底的に戦うつもりのようです。

余波と今後

ファンの数ではスニーコはモイストクリティカルとは比べものにならず、圧倒的に不利なようです。

モイストクリティカルは動画の中でスニーコの過去の行状を批判するウィリーマックショー(WillyMacShow)の動画を褒め、その結果ウィリーマックショーのYouTube登録者数は10万人の大台に達しました。

モイストクリティカルの影響力のほどがわかります。モイストクリティカルのファンによるスニーコへの嫌がらせも続いているようです。

スニーコは過激な言動で知られていましたが、最初から現在のような男尊女卑的な方向に振り切れた発言をしてはいなかったようです。アンドリュー・テイトが話題になった当初は、距離をとった発言をしていました。ところが、いつのまにか過度に陰謀論的・男尊女卑的な主張をするようになりました。

一部の声の大きい視聴者に引っ張られたのかもしれません。また、左派から批判を浴びるエイデン・ロスやFreshandFitとつるむ中で、仲間意識から右傾化し、過激化したのかもしれません。

過激な主張には一定の支持が集まりますが、過激な主張を喜ぶ視聴者はさらに過激な主張を、そしてもっと過激な主張を求めるようになります。

いずれ周囲には先鋭化した一部のファンしかいなくなってしまい、多くの元ファンたちは去っていきます。過激化して発言の場と影響力を失った焦りがスニーコにはありそうです。今回のモイストクリティカルとのケンカも、一時的には注目が集まるものの、長期的にはよい生き残りの戦略ではなさそうです。

モイストクリティカルも、今回は勝利するでしょうが、これは明らにいじめですから、将来批判されることもあるかもしれません。ファンを楽しませ、生き残るのは難しいことです。

Image: SNEAKO Took An L

  1. FreshandFitでは「男は浮気して当然だが、女は許されない」などと話している。
  2. 2022年11月25日の動画より。
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