オフラ・コスメティックス(OFRA Cosmetics)のオーナーのInstagram投稿が問題になっています。問題の投稿は、オーナーの夫(オフラ・コスメティックスの副社長)がアメリカの国旗を掲げトランプ支持者のMAGAハットを被り、白人至上主義者を象徴する手のサインをしているというものです。この投稿は2016年12月のものでしたが、最近になり発覚しました。多くの美容YouTuberが批判の声を上げています。
発覚した投稿
最初に問題を指摘している投稿です。
(2021年8月16日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
このOKサインは白人至上主義のシンボルとして最近使われています。
美容界の騒動を扱うアカウントHere For The Teaも指摘します。
do you guys remember when I covered @OFRACosmetics liking pro Trump tweets and they responded by saying they were hacked when called out? was this also a hack? LMAOOOO https://t.co/778zb87LoQ
— here for the tea (@HereForTheTea2) May 25, 2021
さらにオーナーのSNSアカウントにはトランプ大統領の陣営に寄付をしている記録が残っていました。
oh @OFRACosmetics you could have just been honest from the beginning. would have saved yourself a ton of embarrassment pic.twitter.com/g6qJQ0WpPC
— here for the tea (@HereForTheTea2) May 25, 2021
批判の声を受けオフラ・コスメティックスは声明を出します。
声明を受けYouTuberも声を上げます。
YouTuberから批判の声が
美容YouTuberのスモーキー・グロウの意見です。
Your founder literally made the white power symbol while wearing a trump hat and posted it without a second thought. What a half assed and gross response to blatant racism 🙄guess I gotta find a dupe for rodeo drive. https://t.co/ImDdShUiCK
— Smokey Glow✨ (@glow_smokey) May 25, 2021
美容YouTuberのロバート・ウェルシュの意見です。
Disgusting @OFRACosmetics time to strip the brand from my collection. https://t.co/83ij08FTH8
— Robert Welsh (@Rwlshmakeup) May 25, 2021
ニッキーチュートリアルズ(NikkieTutorials)もオフラ・コスメティクスのオーナーの過去の投稿を批判しています。さらにコラボ商品の今後について、対応を検討していると表明しています。
さらに、調査をしていた人たちが新たな事実を掘り起こしました。
オーナーの夫がトランプ陣営に寄付をしていた日が、警官に取り押さえられて亡くなったジョージ・フロイドさんの葬儀の日だったのです。
(2021年8月16日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
こちらの動画では副社長デイヴィッド氏がトランプキャンペーンに献金を行った記録を並べています。
anyway…@OFRACosmetics pic.twitter.com/3RuXjXoMbM
— here for the tea (@HereForTheTea2) May 26, 2021
ますます体裁が悪くなったオフラ・コスメティックスですが、批判の矛先が向かったのはブランドだけではありません。コラボ商品を販売していた美容YouTuberのジェン(JenLuvsReviews)も批判されていました。
釈明を求められたジェンは当初このように発表していました。
(2021年5月29日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
このジェンの投稿内容には誤りが含まれていたため、さらなる批判を浴びることになりました。執筆時、ジェンのTwitterアカウントは削除されています。
ここまでの内容はTea Timeの動画で紹介されています。
(2024年7月21日:削除されたYouTube動画をキャプチャ画像で置き換えました。)
化粧品ブランドのオーナーの夫の政治信条のため炎上してしまったオフラ・コスメティックスでした。トランプ元大統領には白人至上主義的な言動を容認する空気を作り、陰謀論をばらまき支持者を混乱させた過去がつきまとっています。美容界ではトランプ元大統領だけではなく、彼の支持者であることすら許さない風潮があるようです。
2021年1月6日の国会議事堂へトランプ元大統領の支持者が乱入した事件の際に、トランプ元大統領を支持する投稿をしていたアマンダ・エンシングは化粧品販売大手のセフォラと契約を解除されています。
その後、アマンダはセフォラを相手に訴訟を起こすと投稿しています。
政治信条は美容界と切っても切り離せない時代であるようです。この傾向が今後より強まっていくのか、一時的なのものなのかはわかりません。