人気インフルエンサーの飲料ブランドが相次いで大幅の収益減、もしくは廃業になったと報じられています。KSIとローガン・ポールのプライム・ドリンクは2022年に開始し一時は転売屋が高値で取引するほどの人気になっていました。危険な成分が入っていたり、過剰なカフェインが入っていたり、訴訟沙汰になったりで収益が92%減ったと報じられています。
ポッドキャスターのアレックス・クーパーが立ち上げたアンウェル(Unwell)ドリンクは2025年に販売開始していましたが、2026年秋の商品を最後に閉業するそうです。
人気インフルエンサーの知名度と好感度、宣伝力を利用した商売でしたがリピーターが付かないのが主要な敗因になっていそうです。
プライムドリンク
プライムドリンクの凋落についてはこちらのインターネット・アナーキストが動画で詳しく紹介しています。
2022年の売り出し開始時はあえて生産を絞り、動画で人気YouTuberがたくさん宣伝し、プレミア感を付けることで英国の子どもたちの間で争奪戦になっていました。店頭に並ぶやいなや買い占めをしようとする英国の親子の動画は2023年1月に話題になっています。この時期、プライムの売上げは$1.2ビリオン(約1900億円)とブルームバーグ誌は報じています。
しかし、生産を増やし品薄感がなくなると一時期の切望感は失われてしまったようです。加えてカフェイン過剰でFDA(アメリカ食品医薬品局)に調査される可能性も浮上し、オリンピックを利用して広告を出したため訴えられたり、有名シェフのゴードン・ラムジーに「クソマズい」とレビューされたりなど問題がありました。
それでもゲータレードが長年業界のトップを維持しているスポーツドリンク界で、2024年から2025年の売上げ5位(売上げ$415ミリオン、約637億円)にプライムがいます。2025年6月にプライムは収益で91.6%減だったと発表しています。
理由として主要購買層であるアルファ世代の子どもたちがプライムのドリンクに飽きたから、とインターネット・アナーキストは分析しています。味が美味しくない、セール品で売られている、ダサくなった、などアルファ世代が魅力を感じない要素が多かったようです。
アンウェル廃業
人気Podcastコール・ハー・ダディの司会者アレックス・クーパーは2025年にアンウェル・ドリンクをネスレと提携して発売していました。プライム同様、動画でプロダクト・プレイスメントをして宣伝していましたが、なかなかうまく行かなかったようです。アレックスは当初、女性向けの健康食品が少ないので商品を売り出したと話していました。
しかし、売上げは芳しくなく1年で閉業しています。
😬 Alex Cooper’s Unwell beverage business is shutting down. https://t.co/3zJK7z8URm pic.twitter.com/UjejkQBA3o
— TMZ (@TMZ) August 13, 2026
アンウェル・ドリンクへの意見として「名前がよくない。」「毒を飲まされているようで抵抗がある。」などのコメントがありました。Unwell(具合が悪い)という名前の飲み物が嫌われるのは当たり前です。
知名度を利用して商売を始めることはできますが、長く人気を維持するのは難しいようです。
