Netflixで炎上系YouTuberのジェイク・ポール対ボクシング界の生ける伝説マイク・タイソンのボクシングマッチが生配信されていました。配信は現地時間2024年11月15日(日本時間11月16日)にAT&Tスタジアムで行われ、6000万人がライブ視聴をしたと報じられています。
予想以上の視聴者がいたためか生配信の映像は乱れ、視聴者からはクレームが入っています。加えてマイク・タイソンの恥ずかしい部分が露出していたことが試合の勝敗以上にネットで話題になっていました。
そもそも炎上系、詐欺師系の活動で悪名高いジェイクなので、彼が殴られるのを見たい、彼が負ける姿を見たいと大方の視聴者は思っていたようです。今回の茶番のような結果を受けバースツール・スポーツの創業者デイブ・ポートノイは独自の意見をTikTokに投稿しています。
ジェイク・ポール勝利
Netflixは生配信を大々的に宣伝していましたが、大量のトラフィックを捌くことができず、映像が乱れていました。※投稿はアニメの『スポンジ・ボブ』です。
The Netflix livestream 😭🤦🏽♂️ pic.twitter.com/tengUFXePL
— vids that go hard (@vidsthatgohard) November 16, 2024
試合はジェイクが勝利しました。前半はマイク・タイソンが優勢な印象がありましたが、ラウンドを重ねるにつれスタミナの差が露見しています。伝説的なボクサーですが、加齢にはあらがえません。ネットからは「老人虐待だ」との意見が出ていました。
試合の結果についてのコメントよりも、マイク・タイソンが試合前のインタビューでお尻を丸出しにしていたことに注目する人が多くいました。
this all i gotta say https://t.co/X3TlWulsNV pic.twitter.com/X8cOoSyUSq
— hasanabi (@hasanthehun) November 16, 2024
YouTuberのウンパビルのコメントです。
Mike Tyson is old this is sad nice ass though
— caleb (@oompaville) November 16, 2024
58歳のマイク・タイソンに勝ったジェイク(27歳)は虚しくないのでしょうか。今回の試合でジェイクは40ミリオンドル(約62億円)、マイク・タイソンは20ミリオンドル(約31億円)のファイトマネーを受け取っています。最終的に負けたのは雑な配信を見せられたライブ視聴者だけのようです。
この状況にデイブ・ポートノイが私見を述べています。
デイブの意見
デイブは「俺の予想通りの結果になった。ジェイクの勝利に大金を賭けるべきだったな。あの試合で62億円とは世紀の詐欺事件だと思うが、ポール兄弟はマーケティングが上手い。あれ以上のものを期待していた人には残念な知らせだが、俺はこうなるとわかってたぞ。」と話しています。
マイク・タイソンは1985年に最初のプロ試合をして、50勝7敗の戦績です。一方、ジェイクは引退したMMAファイターやYouTuberを相手に2018年から試合を重ね戦績は11勝1敗です。
ここまでの内容はオプティマスが動画にしています。
オプティマスは「ボクシング界の恥であり、金の亡者が欲に身を任せて企画した試合。それだけではなく、史上最悪のつまらない試合だった」と酷評しています。
ジェイクの兄であるローガン・ポールは2021年にメイウェザーとエキシビション・マッチをしています。
YouTuberでは家族YouTuberのオースティン・マクブルームがYouTuber対TikTokerのボクシング企画を主催するも、ファイトマネーの未払いで参加者から訴訟を起こされています。
YouTuberのアイダブズは人気クリエイターが参加するチャリティーボクシング大会を主催して約1億6000万円の収益を得ていました。
成功する企画もありましたが、多くは話題性だけでファンを食い物にする結果になっています。今回のジェイク・ポール対マイク・タイソンについても、期待をして、まだ裏切られる人がいるのは不思議です。Netflixは生配信に力を入れたいようですが、以前にLove is Blindの生配信も失敗に終わり、今回も失敗して、及第点とはいえません。