ウェールズ公妃キャサリン(ケイト・ミドルトン)が腹部の手術から療養中のため公務をお休みしています。キャサリン妃が公に家族と一緒に過ごす姿は昨年のクリスマス以来見られていません。
ウェールズ公夫妻の居宅であるケンジントン宮殿は復活祭(3月末)まで公務を休止すると発表していますが、「キャサリン妃は美容整形をしている」「夫婦関係が悪化しているのでは」「別の理由で長期入院している」など臆測が飛んでいます。
ウワサを払拭するためか、ケンジントン宮殿はイギリスの母の日3月10日に合わせてキャサリン妃と子どもたちの写真を投稿していました。この写真に加工がされていると指摘され、ロイター、AP、ゲッティー、AFPなど大手メディア各社は写真を取り下げました。
International news agencies are killing the first official photo of Kate supposedly after her surgery because “the source (Kensington Palace) has manipulated the image”. pic.twitter.com/e8ZSOTK4Ys
— Mike Sington (@MikeSington) March 10, 2024
この異例の事態を受けてキャサリン妃の体調を心配する声が多く出ています。
加工された写真
問題の公式写真はこちらです。笑顔のキャサリン妃を囲むジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の素敵な写真です。
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指摘されているのは、フォトショップ加工の失敗です。写真を拡大するとシャーロット王女の手首の周りで衣類がぼかされている、ルイ王子の腰に回されたキャサリン妃の手がぼけている、ガタガタになった窓枠、シャーロット王女のブーツの踵が片側だけヒールになっている、背後に映っている木が春ではなく秋の様子である、などです。
(2024年3月31日:削除されたツイートをキャプチャ画像で置き換えました。)
過去の公式投稿についてもルイ王子の指が加工されているのではと指摘されています。
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母の日の写真を見た人々は、キャサリン妃に関する陰謀論やウワサを払拭するために写真を投稿したはずなのに、加工に失敗して逆効果になっていると指摘しています。
I wasn’t in on this whole conspiracy about Kate Middleton missing and the royals covering it up until they dropped this obviously fake photo today to appease public concern.
I do photography, and work with post processing/editing a lot … here are just a few unexplainable issues pic.twitter.com/O0NBUpIYru
— Jon | Mark (@NerdyTeacher_) March 10, 2024
YouTuberのアマンダ(Swell Entertainment)はガタガタの窓枠に注目しています。
im officially insane but either they have the worst paint job in history or they tried to edit the reflections also this paint/glitch?? on the ground https://t.co/FIxwF3gt98 pic.twitter.com/mP42VCuw3s
— ✨amanda✨ (@luvu2golka) March 10, 2024
YouTuberのリリーは「王室は写真加工さえケチっているの?」と指摘しています。
No but same … this shit is weird and like… you’d think the monarchy could atleast afford some decent photoshopping https://t.co/NybbPSaBlc
— Lily Marston (@lily_marston) March 10, 2024
キム・カーダシアンが写真加工をしているのは有名ですが、ケンジントン宮殿の公式投稿が写真加工をするのはいけません。
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ケンジントン宮殿は何か取り繕わねばならないところがあるようですが、それを悟られてしまったのはよくありません。ウワサに火をつけてしまったようです。
立憲君主制の王室はイメージとメディア戦略で生きるインフルエンサーの第一号のようなものです。スキャンダルにまみれているのもインフルエンサーと同じです。しかし政府から予算を受けている以上、ウソは許されません。フェイクニュースに敏感になっている現代では特にそうです。写真加工に失敗した不手際のダメージは想像以上に大きいかもしれません。