YouTuberのシェーン・ドーソンが陰謀論シリーズの第一弾を投稿しました(アメリカ時間1月30日)。動画は1時間44分と長尺にも関わらず執筆時点で1700万回以上再生されシェーンの人気の高さが伺えます。
最初の12時間は広告無し
今回の陰謀論の動画、投稿された最初の12時間広告不掲載のペナルティを受けていました。投稿後24時間に最も視聴回数が伸びるので、収益面で大幅に損をしています。ニュースになっています。動画はYouTuberフィリップ・デフランコです。
What The Shane Dawson "Mistake" Shows Us, Deep Fakes vs Lawmakers, ICE's Fake University & More
YouTubeは最近、新たなガイドラインを発表し危険な「いたずら動画」を規制しています。バード・ボックスチャレンジ1もその一つです。シェーンは陰謀論の動画内で、バード・ボックスチャレンジの動画を挿入していたのですが、それが「危険なチャレンジの宣伝をしている」と判断されたため、広告の掲載が無くなりました。
原因は機械の判定ミスのようです。CPM$22で換算すると12時間でおよそ$12,000の損失と報道しています。しかしフィリップはシェーンのCPMは(恐らく)$4なので損害はもっと大きい額(260万円以上)だと話しています。
1時間44分の動画を少しの要素で誤って判断されるのはクリエイターにとって災難です。
シェーンの陰謀論の内容は
Conspiracy Theories with Shane Dawson
内容は概ねこうでした。
- ディープフェイクの技術発達と法規制が無い現状(悪用した場合、罰する法律がない)
- 子ども用アニメや童謡に含まれる描写は洗脳にならないか?
- SFXという雑誌はSEXに見えるように表紙がデザインされている。(性に関わる商品が売れるから。)
- ディズニーの創業者、ウォルト・ディズニーは実は冷凍保存されていて、その事実を隠蔽するために映画『Frozen:アナと雪の女王』は制作された。
- iPhoneは常に録音している。
- カリフォルニアの山火事のキャンプファイア3の原因はレーザー照射?
- Woolsey fireは原子力施設4が火元の疑いがある。
個人的には独立系ニュースメディアのTYTのニュースがシェーンの動画内で取り上げられていたのが嬉しかったです!5
第二部はまた面白い内容になりそうです。シェーンはYouTubeのやらせカップルを暴露するかもしれないそうです。投稿はアメリカ時間2月6日と告知されています。
注
- ネットフリックスの映画『バード・ボックス』では登場人物たちが外出中、(感染から身を守るため)目隠しを付ける設定だった。これを真似してバードボックスチャレンジと称し目隠しした状態で運転したり、危険な場所を歩く動画が投稿された。バード・ボックスチャレンジ中、交通事故に遭い亡くなる事故も発生し、YouTubeは規制にかかった。その他、洗濯洗剤を飲み込むタイドポッドチャレンジも規制対象の例にあげられている。こちらの記事を参照。
- こちらの記事で詳しくCPMを紹介している。
- カリフォルニア州北部で発生した山火事のこと。キャンプ・クリーク・ロードの近くが火元だったためキャンプファイアと呼ばれている。キャンプをしていたからではない。山火事については本サイトの記事を参照。
- メルトダウンが起こった数年後に閉鎖されている。山火事Woolsey fireについては本サイトの記事を参照。
- アバクロンビー&フィッチのCEOマイケル・ジェフリーズの問題発言を報道している動画。動画名は『Abercrombie & Fitch CEO Is A Dick』。