ドブレ兄弟が過激な釣り動画を投稿して批判されるが、失敗か、成功か

炎上

双子YouTuberのドブレ兄弟が釣り動画を投稿して批判されていました。双子の片割れが「遺書」を置いて行方不明になるイタズラ動画を公開していました。ファンたちは内容に衝撃を受けていたようです。ファンに低年齢層が多いYouTuberがこのようなイタズラをするのはいかがなものか?と疑問の声が出ていました。

ドブレ兄弟はVineアプリで人気になったインフルエンサーです。マーカス(Marcus Dobre)とルーカス(Lucas Dobre)は双子で1999年生まれ、オリンピックに出たルーマニア出身の体操選手アウレリア・ドブレの息子です。

2015年に開設したYouTubeチャンネルの登録者数は2410万人、TikTokフォロワー数は3460万人です。子どもたち向けのコメディ動画を投稿しています。

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問題の動画

こちらが2022年1月9日に公開された『ぼくの兄弟が死んじゃった?!』という動画です。

MY TWIN BROTHER IS DEAD?!

冒頭からルーカスが、マーカスの遺書を読み上げています。

抄訳:かぞくのみんなへ。愛しています。もうお迎えの時間が来てしまいました。寂しくなりますが、これが最後です。ルーカスは動画の収益と遺産を家族に分配してください。たくさんの愛をくれるファンを悲しませないように、チャンネルは頑張って運営してください。庭にぼくの形見を残しています。お空で会いましょう。

手紙を読んだルーカスは、庭に行きおもちゃの墓石を発見します。双子の兄たち人も一緒に家の中を探しますが、マーカスはいません。

動画の最後にマーカスが登場して「一人でロサンゼルスへ行ったから家族にイタズラしただけだよ! 怒らないでね! うまく騙せたかな?」と話しています。

……大人が見れば茶番だとわかる動画ですが、ドブレ兄弟の主要視聴者の子どもたちには辛い内容だったようです。

YouTubeのコメント欄には「マーカスは死んじゃったの?どうしよう!」のような子どもが書いたと思われるコメントや、ティーン(?)からは「実際にこのような経験をした私からすれば、こんな冗談は許されない」、「子どもたちはこんな人を尊敬して見ているのか」、「こんな動画があるから、低評価ボタンの結果を表示するべきなんだよ」のような批判的なコメントが大量に書き込まれています。

YouTubeは低評価数を2021年12月から非表示にしました。この方針が発表された当初から、質の悪い動画がはびこるのではないかと危惧されていました

ドブレ兄弟は視聴者の一部が完全にだまされてしまい、視聴者の一部を怒らせる動画を投稿してしまったようです。冗談が冗談と受け止められなかったのは失敗かもしれません。一方で、批判を浴びたため注目が集まったのか過去1か月で最も再生された動画になりました。ある意味、作戦成功でしょうか。

YouTubeには「友だちが行方不明になった!」や「流産したと夫を騙すイラズラをした」など不謹慎と思える内容の動画はたくさんあります。再生数を稼ぐための工夫ですが、不快になる視聴者がいるのは当然です。

数年前はこの手の動画を大物YouTuberがたくさん投稿していました。そのときも子どもたちはだまされて大騒ぎしていましたが、あまり問題視する声が大きくなることはありませんでした。大物YouTuberがおとなしくなったので、この手の話題が珍しくなり、数年前には小者扱いされていたドブレ兄弟が話題の中心に躍り出たようです。

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