XOMG POP!のメンバーが次々離脱 JoJo Siwaとその母が過酷な労働環境を批判される

YouTuberニュース

リアリティ番組『ダンスマムズ(Dance Moms)』に出演して有名になったジョジョ・シワ(JoJo Siwa、20歳)が批判されています。

ジョジョは10歳頃から芸能活動を始め、人気子どもスターの代表格に長らく君臨していました。ツアーをすればチケットは完売し、ジョジョのトレードマークであるリボンはファンの子どもたちの必需品だったようです。ジョジョの関連グッズはベッドリネンからアイスクリームまで販売されていました。

そんなジョジョは2021年にゲイであると発表して、ファンを驚かせていました。2022年にはロングヘアをバッサリと切り、ピクシーカットになり子どもスターのイメージから脱却を図っていました。彼女とケンカ別れして意味深な投稿をするを何度もくり返して話題を振りまいていました。

今回ジョジョが批判されているのは元交際相手をファンを利用していじめていたからではありません1。ジョジョがプロデュースしていた子どもグループ「XOMG POP!(エックス・オーエムジー・ポップ、以下ポップ)」の参加者へのパワハラが告発されているからです。ジョジョだけではなく、ジョジョの母親もパワハラに加担していたようで同じく問題になっています。

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告発記事

ジョジョを告発しているローリングストーン誌の記事はこちらです。記事ではポップのグループを解雇されたリア・サンダーソン(Leigha Sanderson、以下リア)さんの話を元に構成されています。

リアさんは現在16歳で、二分脊椎を患い、手術を何度もし、5歳のときから自己導尿をしているそうです。2013年からダンス教室に通い、2021年に先生に推薦されてポップのメンバーになるためのリアリティ番組『Siwas Dance Pop Revolution』に出演します。

The Fierce Members of XOMG POP | Siwas Dance Pop Revolution

ポップの総フォロワー数は1500万、TikTok総再生回数は5000万回です。ポップは2023年11月にはシンガーソングライターのメーガン・トレイナー(Meghan Trainer)と曲を発表しています。メンバーは8歳から14歳までの7人でしたが、過去一年半にオリジナルメンバーのうち4人が去っています2

『Siwas Dance Pop Revolution』は2021年11月に放送を開始し、Dance Momsの後継番組と宣伝されていました。これはジョジョとその母ジョセリンのビジネスということになっていましたが、リアさん母子やその他の近い筋からは、これはジョセリンの仕事でジョジョは別のビジネスを始めようとしているように見えたそうです3

ジョセリンは参加者の障害を軽視する発言をたびたびして1、ジョジョは出演者のパフォーマンス中にヘッドセット越しに罵倒していたそうです。番組を盛り上げるためにジョジョはメンバーをいつも競わせていました。TikTokで一番再生された子が$500の賞金を得るということもあったそうです。撮影現場は出演者の子どもたちを泣かせて取れ高を確保しようとするような空気があったと告発されています。

2021年の夏に撮影が終わり、ポップの活動が始まります。交通費や食費はほとんど自腹で、MVや写真やSNS投稿で報酬は支払われなかったそうです。カリフォルニアではクーガン法で子役は保護されていますが、SNSのインフルエンサーがその枠内に入るかは確定していません。特に、リアさんは雇用関係になかったのでやっかいです。

ファーストアルバムの後、報酬$10,000(約150万円)をもらえるはずでしたが、Airbnbの費用などが差し引かれて$4,250(約64万円)しかもらえなかったそうです。滞在費がなかったので、ほかのメンバーの家に泊めてもらっていました。メンバーのベラさんの母とリアさんの母はジョジョの家を掃除する仕事をしてジョセリンから$20/h4をもらったそうです。

カリフォルニアの法律では子役は現場で授業を受けられる必要があり、一応スタッフはいたようですが、2022年の12月、リアさんは6.6時間しか授業を受けた記録しかありません5

リアさんは手術の数週間後に、医者からは歩くぐらいにとどめるように言われていたにも関わらず、ダンスを強いられたこともあったそうです。へそから出血しはじめたので、ジョセリンから「生理用品付けてなんとかしろ」と言われたこともあったそうです。

リアさんは2023年5月にクビになりますが、リアさんの写真は関連商品に使われ続けました。契約によればメンバー7人には収益の20%が回ることになっていますが、これは相場からすると低いようです。しかも実際に払われたことはないそうです。

オーストラリアツアーの話やクリスマス映画の話があったそうですが、どれも実現していません。ポップの人気が期待外れなので、『Dance Pop Revolution』の第二シーズンがないのは確実のようです。

リアさんの母アンジーさんはほかに三人の子(全員リアさんより年上)がおり、保育園を経営していたそうですが、撮影に参加するリアさんに付き添わねばならないので閉めたそうです。リアさんが2023年5月にクビになったのは、アンジーさんが運営方針についてジョセリンと対立したからだそうです。

ジョジョ親子を告発しているのはリサさん母子のみで、残りのメンバーは秘密保持契約にサインしているため告発ができないと話しています。

リアさんは記事が出た当日に「とうとう告発したんだね」と書いた動画を投稿しています。

ジョジョの代理人はリアさんの訴えについて事実無根だとローリングストーン誌に答えています。

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批判されるジョジョ

ここまでの内容は概ねケイラ・セッズが動画にしています。

How The Internet Fell Out of Love With Jojo Siwa

ジョジョは最近も曲を発表して子どもスターのイメージを払拭してポップスターへ生まれ変わろうとしていますが、うまくいっていません。インスピレーションを受けたアーティストとして「テイラー・スウィフトやマイリー・サイラスですか?」と質問されジョジョは「マイケル・ジャクソン、プリンス、エルトン・ジョン、デイヴィッド・ボウイ、そしてレディ・ガガ」と答えています。

しぶい人選ですが、ジョジョの世代のスターと言うよりも、ジョジョの母親の世代に人気だったアーティストから影響を受けているようです。幼い頃から母親と一緒に活躍してきたので、いまだに母親の好みに影響されているのでしょうか。

リアリティ番組『ダンス・マムズ』に出演してアビー・リー・ミラーに怒鳴られていたジョジョは大人になり、『Siwas Dance Pop Revolution』で同じように子どもたちを怒鳴り、ライバル心を煽り、パワハラをする大人になってしまったようです。

最近は大人のおもちゃを購入したジョジョもパパラッチされています。

この写真は、パパラッチをあえて自分で呼んで撮ってもらったものだと思われます。しかし、チ♂コのぬいぐるみを買ってきたところを見せることで、誰に何をアピールしたいのでしょうか。ついでにジョジョは「ポ☆ノ大好き」とも取材で話しています1

意味不明です。ジョジョの迷走はまだまだ続きそうです。

  1. 以前、交際相手と別れたときはそんな気配もあったわけだが。
  2. 追加メンバーが2023年に1人入った
  3. ポップのTikTok投稿を見ると、ジョジョが出演しているものだけ再生回数が高い。ジョジョが離れるわけにはいかなかったのかもしれない。
  4. たまたまだろうが、2024年のカリフォルニア州の最低賃金と一致する。
  5. ある先生はこの記録は授業の時間を反映していないと言いつつも、12月には3日しか現場にいなかったらしい
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