TikTokフォロワー数が1億人を突破して話題だったチャーリー・ダミリオの姉、ディクシーのTikTokアカウントがクラッキング被害に遭っていました。
クラッキング被害に遭った
2020年12月13日、フォロワー数4650万人のTikTokアカウントがクラッキング被害に遭いました。犯行に及んだのは、ハッカー集団のチャクリング・スクワッド(Chuckling Squad)だったようです。チャックリング・スクワッドは2019年11月、TwitterのCEOジャック・ドーシーのアカウントの乗っ取りに関与していた集団です。
ディクシーのアカウントには、チャクリング・スクワッドのInstagramアカウントを宣伝する投稿や、犯人と思われる人物が拳銃や腕時計を見せびらかしている動画が投稿されていました。
その後、ディクシーのアカウントはTikTok社の判断でロックされ一時的にログインできない状態になっていました。
ディクシーが直接、犯人のInstagram投稿に「私のTikTokアカウント返して」とコメントしていた様子も捉えられています。こちらは、TikTokスターのゴシップを扱うアカウントtiktokroomの投稿です。
(2021年6月6日:削除されたInstagram投稿をキャプチャ画像で置き換えました。)
執筆時、アカウントは復旧しています。以上の内容はクレバー・ニュース(Clevver News)が紹介しています。
犯人は「ディクシーのパスワードは簡単だった」と話していました。TikTokスターのアカウントが実は脆弱なパスワードに設定されていた、という事件でした。
余談ですがディクシーの父御マーク氏のアカウントも被害に遭っていたようです。
ありふれた破られやすいパスワードを使っていると、このようなクラッキングに遭います。こちらのサイトによれば2020年もっともよく使われたパスワードは123456で、以下123456789、picture1、passwordなどでした。このサイトではそれぞれのパスワードが破られるまでの時間も書かれています。123456だと1秒以下だそうです。
自分の誕生日など推測しやすいものを使うのもいけません。特にダミリオ家の人々のような有名人だと、誕生日をパスワードにするのはパスワードを全世界公開するようなものです。
新曲を発表したけど「悲しい」
もう一つ、ディクシー関連のニュースを紹介します。2020年12月4日に新曲『One Whole Day』を発表したディクシー。
TikTokで先行して予告動画を投稿していました。しかし、悪質なコメントが多く動画を消してしまいます。「小学生が書いたような歌詞」、「ミームにされたいのか」、「そんなに悲しいならカウンセリング受けなよ」などのコメントがされていたようです。
(2022年1月23日:削除されたTikTok動画をキャプチャ画像で置き換えました。)
こちらのパパラッチの取材で予告動画を消した理由を話しています。
建設的な指摘をしてくれるならありがたいけど、「悲しいならカウンセリング受けなよ」とかコメントされるのは嫌だったの。
ディクシーが出す曲は、毎回「悲しい」というフレーズが入っているのでいじられてしまったようです。
こちらが曲『One Whole Day』のミュージック・ビデオです。
「ある日、とてもとてもとてもとても悲しかったの」と歌っています。
YouTuberのアッシャーが、ディクシーの新曲がTikTokのミームになっていると面白く紹介しています。
ディクシーが元気になる日がくると良いと思います。TikTokアカウントを奪われてもさほど悲しそうでもなかったので、心配無用でしょうか?
Image: Rayhart Twins