COVID-19がパンデミックになっています。劇場や飲食店は閉店し、人々は自宅隔離を強いられています。そのような緊迫した状況下、面白い勘違いをしてしまったセレブの話を紹介します。
イタリアの歌声
イタリアでは国全体で移動が制限され、人々は自宅隔離を強いられています。気がふさぎがちななか各地で人々が歌を歌い、励まし合う様子が報道されています。イギリスの新聞The Guardianの動画です。
Andrea Sanninoの“Abbracciame”やイタリア国歌を歌っています。最後は中国からの励ましの声です。
こちらの動画でもイタリア国歌を合唱する様子や、『トゥーランドット』の“Nessun Dorma”(「誰も寝てはならぬ」)を歌う様子が紹介されています。“Nessun Dorma”を歌っているのはMaurizio Marchiniさんです。
歌手のケイティ・ペリーが映像をツイートします。イタリアの人々がケイティの曲“Roar”を大合唱しています。
人々の魂は決して屈しない。みんなで乗り越えましょう。
You cannot break the human spirit. We are one in this. ♥️?? https://t.co/XOa0rTVNwB
— KATY PERRY (@katyperry) March 14, 2020
※ケイティの元ツイートは削除されました。
(2020年6月6日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
感動的なツイートですが、ネットカルチャーを専門に記事を書いているテイラー・ロレンズ氏が事実を指摘しています。
ああもうセレブって騙されやすいな。これはミームですよ。彼らはあなたの歌を歌っていません。
(2021年1月31日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
これが元動画です。これはイタリアの人々の映像に面白い曲を当てるってミームやネタです。セレブがネットにかじりついてないのはわかるけど、これは知っててよ。
(2021年1月31日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
ロレンズ氏は冷ややかに指摘しています。確かにこれはThe Guardianの動画と同じ映像です。しかし生けるレジェンド・マドンナもミームだと気付かずにツイートしています。
さぁみんなで立ち上がろう、世界中の人々よ!!
Let Us All RISE UP. everywhere around the world!! ? ? #irise pic.twitter.com/NJv93kWnWs
— Madonna (@Madonna) March 15, 2020
こちらのInstagramアカウントでは他にも勘違いしてしまった歌手のショーン・メンデス、歌手のシェリル・コールの投稿を紹介しています。
(2020年10月25日:削除されたInstagram投稿をキャプチャ画像で置き換えました。)
Pop Craveもセレブの勘違いをまとめて紹介しています。
(2021年5月16日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
ネタだとわかりにくいのかもしれません。ファンたちは「これはネタだよ!」と指摘しています。
最初にケイティ、次はマドンナ、でシェリルまで。バイ
(2020年5月24日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
自分の歌で人々が連帯するという都合のいい夢を見てしまったセレブたちのニュースでした。そんなに都合のいい夢はそうそうあるものではありませんが、困難な状況でも音楽を楽しむ人々には勇気づけられます。
イタリアの人々ではなく、セレブが『イマジン』を歌うとひんしゅくを買ってしまいました。
Image: AddictedToPrismatic, Cosmopolitan UK