ネットいじめでPTSDになったと告白したジャーナリストTaylor Lorenzに冷ややかな反応が出る理由

YouTuberニュース

テック記者のテイラー・ロレンズ(Taylor Lorenz)がニュース専門チャンネルMSNBCの番組に出演して「ネットの誹謗中傷が原因でPTSDを経験した。ネットで個人攻撃の対象になるのは本当に恐ろしい」と感情を吐露して話題になっています。気の毒な話ですが、YouTuberの反応はロレンズ記者にあまり好意的ではありません。その理由を紹介します。

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ロレンズ記者の評判

ロレンズ記者は米アトランティック誌(The Atlantic)やニューヨーク・タイムズ誌(The New York Times)でインフルエンサーやYouTuberについて記事を書いてきました。人気YouTuberのミスタービーストが未成年の頃にしたツイートを掘り起こして暴露記事を書いたこともあります。

ロレンズ記者はYouTubeで最も好感度の高いクリエイターであるミスタービーストを粘着的に攻撃する記事を書いてきたので、複数の大物YouTuberが名指しでロレンズ記者を批判する騒動もありました。虚偽やミスリーディングなタイトルで釣りをする手法も批判されています。

ロレンズ記者は2021年に、芸能事務所を運営する女性から名誉毀損で訴えられています。この女性がマネジメントをしていた未成年のクリエイターたちに、Instagramアカウントが認証マークつきになる可能性をちらつかせ、暴露を迫っていたと言われています。

2021年には同業者であるジャーナリストからも、ロレンズ記者の悪事を指摘する動画を公開されています。

このように、あまり評判が良いとは言えないロレンズ記者がテレビ番組で「ネットで度重なるハラスメントを受けPTSDを発症した」と明かしても同情はされていません。

批判的な声を一部紹介します。

ロレンズ記者を訴えた女性です。この女性が運営している芸能事務所からはロレンズ記者の記事を受けてインフルエンサーが大量に離脱しています。

ここまでの内容はYouTuberのオプティマスが動画にしています。

This Journalist Has 'Severe PTSD' From Twitter

オプティマスは「たしかにネットの中傷は行きすぎてしまうことがあるので、被害に遭った人の苦しみを過小評価するつもりはない。実際に、本当に深刻な問題だと思う。だが、ロレンズ記者自身がネットで人を中傷してきた加害者でもある。Instagramコメディ・アカウントを運営していた姉妹の母親が極右の政治コメンテーターでイスラム教嫌いで有名なパメラ・ゲラー(Pamela Geller)だったと暴露したのはロレンズ記者だ。パメラ・ゲラーは当時テロの攻撃対象にされていたが、無関係の娘たちの命まで危険にさらしたことになる。」とロレンズ記者のこれまでの行状を指摘しています。

ロレンズ記者はPTSDのせいでtrichotillomania(抜毛症)とdermatillomania(皮膚むしり症)を発症したとも発表していました。本人のストレスは相当なものだと思われます。しかし、彼女の記事のせいで、彼女と同じ、あるいはそれ以上のストレスを受けた人も相当数いるようです。

これほどの告白をしても、同情を得られないのは彼女のこれまでの行いのせいなのかもしれません。

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