YouTuberの炎上騒動を扱ってきたYouTubeチャンネル、ドラマ・アラート(DramaAlert)の司会者キームスターが引退を発表しました。13年間も活動してYouTubeのニュースを紹介してきたキームスターですが、来年の3月8日に40歳になることもありYouTubeでの活動を退く決意をしたようです。
キームスターの発表
キームスターは世間の目を気にせず率直な意見を言うため、反感を買い熱烈なアンチが多いことで有名です。アンチは過去の問題発言を理由にキームスターを徹底的に嫌っています。
一方で、弱小YouTuberが困っていることがあると解決するために手助けをすることもあり、「問題が多い人ではあるが、良いことをすることもある」という意見もあります。非収益化されたYouTubeチャンネルを助けた美談はこちらで紹介しています。
毀誉褒貶相半ばする人物ですが、こちらが2021年10月26日に公開された引退表明の動画です。
キームスターは今後の活動について、このように話しています。
パンデミックが発生したあと、雰囲気が変わったように思う。人々はYouTuberに怒り、スポンサーを剥がすキャンセル・カルチャーが激しくなった。俺からするとブライス・ホールはさほど問題ない人に思えるが、仲間だったノア・ベックは「ブライスと共演すると広告主の受けが悪いから、共演しないことにした」なんて言う。腰抜けばかりだ。インフルエンサーは批判されるのがこわいから、誰も本音を言わない。インフルエンサーはただの広告塔になってしまった。
要は、今のYouTubeはつまらないと話しています。引退を決意する理由はいくつもあるそうですが、なかでも休みがない生活はつらかったようです。
キームスター本人は引退しても、ドラマ・アラートは存続させるつもりのようです。
キームスターは最後に、「来年の3月8日までにドラマ・アラートの新司会者を見つけないといけない。ぜひニュース動画を作って、応募してくれ。」と話しています。
反響
多くの人々はキームスターの引退を喜んでいるようです。
society now that keemstar has retired: pic.twitter.com/qekfGgMF0h
— spooKEYS 🍄 (@creatiitype) October 25, 2021
しかし先行きを不安視するYouTuberもいます。たとえばウィリー・マック・ショー(WillyMacShow)です。
When Keem quits Def Noodles will be the only source of news. This is the worst timeline.
— 𝓦𝓲𝓵𝓵𝔂𝓜𝓪𝓬𝓢𝓱𝓸𝔀 (@WillyMacShow) October 26, 2021
デフヌードルズはニュースに虚飾をして誤解を招くツイートをして問題になっていました。その後、Twitterの規約違反で2回アカウントが凍結されています1。
今後、ドラマ・アラートの司会を務めるのはスケアス(ScarceはYouTube登録者数316万人の中堅YouTuber。初期はゲーム動画を投稿していたが2014年以降はYouTuberのニュースを扱っている。スケアスの本業は大学生。)にするべきだ、と話すカボスのツイートです。
Keem should get Scarce to replace him on DramaAlert
— Kavos (@KavosYT) October 26, 2021
YouTuberのティップスターはストリーミング(2021年10月26日)で、キームスターの引退の理由をこのように推測しています。
YouTubeの炎上や事件を扱う有名チャンネルに終わりがきました。YouTuberの騒動が起こったら必ずチェックしなければならない媒体でしたが、TikTokスターがニュースの主役になる波に乗れなかったようです。今後、新司会者が決まるのかを含めて動向が気になります。