Melaniaの初上映は記者しかいない レビューは不自然に高評価 賄賂説が濃厚

セレブ・エンタメ

米大統領夫人の密着ドキュメンタリー映画『Melania』が公開され、各地でレビューが投稿されています。映画批評家からは軒並み低評価ですが、ロッテントマトでは一般視聴者から不自然な高評価を得ています。

Amazonが40ミリオンドルで制作し、監督は2017年に複数の女性からセクハラを告発されイスラエルに逃げたブレット・ラトナーです。

内容として新情報は何もなく、つまらない、ウソばかり、なぜ存在しているのか不明、といったメラニアの人格そのままを反映しているようです。

映画は事前に批評家に公開していなかったせいもあり、ある劇場にいた客はほとんどジャーナリストだったという声も投稿されています。辛口な評価をされている映画ですが、メラニア本人はまったく意に介していないようです。すでに大金を得ているので、評価などどうでも良いのでしょう。

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ジャーナリストばかり

こちらの投稿では「劇場に行ったところ、2人の記者から『あなたも記者ですか』と質問された。観客から記者ではない人を探そうとしていたみたい。見つけられたのか不明。」とあります。投稿者はもちろん記者です。

こちらも「公開初日に劇場にいたのは記者ばかりだ。記者同士が互いに取材している。」と投稿しています。

これは何のための映画なのでしょう……?

アトランティック誌は『メラニア』視聴は「ホラー体験」だったと評しています。

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不自然な一般人のレビュー

『メラニア』のロッテントマトのレビューには批評家からは一桁パーセントという低評価、一般人からは99%の高評価という極端な結果になっています。

低評価のレビューには「前の方の席が埋まっていたが上映開始後も人は現れなかった。観客の水増し? 演出があり、下手な演技でちっとも日常を垣間見る感じではない。『ボトックスの提供でお送りしています』と表示がなかったのは驚き。」と辛辣です。

ロッテントマト低評価

ロッテントマト低評価

こちらは高評価の例ですが、映画の内容よりも「メラニア万歳!」のようなコメントが目立ちます。

ロッテントマト評価

ロッテントマト評価

メラニアがそんなに好かれていたとは驚きです。高評価の書き込みのアカウントはどれもデフォルトのアイコンです。明らかにボットですがメラニアのどこが良いのかボットに質問したいです。

こちらは教会に通う夫人たちがメラニアが就任式に着用していたドレス(に似たもの)を着て劇場に足を運んだとする投稿です。

貴重な時間を無駄にしても、メラニアとトランプへの忠誠心を誇示したかったようです。

ここまでの内容はインターネット・トゥデイが紹介しています。

Melania: The Triumph Of The Wife – Weekly Weird News

気にしないメラニア

就任式のドレスについては、黒塗りされたエプスタイン文書のようだと揶揄されています。

ひどい評価の映画ですが、ドキュメンタリー映画としては興行収入が記録的だとメラニアは投稿しています。

エプスタイン文書が新たに300万ページ公開された時期ですが、メラニアもトランプも気にしていないようです。狂信的な支持者にはどのような事実も効果がないので、支持者は喜んでいるのかもしれません。ただ、一方で「保守派に聞く」という掲示板でも大半の人は「この映画に興味なし」と回答しているので、歓迎している人は少数派かもしれません。

The Guardian紙の記事

The Guardian紙が興味深い記事を出していたので紹介します。

この記事はイギリスでの取材に基づくものですが、米国と同じでほとんど席は埋まっていなかったようです。記者の赴いた劇場では向こう1週間でまだ6席しか埋まっておらず、2週間後に公開される『嵐が丘』がすでに59席売れているのと対照的だったといいます。またある劇場ではある回に4席しかチケットは売れていませんでしたが、劇場にやってきたのは2人だけで、取材に答えた1人は「トランプは完全に頭がおかしい」「メラニアという人物について知るため来た」と語るような人物でした。この記事でも記者ばかりが集まった劇場もあったと書かれています。

公開最初の週末に米国で$5M(約7億円)の売り上げがあったとされていますが、全世界公開でペイするためには$100Mぐらいの興行収入になる必要があり、ほど遠いようです。記事では配給元のAmazonが映画館に金を払って上映させる契約になっているのではないかと推測されています。映画館は場所代としてAmazonから入場者数によらず定額を受け取り、チケット収入は全額Amazonのものになります。映画が人気になればAmazonは儲かりますが、それが目的ではなく、不人気な映画を映画館に上映させ続けるための手段なのでしょう。要は、この映画はAmazonのCEOジェフ・ベゾスが大統領夫妻の歓心を買うための賄賂です。

記事では記者が取材に行った映画館について、一週間でAmazonは映画館に約4000英ポンドを払ってシアターを借り、チケットの売り上げ100英ポンドちょっと得ているから大損だと試算しています。さらに記事では、「タダで『Melania』が観られるよ! しかも最後まで劇場にいたら$50もつけるよ!」という広告が出ていたという話も紹介されています。賄賂のためなら、どれだけ損してもいいし、いい映画が上映される機会を奪ってもかまわないとベゾスは思っているようです。

ジェフ・ベゾスがトランプに賄賂を渡すために映画を制作するのは百歩譲ってよいとしても、映画を公開して一般人を巻き込むとは迷惑ですね。

余談ですが、トランプの浮気相手ストーミー・ダニエルズ(ポルノ女優、メラニアの出産直後に浮気)の映画の方がロッテントマトでは高評価になっています。

つまらない映画を人気なように装ってもむなしいだけ、というのがまともな感覚だと思います。大統領夫妻はまともでない人たちで、まともでないからあそこまでやっているのだ、という印象が強まります。

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