8月に公開された映画『ヒーズ・オール・ザット』の視聴回数が好調だったことを受け、TikTokスターのアディソン・レイ(Addison Rae)がNetflixとの契約を更新しました。
『ヒーズ・オール・ザット』は1999年の映画『シーズ・オール・ザット』のリメイク映画です。アディソンは『ヒーズ・オール・ザット』の主演をオーディションを経て獲得していました。
世界的に一位!
こちらの米Varietyの記事によれば、『ヒーズ・オール・ザット』は5500万世帯で視聴され、78か国でトレンド1位になる人気ぶりだったそうです。Netflixによれば1位を獲得した国は、ブラジル、フランス、サウジアラビア、などです。残念ながら、日本では1位になっていません。
アディソンのTikTokフォロワー数は8400万人、Instagramフォロワー数は3970万人です。そのアディソンの初出演映画の公開ですから、世界中で視聴されました。
演技力はこれから磨く
SNSでは『ヒーズ・オール・ザット』でのアディソンの演技力について、冷ややかな反応が投稿されています。TikTokでは、このような動画が1100万回以上再生され、290万以上のいいねがついています。
人気若手俳優と比較するとアディソンの演技力は著しく劣っている、という動画です。アディソンには偽の演技、人気俳優たちには本物の演技と書かれています。このような動画が複数投稿されていました。
米の映画批評サイトロッテン・トマト(Rotten Tomatoes)によれば、『ヒーズ・オール・ザット』は批評家の評価は31%、一般の観客の評価は24%といういずれも低い評価になっています。批評家からのコメントは「期待しないで見ても、期待外れな浅い内容」、「ゴミを好む人にとっては良いのだろう」など酷評されています。主にアディソンの演技力のなさ、表現力の乏しさ、共演者とのバランスが悪かった点を指摘する声が目立ちました。
アディソンが参加するNetflix作品がこれから公開されると知ったYouTuberのカボスはこのようにツイートしています。
Think it’s time to finally unsubscribe from Netflix pic.twitter.com/swup5pVROY
— Kavos (@KavosYT) September 8, 2021
Netflixではファンがいる良い作品は打ち切られ1、話題性だけの評判が悪い映画が作られている、と一部の批判があるようです。視聴されなければ意味がないので、Netflixは確実な話題性があるアディソンと契約する判断になったようです。
ダミリオ姉妹は苦しんでいる一因は話題性だけで起用されたことですし、アディソンが起用され続けるのもよいことなのかわかりません。プロの批評によって観客が増えたり減ったりするならば質の高い作品が多くの人に見られるようになりますが、現代では批評の力が弱いので話題性だけに頼ってしまうのでしょう。
Image: thots n prayers
注
- 『デアデビル』の評価と『ヒーズ・オール・ザット』の評価を比較したツイート。