2025年上半期、本サイトで取り上げた動画の総決算です。最も紹介した動画が多かったチャンネル、YouTuber、動画の長さ、もっとも紹介したツイートが多かったTwitterアカウントなどを紹介します。
2024年下半期の総決算はこちらです!

紹介した動画数は79本、57チャンネル、総再生時間は17万277秒です。
最も紹介したチャンネルは?
本サイトで紹介した動画が最も多かったチャンネルのランキングは以下のとおりです。
第1位 5本の動画 Internet Today
第1位はInternet Todayです。リッキーとエリオットの二人組が世間を騒がせるヘンなニュースを取り上げるチャンネルです。ネットとリアルがますますヘンになりつつあるので、取り上げる回数が増えています。紹介した動画は5本です。リッキーはお母さんを亡くし短期間お休みしていましたが、復帰しました。
第2位 4本の動画 ハサン・パイカー
6本の動画で第2位になったのはハサン・パイカーです。政治系Twitchストリーマーとして人気です。左派なので、トランプ政権が発足して日々批判すべきニュースが激増し、忙しくストリーミングを続けています。両親はトルコ人ですが、米国生まれなので米国国籍が付与されているはずですが、目をつけられてしまったのか、最近の政策転換のためか、海外旅行ができなくなってしまったようです。訪日ストリーミングを楽しみにしていたのですが。
第3位 3本の動画 TeaSpillとテイラー・ロレンズ
インフルエンサーのゴシップを取り上げるTeaSpillとネットの事象を専門にする記者のテイラー・ロレンズが3本の動画で第3位になりました。
ティーチャンネルの全盛期ははるか昔ですが、セレブのニュースに転進して動画を量産し続けるSpill Seshとは一線を画し、TeaSpillはインフルエンサーニュース中心のコンテンツ作りを続けており、好感が持てます。
テイラー・ロレンズはニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストで記者を務め、キャリアを築いています。最近は大物YouTuberイーサン・クラインにケンカを仕掛けられ、難儀しています1。
第5位 2本の動画 Kai Cenat Live、Spill Sesh、The Majority Report w/ Sam Sederなど
2本で第5位になったのは、インフルエンサーのニュースを取り上げるScroll Deep、Empressive、Centennial World Podcast Network、金の亡者としか思えない頻度で動画を出すSpill Sesh、大人気ストリーマーの動画を投稿するKai Cenat LiveとLive Speedy、ハサン・パイカーと同様の政治コメンテーターであるサム・セーダーのThe Majority Report w/ Sam Seder、セレブニュース専門チャンネルのEntertainment Tonight、ご存じ動画大手HBO、彼氏の浮気が発覚し、ジェームズ・チャールズを告発したkayla malec、元友人を告発し、米国人Instagramモデルとけんかし、ダメ押しで友人をさらに告発したミカエラ・テスタのUnsaid Podcast – with Mikaela Testaです。
カイ・セナットとアイ・ショー・スピードは今年も大人気です。カイはストリーマー大学が成功し、スピードは中国旅行が話題になりました。
今期も常連が順当にランク入りし、時の人も入ってきた印象があります。
観ていないわけではないのですが、インフルエンサーの詐欺を調査報道するCoffeezilla、TikTokerの炎上を古参YouTuberが語るポッドキャストのDo We Know Them?、しゃべくり芸で他を圧する人気を誇るpenguinz0(モイスト・クリティカル、またの名をチャーリー)、いつも流行のTikTokerの炎上や話題を紹介するBFFsはランク外です。BFFsはデイヴがレギュラーの座から降りてしまったのが痛かった……。
2025年上半期の傾向
今回も動画の長さをヒストグラムにしてみました。
動画再生時間の中央値は1378秒、平均値は2155秒でした。いずれも2025年下半期と比べてやや大きくなっています。最短の動画は64秒、最長の動画は9222秒です。
最短の動画はこちらです。
キムとカニエの元夫婦が子どもの商標登録で争っていることについての動画です。こちらの記事で取り上げました。

最長の動画はこちらです。
ミカエラ・テスタがアナ・ポールを告発している動画です。こちらの記事で取り上げました。

ちなみに、長さ第2位の動画も同じ記事で取り上げているミカエラの動画です。本当に勘弁してください。
続いて、動画の総再生回数の分布です。
再生回数の中央値は約27.1万回、平均値は約373万回でした。再生回数の一番低い動画は891回、一番高い動画は1億7557万回です。
再生回数が一番低いのはこちらの動画です。
人気Twitchストリーマー姐さんアマランスがビットコイン強盗に遭ったというです。こちらの記事で取り上げました。

その後犯人は逮捕されましたが、全員未成年で、逮捕の決め手になった手がかりには名前の入ったやりかけの宿題が含まれていたことで話題になりました。宿題すら片付けられないから強盗も失敗するんだぞ。
再生回数が一番高いのはこちらの動画です。
こちらの記事で取り上げました。

ご存じ、大人気YouTuberミスタービーストがAmazonプライムから出したシリーズ、ビーストゲームズの動画です。ミスタービーストの人気ぶりは今年も健在です。
Twitterは?
2025年上半期に取り上げたツイートは282個でした。
もっとも多くのツイートを取り上げたのは、誇張多めの投稿で閲覧数を稼ぐFearedBuckで16回、第2位はアイショー・スピードの動向を伝えるiShowSpeedHQで9 回、第3位はセレブニュースの発信源PopCraveとPopBaseで7回、第5位は左派でポップカルチャーの意見も投稿するアカウントのevan loves worfで6回、第6位は反トランプな共和党員アカウントRepublicans against Trump、大人気YouTuberのミスタービースト、フランス在住のアメリカ人でファッションジャーナリストのルイス・ピサーノで5回、第9位は左派の政治ストリーマーサーフタイムズ、アダム22のnojumper、YouTubeの騒動を長い動画で紹介するJ・オーブリー、弁護士でファッション大好きなKea、民主党支持の政治ファクトチェックアカウントのFactPost、21世紀25年目にしてすでに今世紀最大の負け犬候補になってしまった感のあるイーロン・マスクで4回でした。
Blueskyは?
2025年上半期に取り上げたBlueskyのポストは全部で3個です。2024年下半期は14個だったので、減りました。大統領戦後にTwitterにうんざりした左派が大量流入しましたが、勢いは落ち着いたようです。
2025年下半期に向けて
2024年下半期の総決算の記事は、ビーストゲームズ、ライブリー vs バルドーニ、ルイジ・マンジオニの裁判、第二次トランプ政権が2025年上半期の焦点だろうと締めくくりました。振り返ってみると一番大きな話題になったのは第二次トランプ政権で、その他の話題はかすんでしまったように思われます。
2025年下半期もこの傾向は続くものと思われます。政治ニュースに一喜一憂せず、明るい話題を読者の皆様に届けられるよう心がけていきます。
Image: Robert Reich “On June 14th, Give Trump an Unhappy Birthday”