フランス滞在中の歌手ジャスティン・ビーバー(27)とモデルのヘイリー・ビーバー(24)がエリゼ宮でフランスのエマニュエル・マクロン大統領(43)とブリジット夫人(68)と対談しています。ジャスティンの要望でかなった対談のようです。
ジャスティンとヘイリーは2018年に結婚しています。SNSではジャスティンのヘイリーへの扱いが雑だといじられていることもあります1。結婚生活が順調ではないのでは?と疑われていますが、今回はジャスティンとヘイリーのファッションが注目されているので紹介します。
ジャスティンたちの装い
2021年6月21日にエリゼ宮で対談したマクロン大統領夫妻とビーバー夫妻の様子です。
ジャスティンはネクタイをせず、第二ボタンまで開け、足下はスニーカーというカジュアルな装いです。「モデル」のヘイリーはLaQuan Smithのベージュのホルターネックのドレスを着て、Femme LAのヒールを着用しています。肌の露出が多く、鍛えられた腹筋が見えています。LAのセレブとしては問題ない装いですが、欧州の指導者の一人と会う姿としては場違いです。
一方、マクロン大統領とブリジット夫人はシックな装いです。ジャスティンたちとマクロン大統領夫妻は同じ場にいるとは思えないほど雰囲気が異なります。対談した彼らは若者の社会問題について意見を交わしたようですが、執筆時、詳細は明らかになっていません。
マクロン大統領の思惑はともかく、何回見てもヘイリーとジャスティンの装いが不適切にしか見えません。誰か注意してあげなかったのでしょうか。
こちらのデイリー・メイルの記事によれば、この日のヘイリーは背中にカッピングの痕が残っていたと写真付きで書かれています。フランスとアメリカのドレスコードは異なりますが、郷に入っては郷に従う必要があります。世界的な人気スターとはいえ失礼にならないように配慮が必要でした。
マクロン大統領の与党「共和国前進」は6月20日に行われた統一地方選挙(1回目投票)で惨敗しています。来年の大統領選挙での再選に赤信号が灯っている状態です。新型コロナウイルス感染症への対策としてフランスの人気YouTuberとコラボしたように、ジャスティンと対談することで若者へアピールしようという作戦かもしれません。今回の統一地方選挙は投票率が過去最低水準でした。票の掘り起こしが急務です。
SNSではジャスティンとヘイリーが批判されていますが、大統領の必死さも透けて見えるニュースでした。アメリカのスターが変な格好で欧州の指導者に会いに行ったというよりは、フランスの必死な大統領がアメリカのスターの助けを借りようとしているとみるべきなのかもしれません。
Image: Clémento Valles
注
- このようなTikTok動画が複数投稿されていた。