離婚を発表した家族YouTuberエースファミリー(The Ace Family)のオースティン(父)とキャサリン(母)ですが、オースティンのスナップチャットの投稿がこれまで見たことのない種類の面白さだと話題になっています。
一言で説明すると、離婚発表後、夫のオースティンは家を借りられず、キャンピングカーに住むことになったものの、ラッパーのDDGの家に居候している哀れな男になり笑われています。
また動画がヤラセ臭いと指摘され、実際に離婚するのか、再生回数稼ぎを目的にした新手のウソなのかにも注目が集まっています。
哀れな男オースティン
エースファミリーとして夫婦で活躍している間は、オースティンの度重なる不貞行為が告発されていました。本サイトでも何度も記事にしましたが、エースファミリーの引き起こす騒動はしょうもなすぎ、しかも数が多すぎ、今では筆者も記憶が曖昧になっているほどです。
そんな不道徳かつ無軌道な男オースティンですが、離婚すると発表した後、オースティンは突然「信心深く教会に通う男」になっています。
離婚して教会に通い真人間になろうとしてるんだね……と信じるほどウブな視聴者はいるのでしょうか?
風邪を引いてもいじられています。ただの風邪なのにひどく哀れっぽい様子をして注意を引こうとしています。視聴者の気を引きたいというよりも、別れた妻の気を引きたいようにも見えます。こちらの動画は風邪を引いたと主張しているオースティンを真似しているブライス・ホールの動画です。
ブライスはオースティンとボクシング対決したことがあります。
オースティンは引っ越し予定日に風邪を引いた、と投稿していました。今住んでいる家にはキャサリンと子どもたちが住み、オースティンだけよそに移ることになったようです。
引っ越し先はキャンピングカー?
その後「引っ越し先に不備があったので入居できなかった。代わりにキャンピングカーに住むことにした」とオースティンは投稿しています。オースティンは「キャサリンたちがいる家の前に駐車しておけば、様子がわかるし安心。木の間から家が見えるのが良いね」とストーカーのよう、というかストーカーそのものです。
ところが、翌日には駐車禁止の紙を受け取ってしまいます。ストーキング事件に発展しなくてよかった。オースティンはキャンピングカーを移動しなければいけません。困ったオースティンが向かった先は、ラッパーDDGの家です。DDGは2023年のディズニー映画『リトル・マーメイド』の主演を務めたハリー・ベイリーと交際中です。DDGとハリーは2024年年初に子どもを授かっています。
新生児がいる家に居候しようとするオースティンもおかしな人ですが、迎え入れたDDGとハリーのおおらかさに驚きます。おおらかすぎるので実は何も考えていないのでは、という予感がしますが、その予感は的中します。
オースティンはかなり居心地が良いようで、キッチンでラーメンを作りながら爆音で音楽をかけDDGに「赤ちゃんがいるから大きな音を出すのはやめてね」と止められたり(でもすぐにまた爆音に戻す)、入居祝いでDDGから心理サスペンス小説『ザ・パーフェクト・マリッジ』を受け取ったり(どういうチョイスだろう?)、エアマットレスのベッドで寛いだり、DDGの大事にしている高級スニーカーを勝手に履いてバスケをしたり(DDGに注意されても気にする様子なし)、のんきに過ごしています。
居候生活が気楽そうですが、一方で寂しそうな様子も見せています。
薬局の店員にいじられるオースティン
オースティンの哀れな様子は毎日スナップチャットに投稿されています。実はスナップチャットは広告収益がかなりよいことで有名で、投稿すればオースティンの収益になるので、オースティンは儲けられ、オースティンの哀れな様子を見たい視聴者はざまあみろと気分が良くなり(?)ウィン・ウィンの関係です。
しかし、実際の動画視聴者に遭遇したオースティンは非常に微妙な気分になったようです。薬局の店員にキャンピングカーに住んでいるのをいじられオースティンは落ち込んだようです。
それでもしぶとくInstagramストーリーズに「今日はびっくりしたよ! 詳細はスナップチャットで!」と宣伝投稿をしています。
ここまでの内容はTea Spillが動画にしています。
実際、オースティンとキャサリンが離婚申請を提出したかどうかは未確認なので、「実は離婚しませ〜ん」と発表しても驚きません。
哀れな姿を見せて再生回数を稼ぐのは、これまであまりなかった新手のエンターテインメントなように思われます。普通の稼ぎ方は
- 好感度を上げて視聴者に共感してもらう
- ヘイトを集めてますます嫌われる行動をして視聴者を釣る
- 人がうらやむ生活を見せびらかしてやっかみ半分の視聴者を集める
あたりですが、
- ヘイトを集めてから哀れな様子を見せて溜飲を下げさせる
は新しいのではないでしょうか。持続性のあるビジネスモデルかは疑問符がつきますが、知名度という過去の資産の生かし方としては悪くないかもしれません。一人で完結する勧善懲悪ものとも解釈できます。
オースティンは新しい稼ぎ方を見出したので、今後も話題になる限りこのキャラを演じていくのでしょう。