これからの未来に人工知能(AI)は欠かせないようです。OpenAIのChatGPTもGoogleのGeminiもスムーズな会話でユーザを手助けするサービスを提供しています。近い将来、美しい画像も素晴らしい脚本、映画も簡単に生成できる時代になるのかもしれません。学びたいことも調べたいことも計算するのもレポートを書くのにも翻訳をするのにもAIがすべて補佐をしてくれます。
急速に技術が進歩すれば、バブルも発生します。そんなAIバブルに乗っかろうとさまざまな不要なAI関連商品も出ているので紹介します。それ、スマホでできるよね、それあると楽しみが半減するよね、とツッコミを入れたくなる商品ばかりです。
以下の内容は概ねカーティス・コナーの動画を基にしています。
AIストローラー
『グラックスカインドAIストローラー』はAIベビーカーです。こちらの商品、自動運転機能付きなので手を離して走行できる、坂道もらくらくアシスト、360度どこからでも安全を確保して走行する、と謳っています。
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しかし、この商品、子どもがストローラーに乗っていないときしか自動運転機能は働きません。自動運転で先を行くテスラ車ですら、自動運転のバグで事故を起こしている疑惑があるのでストローラーも操作を誤る可能性もあります。……では、ストローラーにAIを搭載する意味はあるのでしょうか? そもそも怖すぎて使えないし、何を意図した商品なのか不明です。
AI双眼鏡
こちらの双眼鏡『スワロフスキーオプティックAXビジオ』はバードウォッチングをする際、映り込んだ鳥(写真でも可)の名前をAIが表示して教えてくれるそうです。8000種類ほどの鳥に対応できるそうです。
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バードウォッチングの醍醐味や面白さが半減する気がします。Googleレンズのようなアプリで、この機能を双眼鏡に頼らなくてもスマホでもできそうですね。今後、哺乳類にも対応する双眼鏡を開発中だそうです。
AIグリル
アメリカの休日に欠かせない物といえばバーベキューグリルです。そんなグリルにもAIを搭載した商品があります。『ブリスケット・イット・AI・パワード・グリル』です。スマホを通してグリルに料理をお願いして、あとは放置すれば完璧なグリル料理ができあがるそうです。
(2024年12月1日:削除されたInstagram投稿をキャプチャ画像で置き換えました。)
こちらのグリルに自動でひっくり返す機能があるのかは不明です。バーベキューには自分で焼く楽しみもあるので、これも楽しみが減りそうです。普段のご飯のための道具の方が自動化の需要が大きそうです。
その他AIガジェット
他にもAI鏡があなたの健康状態を教えてくれたり、運動を補助してくれたりするAI鏡があります。AIガジェットRabbit R1も、AIトースターもAIジュースメイカー、AI水筒まで売られています。
"So it's literally given me an eye-bag routine!" – said @BBCWorld News North America's @JamesClayton5 when he received recommendations from our smart mirror.
When will this immersive experience be available in your store? 🪞🛍️ pic.twitter.com/OIj3hi0EIi
— Baracoda Group (@BaracodaGroup) July 16, 2024
AIを使ってアイスクリームの新商品開発までする会社もあります。
AIを搭載することで便利になるのか、必要以上に操作が複雑になり不便になるのか、余計なお世話の機能なのかは議論の余地がありそうです。それぞれに需要があれば無駄な商品ではないのでしょうが、今のところ飛躍的に生活が便利になる商品はないように感じます。
余談:AI生成の投稿
余談ですが、AIで生成された画像をFacebookに投稿する人々のせいでお年寄りがざわついているようです。
Boomers think this is the funniest shit pic.twitter.com/H5wMa5fPw7
— Insane Facebook AI slop (@FacebookAIslop) July 10, 2024
AI生成された質の悪い画像を集めて紹介するTwitterアカウントまで登場しています。
— Insane Facebook AI slop (@FacebookAIslop) July 14, 2024
なぜかスーパーヒーローのような筋肉質イエス・キリストが人気のようです。