ロシアのウクライナ侵攻への対策をYouTubeが発表 偽募金?偽の写真、トロール、AnnaLynne McCordはプーチンの母

YouTuberニュース

ロシアがウクライナへ侵攻し、情勢は日々揺れ動いています。主要国がロシアへの制裁を発表したのに足並みをそろえ、YouTubeをはじめとするプラットフォーマーも誤情報やプロパガンダの拡散への対抗を打ち出しています。YouTubeではロシアの政府系ニュースチャンネルRTが非収益化されました。

一方、セレブや一般人には不謹慎な動画を投稿する人もいます。

Celebs Posting Pure Cringe About Ukraine & Russia – News Dump
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プラットフォームの威力

YouTubeの措置についてYouTuberのニコラス・デオレオが語っています。

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(2022年4月24日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

速報で現地の情報が伝えられると同時に、誤情報やウソ情報も紛れ込んで拡散されています。専門家が検証して初めて誤情報と認定される事例もあり、流れてくる情報を鵜呑みはできません。特にTikTokには誤った情報が訂正されないまま拡散されています。

誤情報を流すメディアをプラットフォーマーが規制しつつあるのは歓迎できますが、一方で、営利企業であるYouTube社が情報を統制する役割を果たしていることには懸念もあります。

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ウクライナ軍の募金?

ロシアによる侵攻を非難しウクライナを支援する動きが広がっています。ウクライナへの軍資金として暗号通貨で$3.5ミリオン(約3.5億円)が5時間で集まったと紹介されています。

こちらは、大手サイト『Patreon』で募金が呼びかけられていました。

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(2022年3月27日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

結局、このPatreonは閉鎖されています。これが本当にウクライナを支援するためのものだったのか、何者かによるなりすましなのかは不明です。善意を悪用されないよう、注意が必要です1

クリス・チャンがウクライナのジャーナリストに?!

偽情報に注意が必要です。たとえばこちらの「ウクライナ人トランス・ジェンダーのジャーナリストがロシア警官に逮捕される様子」という投稿です。この投稿に人権活動家が「この写真はいつ撮られたのですか? これを裏付ける証拠はありますか?」とリプライしています。

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(2022年3月13日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

これはウクライナで撮影された写真ではありません。昨年、母親に暴行した疑いで逮捕されたクリス・チャンの写真です。詳しくはこちらの記事をごらんください。クリス・チャンはネットでいじられ続けてきた人物です。その写真が今度は冗談か、本気か、偽情報として流通してしまっています。面白半分のネタが国際社会に影響してしまう可能性がないとは言えません。

炎上芸人の暗躍

こちらは炎上芸人にして自称元大手IT企業社員、億万長者でモットーは「ママと同居してお金を節約しよう」のYouTuberテックリードです。ごらんの通り、「私はロシアの側に立つ」と書いたサムネの動画を投稿しています。

もちろん、過激なことを言って目立って再生回数を増やし、お小遣いをせしめる算段です(億万長者なので)。トロールの手に乗せられてはいけません。

ウォッカを捨てる人々

北米ではロシアに反対する姿勢を示すため、ウォッカを捨てるパフォーマンスがされているようです。

……もったいない。捨てた後でまた欲しくなって今度はロシア産を買ってしまったりしなければよいのですが。

アナリン・マッコード「プーチンの母でございます」

『NIP/TUCK -マイアミ整形外科医-』などに出演していた俳優のアナリン・マッコード(AnnaLynne McCord)がプーチン大統領に向け動画メッセージを投稿しました。執筆時、動画は数千万回以上再生されています。マッコード氏は「私がプーチンの母親だったら、もっと愛を注いであげたのに。私から愛されていれば、あなたはウクライナに侵攻することにはならなかったのに。もっと早く生まれたかった。」と話しています。ほぼポエムです。

マッコード氏は善意で制作したようですが、ネットでは批判と失笑の的になっています。

俳優ガル・ガドットはパンデミックが発生した2020年に仲間のセレブリティたちと『イマジン』を熱唱する動画を公開して、批判されていました。パンデミックが発生しても、ロシアがウクライナに侵攻しても、勘違いしたセレブリティがしゃしゃり出てきます。『ドント・ルック・アップ』を思い出させます。

  1. 確実な送金先としては、ウクライナ大使館がある。
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