保守系コメンテーターのYouTuberブレア・ホワイト(Blaire White)がデマを含む動画を投稿してきたので批判されています。
ブレア・ホワイトのYouTube登録者数は99万人です。2015年からYouTubeに動画を投稿しています。ブレアはトランスジェンダーであると公言しています。
告発者はハンター(Hunter Avallone)です。ブレアもハンターも保守系コメンテーターとして活躍してきました。「ブレアの動画にはウソやデマが多く、リサーチが毎回いいかげんだ。これ以上ウソをまき散らすのは止めてくれ。」とハンターは話しています。
以下の内容はこちらの動画を元にしています。
ウソつきブレア アスリートを批判
2020年9月27日、ブレアは『トランスのアスリート:私は女性部門で競うの、ほっといて!』と題した動画を投稿していました。
ジャネー・マリー・クロック(Janae Marie)さんはMTF1のアスリートです。
ブレアは動画で「ジャネーさんの外見が独特だけど、うふふ、それはさておき。問題は、ジャネーさんがカミングアウトしたあとに女性部門で競技していること。生まれつきの骨格や筋肉量は男性のままで女性部門で競うのはズルい。」と紹介していました。
実際は、ジャネーさんは男性部門で競技を行ってきており、今後も男性部門で活動する意向だそうです。ジャネーさんはブレアの悪意があるデマのせいで批判のコメントを受け、Instagramで釈明投稿をしています。
執筆時、ブレアは間違いを訂正しておらず、動画は公開されたままです。
ウソつきブレア ドラァグ・クイーンを批判
ブレアは2019年に、小児性愛者のドラァグ・クイーンを告発した際は別人のドラァグ・クイーンの映像を使用していました。
ツイートされたサムネには、関係ないドラァグ・クイーンの写真を使用しています。
間違いを指摘されたブレアは何十万回も動画が再生された後、ようやくサムネを変更しました。
他にもハンターは「2019年に暴行の被害に遭った女性をペ■ファイルだと非難して、女性をアカウント削除まで追い込んだ。それもウソだった。」と話しています。
ウソつきブレア 活動家を批判
ハンターによると、ブレアは『子どもに性別適合手術をするのは虐待』と題した動画を投稿しています2。動画内で「トランス活動家を名乗る人の子どもがトランスジェンダーなんて都合がよくない? そんな偶然があるのかしら。」と紹介していました3。
正しくは、活動家のデビー・ジャクソンさんは、自分の子どもがトランスジェンダーだった経験を通してトランス活動家になったと話しています。
Dispelling myths about my daughter’s transition: http://t.co/HxSdZdQKjp #transgender #transkids #LoveWins
— Debi Jackson (@the_debijackson) August 5, 2014
このように、ブレアの動画は誇張やウソが多いとハンターはまとめています。
YouTuberたちの反応
ブレアの行状は、今まで何度も一部YouTuberから指摘され、批判されてきました。
コメンタリーYouTuberのニコラス・デオレオです。
ブレア・ホワイトは、ウソばかりの過激なトランスフォビア4の動画を公開して、2週間経っても内容を修正しようとしない! 信じられねぇ!
(2020年10月15日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
YouTuberのテミミです。
アハハ 数か月前、みんなにブレア・ホワイトの「調査能力」がいかにテキトーか伝えようとしたけど、「売名行為の目立ちたがり屋」って私のこと罵倒したよね。
(2020年12月28日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
YouTuberのクリープショー・アートです。
ブレアはウソつきでわざと事実を曲解してるって言ったよね? また今回もブレア節炸裂したわけ? おかしいな。
(2020年11月22日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
ブレアはリサーチをせず、衝撃的でミスリーディングなタイトルをつけ再生回数を稼ぐことに躍起になっているようです。人々が騒ぐようにあえて事実を曲げて伝えています。間違いを指摘された後も、訂正する姿勢はありません。正義づらをして悪人を成敗しているブレアが本当の悪人だったようです。
同じような手法のYouTuberにケイトリン・ベネットがいます。
2020年10月15日、ブレアはTwitterでジャネーさんへ謝罪文を投稿しました。「中傷が目的ではなく、時間に追われた状態で制作したので誤りがあった」と言いたいようです。
(2021年2月6日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
このブレアの謝罪にもウソがあると指摘されています。
ブレアが動画に挿入してたジャネーさんのInstagram投稿には「女性部門では競技していないし、する予定もない」と明記されている…けどブレアはその部分を意図的に隠していた。これはただの間違いじゃないよ。???
(2020年10月31日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
おまけ
ジャネー・マリー・クロックさんにはYouTubeチャンネルがあります。良い動画ばかりなので、興味がある方はぜひご覧ください!
2017年にはジャネーさんのドキュメンタリー映画も公開されています。
Image: CreepShow Art
注
- 男性として生まれ育ったが自身を女性と認識している。
- ハンターは動画タイトルを“Children transitioning is child abuse”だったと話しているが、現在は変更されたか、削除されたため確認できていない。
- ブレアはそもそも子どもにホルモン療法を行うことに反対している。
I’m transgender. I felt “different” at age 3.
However, there is NO way I could understand transition and it would have been straight up ABUSE for my parents to put me on hormones before I was old enough to grasp the consequences.
Let kids be KIDS! ?️
— Blaire White (@MsBlaireWhite) February 21, 2020
- トランスフォビア(transphobia)とはトランスジェンダーを恐怖したり嫌悪したりすること。