近日中に化粧品ブランド『ペインテッド(Painted)』の商品が発売される美容YouTuberジェームズ・チャールズが女性誌『コスモポリタン』に提灯記事を書かせて話題になっています。
記事でジェームズは自身の新ブランド『ペインテッド』の宣伝をしつつ、過去の炎上を振りかえり、もうキャンセルされるのはうんざりと話しています。
が、この間の事情を見てきた人々からは、ジェームズに都合がいいことだけが書かれた不自然な記事だとみられています。
弟とは2年間絶縁
コスモポリタンの記事では、2019年の大炎上中は自らの命を絶とうと思い詰めたこと、化粧品小売りチェーン『モーフィー』との契約金のおかげでエンシノに豪邸を買い両親の住宅ローンを完済したこと、新ブランド『ペインテッド』は外部の出資金なしで自腹で立ち上げたことなどが書かれています。
不自然なことに大炎上のきっかけになった美容YouTuberタティや天敵ジェフリー・スターへの言及はありません。ジェームズの希望で記事に実名は出さない方針になったのでしょう。
「お尻のニキビを消すには？」や「恋人と最高に燃えられる旅行先は？」とかが載る『コスモポリタン』なので、誰も誠実なジャーナリズムは期待していないから問題ありませんが、不自然なのは間違いありません。新ブランドの宣伝のための記事ですから、対象読者はジェームズについてある程度は知識がある人です。そのような読者が狐につままれたような気分になる記事はいかがなものでしょう。
ジェームズが大炎上した理由の一つが、未成年者と不適切な交流をしていたことでした。記事では、不適切な交流を暴露した「未成年者」はいずれも年齢を詐称していたか、メッセージ内容をでっち上げたウソつきだったと書かれています。ジェームズはあくまで騙されてしまった被害者と言いたいようです。
記事で告発した青年に取材を依頼するも、ギャラが出ないのであれば応じないと返答があったとも書かれています。これは告発者の印象を悪くする内容ですが、詳細はわかりません。
ほかにも記事でジェームズは未成年者との不適切な交流が暴露された後の2年間、弟と絶縁状態であると明かしています。公になっていないだけで実の弟が愛想を尽かすようなもっとひどいことをジェームズはしていたのか、それともモデルとして活動している弟を守るために交流がないと発表したのか、ジェームズの意図は不明です。
記事の反響
ジェームズはマッチングアプリを利用しても出会いがないこと、相変わらず彼氏を探していることを明かしています。記事では「20歳から25歳の成功してるゲイ男性を5名挙げてみて、出てこないでしょう。だって存在しないから。」と話し、ジェームズに釣り合う相手がいないと主張しています。
この発言をいじる投稿です。
Quickly please name me 5 cuter dogs… you can’t. Because they don’t exist. pic.twitter.com/EQFgmWRHH9
— Lily Marston (@lily_marston) July 19, 2023
ロサンゼルスにいてジェームズのお眼鏡にかなう相手がいないのであれば、絶望的ですね。だからといってファンにメッセージを送るジェームズはどうかと思います。
2019年の炎上で自分は濡れ衣を着せられたとジェームズは主張したいようですが、犯罪扱いするべきかはともかく、手当たり次第にファンに声をかけていたのは事実のようです。
2023年1月にはTikTokユーザーに彼氏になるメリットとして「金儲けできる、10億円の豪邸に住める」というメッセージを送っていたことが暴露されています（本サイト記事）。ジェームズは彼氏候補になる条件に身長188センチ以上であることやアソコが大きいことをあげています。
これまでジェームズを告発した青年たちは、みなジェームズよりも明らかに容姿がよく、しかしジェームズより知名度の低い人でした。知名度と金で美青年と付き合いたいようですが、うまくいっていません。勘違いしているジェームズは、なぜ彼氏ができないのか理解できないのでしょう。
ここまでの内容はジャマリ(JAMARI)が動画にしています。
大炎上の直後はあらゆる契約が打ち切られ、表舞台に出してもらえなくなったことを明かしています。PR会社を雇い、粘り強く交渉し、事件も風化したので、少しずつジェームズにもスポンサー案件がもらえるようになってきたようです。
しかしこの不可解な『コスモポリタン』の記事を出すのがジェームズにとってメリットになるのかまったくわかりません。ジェームズを前から知っていた人からすれば書かずにごまかしたことがあまりに多すぎる記事ですし、そうでない人にとってはジェームズが何者だかわからず魅力も感じられないようにも思います。新ブランドは多難な船出になりそうです。
