古参美容YouTuberのタティ(Tati Westbrook)が化粧品ブランド『Tati Beauty』の販売停止を発表しました。タティのYouTube登録者数は872万人です。
2010年からYouTubeで活動してきたタティは、2018年に美容サプリメントの会社『Halo Beauty』を立ち上げ、2019年に化粧品ブランド『Tati Beauty』を立ち上げていました。
タティの発表に先駆けて、ゴシップチャンネルのピーター・モンがタティ・ビューティーの公式サイトで「発売停止のお知らせ」が表示されていると指摘していました。
(2022年2月20日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
タティの発表
こちらが2021年11月4日に公開された動画『タティ・ビューティーを廃業する理由』です。
タティはこのように話しています。
幼い頃からブランドを立ち上げることが夢でした。タティ・ビューティーで売り出したパレットは今でもお気に入りです。発売後12時間で売り切れた大成功の商品でした。その後、発売したパフ(ブレンディフル)も大好評でした。
しかし、新型コロナウイルスのパンデミックが発生し、訴訟が相次ぎ、公私ともに打撃を受けました。
タティは「落ち込まず、前を向き進んでいきたい。もちろん、とても悲しいが、当面は商品レビューをして動画を投稿する日々を楽しみたいと思う。」と話しています。涙もろいタティですが、今回の動画では泣いていません。
相次ぐ訴訟と失われた人気
タティ・ビューティーの廃業が発表される以前から、タティの周辺で問題が起こっていました。
タティは2019年に当時、新鋭美容インフルエンサーとして人気絶頂だったジェームズ・チャールズを「未成年と不適切な関係を築こうとしている」と告発して炎上していました。タティはジェームズを告発して注目を集め、500万人ほど登録者数を増やしています1。
紆余曲折あり、視聴者の批判の矛先はタティへ向かい、タティは一年間ほど活動を休止します。
休止中の2020年にタティは、ゴシップチャンネルのWithout A Crystal Ballを名誉毀損で訴えています(本サイト記事)。さらに2020年にサプリメントの会社『Halo Beauty』の共同経営者のクラーク・スワンソン氏から訴訟を起こされています(本サイト記事)。
2021年6月にYouTubeに復帰しますが、2020年以前の動画再生回数には遠く及ばず、名誉を回復できていない印象です。復帰動画では、活動休止している間に夫との仲が冷え込み、離婚を考えた時期もあったと明かしていました。
ゴシップチャンネルの反応
タティの発表を受け、一部ゴシップチャンネルのツイートを紹介します。
(2021年12月12日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
タティの発表直後から、プレミア価格になったアイシャドー・パレットが転売されていると指摘しているアリ(TruthSleuth)です。
(2021年11月14日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
今後、タティ・ビューティーの商品は希少性を見込まれ高値になるのでしょうか? 残念ながら化粧品には使用期限があるので、ブランドバッグや高級時計のようにはいかないようです。