炎上系YouTuberからボクサーになったジェイク・ポールが総合格闘技団体UFCの代表ダナ・ホワイトとSNSで応酬をくり広げています。ジェイクは今後の対戦相手にUFCの選手を指名していましたが、ダナ側は「ジェイク・ポールはドーピング検査をしてみろ」と一蹴しています。
その後ジェイク・ポールはUFCの選手の待遇改善を要求する投稿をして、喝采を浴びていました。ジェイクは決して知性で売っているわけではないキャラなのですが、珍しく論理的な主張をしているので驚きの声も上がっています。
ジェイク・ポールが選手の待遇改善を求める
こちらが、ジェイクのツイートです。「ダナ・ホワイトがこの要求をのめば、すぐにボクシングを引退してUFCのホルヘ・マスヴィダルと対戦する所存だ」と冒頭に書いています。
要求その2、UFCの年間収益の50%を選手に譲渡しろ(2021年は1000億円)。
要求その3、すべての選手に長期的な保険に加入させろ(ダナは以前「脳損傷は仕事のうちだ」って言っていたが、もしNFLがそんなこと言えば大問題になる)。多くの元選手たちが後遺症に苦しんでいると公にしている。
猶予は5日間で、2022年3月31日までに新制度を施行しろ。
UFCの選手たちへ。君らはもっと高額なファイトマネーを受け取るべきだし、長期的な保険に加入できるべきだし、何よりも自由であるべきだ。みんなで立ち上がろう。俺は敵ではなく、協力者だ。俺は君らをKOして巨万の富を得るために改善を望んでいるだけ。
Happy new year @danawhite. Here is a real challenge for you…
I will immediately retire from boxing and fight Jorge Masvidal in the UFC if you agree to: pic.twitter.com/bJScDVITvL
— Jake Paul (@jakepaul) January 1, 2022
ジェイクは選手の処遇改善を求めています。元UFCヘビー級王者のティム・シルビア(ツイート)や、スポーツ記者からジェイクを支持する声がありました。
社会正義に関心の強いYouTuberからも、それなりに賞賛されています1。
ダナの反論
ジェイクの挑発にダナは動画で応じています。
ついでに、お前の今のマネージャーをしている男は、かつて俺の会計士をしていたヤツだ。アイツはクソ野郎だ。お前はPPVを売れないから、有名選手を名指しするんだろう。そんなに俺の商売のやり方が気に入らないなら、自分でしてみろ。ドーピング検査は受けられるのか?
.@jakepaul you never responded to the challenge pic.twitter.com/1uzI9mur1T
— danawhite (@danawhite) January 2, 2022
「PPVを売れないから」と言っているのは、年末のジェイク・ポールvsタイソン・フューリーの対戦で数万人しか視聴していなかったとウワサされているからです。
ジェイクはさらに動画で反論していますが、執筆時進展があった様子はありません。ダナは今後も選手の処遇を改善する意向はなく、ジェイクはドーピング疑惑を払拭できないままでしょう。ジェイクはステロイドだけではなくPED(運動能力向上の薬)を使用しているのではないかと指摘があります。
壊れている時計でも日に2回は正しい時刻を示すと言います。選手の扱いを改善せよと主張したジェイクもたまには意味が分かることをいうようです。
以上の内容はYouTuberのオプティマスが動画にしています。
Image: MMAnytt “UFC boss Dana White issues STRANGE challenge to YouTube boxer Jake Paul!”