Paul AmericanとインフォマーシャルにJubileeというチャンネルがひどい理由

YouTuberニュース

荒れている米国の政治ですが、インフルエンサーも話題を振りまいています。嫌われ者のポール兄弟がリアリティ番組を作る、大統領が車の宣伝、カナダのトルドー首相の最後の挨拶がAI生成動画にしか見えない、売れないゲイの俳優はMAGAに転身し問題チャンネル『ジュビリー』で活躍、などを紹介します。

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ポール・アメリカン

2025年3月27日から配信されるのはローガンジェイク・ポール兄弟のリアリティ番組『ポール・アメリカン』です。残念ながら執筆時、日本での配信は予定されていません。

こちらが予告編です。

Paul American | Official Trailer | Max

ローガンの婚約、婚約者ニナ・アグダルの妊娠、子どもの性別発表パーティーから出産まで、ジェイクのボクシング試合と彼女ユタ(Jutta Leerdam)との交際などに焦点が当てられているようです。奇天烈な兄弟の父親グレッグや母親のパムも登場しています。

毎週1エピソードの配信で5月15日まで続きます。良くも悪くもしぶとく生き残っているYouTuberのポール兄弟です。

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テスラ株価暴落の救世主トランプ

不適切な言動をくり返し、信用が失墜しているイーロン・マスクですが、同時にテスラの株価も暴落させています。そんなイーロンを救うべく立ち上がったのはトランプ大統領です。あろうことかホワイトハウスでインフォマーシャルをしています。

トランプ大統領は「私は運転はできないんだがね」と話しつつ運転席に乗り込み、イーロンは助手席に乗り、みっともない姿を撮られています。その様子は映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』の写真と合わせて投稿されています。

トランプ大統領とイーロンの二人組は今後、どれだけ米国をぐちゃぐちゃにしていくのでしょうか。見物です。このパフォーマンスの後も、昨年末の高値から株価は半減したままです。

AI生成に見える

9年ほどカナダの首相を務めたトルドー氏ですが、最後の挨拶を投稿していました。その映像がAI生成にしか見えないと個人的に話題になっています。

AI生成の動画を見過ぎたせいで、つい指の数は合っているか、光源と影の矛盾はないか、背景との調和はおかしくないかを確認する習慣がついてしまいました。日に日に実写とAI生成動画の見分けが難しくなっています。

ジュビリーってYouTubeチャンネル

Jubileeはレイジベイトをする(意図的に視聴者の怒りをあおる)チャンネルです。主として政治において両極端な思想を持つ人々を討論させる、フラット・アーサー対科学者、目隠しした状態で6人の白人と1人の黒人を質問で識別する、など際どい内容を公開しそのクリップをSNSに投稿して論議を呼ぶことで再生回数を上げるビジネスモデルをしています。

今回、話題になっていたのは進歩的な政治論者(サム・シーダーYouTube)対20名のトランプ支持者の動画内容です。当然ですが、基礎的な事実を共有できていないので、話は成立していません。

20 Trump Supporters Take on 1 Progressive (feat. Sam Seder) | Surrounded

なかでも話題になったのは、売れない俳優からMAGA活動家になった人です。彼は過去に自身が人種的マイノリティーであることを生かして役を得たと投稿していますが、最近はDEI(多様性・公平性・包括性)で人を雇用することに反対しています。こちらの投稿では、彼の矛盾を指摘しています。

特定の何かに強いヘイトを持っている人は、実は自分に対する嫌悪が根底にある場合があります1。自らの立場を危うくする政権にわざわざ票を投ずる人の心理は理解できません。自分がマイノリティー枠でもなければ採用されないことに傷ついて、DEIを攻撃し、「(実力が足りないからではなく)正しいことを言ったから仕事がなくなったんだ!」と思い込みたいのでしょうか。

  1. 反ゲイのゲイもいるので。
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