自宅の地下にシェルターを作るため、地下を掘り続けた女が話題になっています。TikTokアカウント@engineer.everythingのカーラは2022年の年末からシェルター作りを始め、その経過をTikTokに投稿しています。
カーラのTikTokフォロワー数は54万人です。カーラは英語圏のメディアではtunnel girl(トンネル女)と呼ばれています。
バージニア州で地下シェルター作り
バージニア州在住のカーラは災害時に避難するための地下シェルターを自分で作っています。地下を掘り、セメントを流し込み、9メートルのトンネルを掘っています。鉄筋を格子状に編んで壁を作っています。
視聴者はカーラの進捗状況を興味津々で見守っていたようです。化粧をしてキレイな服装で作業をするカーラに「素敵だね」とコメントをする視聴者もいます。
建設を始めて1年以上経過していますが、なんとカーラは市の許可を得ずに地下を掘っていたそうです。今回、許可が下りるまで作業を停止する命令が出てしまいました。カーラが滑舌が悪く、下手な演技で状況を説明している動画を投稿しています。
バージニア州の建築基準法に違反している可能性があるため、審査が必要と判断されたそうです。カーラの動画を見ていた視聴者からは下水管を損傷させていないか、本当に彼女の敷地内で作業をしているのか、地下水が出てきているが地盤に悪影響はないのか、など少なからず疑問の声が出ていました。近隣住民の安全を考えれば審査が必要なのは当然ですね。
カーラを批判できるのは近隣住民ですが、カーラの近隣住民のほとんどは移民一世で英語を話せない人が多いそうです。もし、カーラについての苦情を申し入れれば、逆に移民局の捜査が入る可能性があるのでこわくてカーラの建設に苦情を入れられないそうです。
カーラが近隣住民の事情をわかった上で無許可で地下シェルターを建設しているのは、人種差別的な要素があるからではないかと指摘されています。ここまでの内容はDo We Know Themの動画で紹介されています。
Do We Know Themでは、「近隣住民が法的に対策をできない、望まない、目立ちたくないという事情があるので、私たちもこれ以上カーラのTikTok動画について話題にはしません」と事情を説明しています。
法的立場の怪しい移民が事を荒立てたがらないので、違法の可能性が高いシェルター作りがまかり通っています。カーラには差別的な意図があるかもしれませんが、移民たちのことを考えると差別に反対する人たちもカーラを止められなくなってしまっています。不法移民を搾取する構造ができあがっているようです。
今後、建設許可が下りるのかは不明ですが、違法な可能性が高そうです。一方、カーラのファンからは「自宅の敷地を掘る自由くらいあってもいいだろう。行政は介入しすぎだ」という意見があるようです。
地下を掘れば大量の土や岩が出てきますが、その土や岩はどこに処理しているのかも気になります。
地下を掘りたがる富豪たち
カーラは災害対策で地下シェルターを建設していますが、富豪たちも着々と地下シェルターを作っているようです。マーク・ザッカーバーグはハワイの敷地に巨大シェルターを建設していると話題になっています。
陰謀論界隈では、「富豪たちが地下シェルターを建設しているのは戦争が激化したり、環境破壊が進んだりした場合に備えているから」と結論付けています。
もともとアメリカではプレッパーや自給自足で生活する人々がいるので、地下シェルター建設もこの思想に近いものなのでしょう。彼らが期待しているようなこの世の終わりや脅威が存在するのか、そもそも起こり得るのかは不明ですが、備えあれば憂いなしなのでしょう。
カーラが必要かどうか怪しいトンネルを作りたがるのも、行政の許可などいらないという声が出るのも、近隣住民が事を荒立てたがらないのも、彼らのためを思って彼らを危険なままにしておくのも、すべてアメリカらしい事件です。