トランプ元大統領起訴 トイレの機密文書でコラ発生 マイアミに来たMAGAラッパーとO. J. シンプソンの見解

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ドナルド・トランプ元大統領が連邦法違反で起訴されました。フロリダ州の自宅マール・ア・ラーゴに大量の段ボールに入った機密文書を隠し持っていたなどの容疑です。

ずさんな機密文書の保管法が明らかになるとネット上ではミームが投稿されています。

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機密文書ですが……

特に話題になっていたのは、マール・ア・ラーゴのトイレに機密文書の入った箱が山積みになっていた写真です。

共和党のケビン・マッカーシー下院議長は記者からの「トイレに機密文書入りの箱が保管されていたことについてどう思われますか?」と聞かれ、「わかりません。ひんぱんに開閉するガレージに置かれているのはどうでしょうか? トイレには鍵がかかりますから。」と答えています。

うまい切り返しをしたと本人は思っているのでしょうか。そもそも機密文書はガレージやトイレに保管するべきものではないので変な答えです。トイレに鍵がかかるのは内側からだけなのでは?というツッコミが多数入っていました。

トイレに保管されていたおかげで、プーチンや金正恩、サウジラアビアのサルマン国王が機密を自由に見ていたのではないか、ということでコラが発生しました。

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(2023年7月2日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

逆に、もし米国と敵対する国の情報機関がマール・ア・ラーゴに機密文書があることを突き止めて襲撃できなかったなら無能だから国民に税金を返さないといけないのでは、というジョークもありました。

起訴内容が事実であれば、これは元大統領による明らかな犯罪です。ところが、親トランプ的なFOXニュースは「政敵の逮捕を受け、ホワイトハウスでは独裁者になりたい男が演説」とテロップを出しています。

この件に関してバイデン大統領に非難される筋合いはないはずなので、おかしなテロップです。FOXは「裁判所にメラニア夫人が来た!」と速報したところ、誤報だったという失態も犯しています。

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集まる人々

マール・ア・ラーゴがあるフロリダ州で取材をしていた記者はトランプ元大統領の熱狂的支持者の話を聞いています。トランプ元大統領を翼賛するラップ文化『MAGAラッパー』の代表フォジアト・ブロウ(Forgiato Blow)です。

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(2024年2月11日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)

『MAGAラッパー』は2020年の選挙結果は不正で真の大統領はドナルド・トランプであると主張しています。反LGBTQでもあり、最近は6月のプライド月間でレインボーの商品を販売していたターゲットへの不買運動を呼びかけていました。

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(2024年8月5日:削除されたYouTube動画をキャプチャ画像で置き換えました。)

こちらのトランプ支持者は「真実を話し、結果を出し、アメリカを団結させ、言行一致した愛国者だからトランプを支持している」と話しています。

……本当にそうなのでしょうか?

トランプ元大統領に抗議をする人もいました。マイアミ裁判所を出てきたトランプ元大統領が乗った車両の前に囚人服を着た抗議者ドミニク氏が飛び出してきました(ツイート)。

ドミニク氏は「トランプは詐欺師で、刑務所にぶち込まれるべきだ。支持者たちはカルトに洗脳されているようなものだ。」と取材で話していました。

Man in prison outfit ARRESTED as Trump motorcade leaves federal courthouse in Miami after hearing

有名人たちのコメント

法律の専門家から、自称専門家の素人まで、この起訴について議論しています。そんな中、裁判で注目されたセレブ元容疑者の先輩格としてO. J. シンプソンがトランプ元大統領にありがたいアドバイスをしています!

O. J. シンプソンの話は要するに「起訴内容について公に話さない方がいいよ」だそうです。トランプ元大統領はこうアドバイスされても、公に話し続けるでしょうが。

一方、Netflixのドキュメンタリー番組で注目を集めたタイガー・キングことジョー・エキゾチックは収監中ですが、大統領戦に立候補すると表明しています。トランプ元大統領もジョーと同様、収監されつつ大統領戦に出る羽目になる可能性もありますが、ジョーは仮に自分が大統領になったとしても、トランプ元大統領に恩赦は与えないと表明しています。理由は、「トランプはオレを恩赦してくれなかったから」だそうです。

トランプ元大統領が機密文書を持ち出していたことが明らかになって以来、クリントン元国務長官、ペンス元副大統領、バイデン大統領なども機密文書を持ち出していたことが報道されています。

今回起訴されたのはトランプ元大統領だけなので、扱いが不平等だと指摘する声もありますが、こちらのツイートではそうではないことが説明されています。

というのも、トランプ元大統領が返却した機密文書は起訴の理由とされていないからです。

トランプ元大統領以外は、機密文書が手元にあることが判明するや直ちに返却していました。トランプ元大統領が起訴されたのは機密文書を返せと言われても一部を返さなかったからです。ツイートの続きでは、全部返していたら起訴されなかっただろうと述べられています。

法律の専門家の間では今回の起訴内容は非常に強く、弁護は難しいだろうという見解が大半のようです。

特にこれまでも弁護士を雇ってはクビにするのを繰り返してきたので、トランプ元大統領は弁護士を見つけるのに苦労するでしょう。

トランプ元大統領は起訴され、保釈され、共和党の大統領候補者に指名され、暴動をあおるだろう、という予測もされています。

今回集まったトランプ支持者は小規模で、2021年1月6日の米議事堂襲撃事件の再来とはなっていません。しかし、今後状況がどのように展開するのかは不透明です。

Image: Puppet Frederick Belvedere using bathroom at Mar a Lago

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