トランプ・フォン(Trump Phone)が購入者に届いていない事件が発生しています。ドナルド・トランプがトランプ・モバイル(Trump Mobile)からトランプ・フォンを2025年6月に発表し予約を受け付けていました。予約するためには100ドルを払ってメールを登録する必要があります。
商品は2025年8月には出荷される予定でしたが、11月に延期され、12月になり、2026年3月には…と発表され、いまだに購入者の元に商品は届いていません。スマホ(T1 Phone)はアメリカ製を謳い文句にしていましたが、結局アメリカ製ではなくなった、とも報じられています1。そもそも生産されているのかも不明です。
トランプ・モバイルは予約販売者の利用規約を2026年4月に改定し「商品の販売が決まった場合に限り購入機会を提供する」と怪しい文言を追加しています。
名の知れた犯罪者トランプが販売するモノを買おうとする人は、お金をドブに捨てるか、寄付した方が良さそうですが、驚くべきことに60万人ほどの購入希望者がいたようです。そのなかにYouTuberのモイスト・クリティカルことチャーリーがいました。彼はこれまで『俺のトランプ・フォンはどこだ』とする動画を数本投稿しています。もちろん、最初からネタにする気まんまんだったわけです。
チャーリーの話
チャーリーはこれまで6本の動画を投稿して商品がいまだに届いていないことを報告しています。

チャーリーのYouTube動画
いつもコールセンターに電話して「いつになります?」と質問し「議会閉鎖で遅れています」や「来月末には届きます」など信用ならない回答を得ています。なんで議会閉鎖がスマホの製造に関係するのでしょう? ひどい場合には通信状態が悪いふりをして電話を切られています。
悲しい思いをしているのはネタ動画を作るために100ドルをドブに捨てたチャーリーだけではなく、トランプ支持者も苦情の動画を投稿していました。トランプ支持者は「4台のスマホを注文するもまだ音沙汰がない! エリック、ジュニアどうなってんだ!」と話しています。※残念ながら元動画は削除されたようです。
チャーリーは「予約時点でどうせ外国製の安物に高額な値段を付けて売りつける商売だろうと思っていたが、その労力さえ割いていないようだ。」と話しています。
ここまでの内容はSecular Talkが動画で紹介しています。
トランプ大学も詐欺、慈善団体も詐欺で訴えられているトランプが名を冠したモバイルを発表しても同様の形態だろうと思うのが自然です。今後もまだ騙される人がいるのかと思うと気の毒になります。
商品が届く…かも?
またトランプが詐欺をしたのかと報道された後、トランプ・モバイルは商品動画を投稿しています。しかし、この動画もAI生成のもので、中国製WingtechかLuxshareで2024年モデルだろうと指摘されています。
You didn’t design shit. This is an off the shelf rebrand of a device made by Wingtech called the Revvl 7Pro 5G and was available at T-Mobile for $0. The 7Pro has been replaced by the 8Pro because this thing is over 18 months old. And this is old stock that they bought to avoid a… https://t.co/hY7F4X1UWQ
— Chef Joe Gera 🏳️🌈🏳️⚧️🇮🇹 (@redhotnerd) May 14, 2026
うさんくさいスマホといえば、麻薬カルテルが販売していたパブロ・エスコバル・フォールドという製品がありました。パブロ・エスコバルのスマホをレビューしたYouTuberが批判され炎上していましたが、今回のトランプ・フォンは実物がないので商品レビューさえ投稿できません。
【2026年5月20日:追記】その後、チャーリーは「トランプ・モバイルを予約していた顧客の情報がリークしている」と動画にしています。
