2021年6月12日に開催されたYouTuber対TikTokerのボクシング・マッチのファイトマネーに関する続報です。イベント当日から関係者の間では主催側に不審な点があったと指摘する声がありました。イベントを主催した会社「ソーシャル・グローブズ」は当日のメインカードで戦ったYouTuberのオースティン・マクブルームがCEOを務めています。
オースティンは過去にさまざまな詐欺行為をしてファンからお金をだまし取ってきた、いわく付きの人物です。今回はファンではなく、イベントに参加したタレントを騙したのではないかと疑惑が浮上しています。
イベントのファイトマネーが未だに払われていないと、メインカードでオースティンと対戦したTikTokスターのブライス・ホール(Bryce Hall)とヴィニー・ハッカー(Vinnie Hacker)がパパラッチによる取材で明かしています。
法的措置を検討中?
こちらは2021年7月13日に公開されたブライス・ホールの取材動画です。おなじみのパパラッチ・チャンネル「ハリウッド・フィックス」の動画です。
高級ジムのドッグパウンド・ジム(Dogpound Gym)でトレーニングを終えたブライスは、記者から「ソーシャル・グローブズと連絡はとっているかい?」と聞かれ「ああ、法的な話し合いを進めているよ。近々、明らかになると思う。」と答えています。
オースティンとのファイトマネーは5億円だと宣伝されていました。ファイトマネーが払われれば「税金で50%引かれるから、残るのは2億円ちょっと。母親に家を買ってあげたいし、自分にも家を買おうかな。」と使い道を話していました。
こちらは、TikTokスターのヴィニーに取材している動画です。ヴィニーはイギリス人YouTuberのデジと対戦して、勝利していました。
パパラッチから「ボクシング・マッチの報酬は払われた?」と聞かれ、ヴィニーは「わからない」と答えています。
もともと、評判が良くなかったオースティン・マクブルームが主催したイベントなので、資金面で問題が起こっても驚きはありません。オースティンは自宅のローンや税金の滞納も発覚して、困窮しているようです。オースティンも関係者も、口を閉ざした状態なので詳細は明らかになっていません。
相次いで行われたフロイド・メイウェザー・ジュニア対ローガン・ポールはオンラインでの観戦者も多く、話題になり収益は高かったようですが、こちらは話題性で負けてしまっていたためか残念な結果になっています。
Image: Bryce Hall Suing Austin McBroom Over Missing Pay for Boxing Event