人気YouTuberのデイヴィッド・ドブリック(David Dobrik)がディスカバリーチャンネルの新番組“Dodgeball Thunderdome”の司会になり、本格的に活動再開しました。
“Dodgeball Thunderdome”は視聴者参加型番組です。大がかりな障害物競争をして、最初にゴールした人に賞金が与えられます。予告編では、デイヴィッドの友人ジョナ1、ジョナの姉スージー2、ゼイン3、マライア4が競争しています。彼らはVlog Squadと呼ばれるYouTuberの友人グループです。
運動神経抜群のマライアが最初にゴールしました。
ゼインとヒースのポッドキャストで“Dodgeball Thunderdome”の宣伝をしています。話の中で、“Dodgeball Thunderdome”が90年代の子どもたちに人気だった懐かしい番組に似ていると話題になります。こちらの動画15分5秒から。
ここからはポッドキャストの話題に出た懐かしい番組を紹介します。
懐かしい番組MXCなど
Most Extreme Elimination ChallengeことMXCです。MXCは2003年から2007年に放送されていました。この番組も視聴者参加型で、参加者はアスレチック風のゲームに参加し、ドッジボールをぶつけられて池に落下したり、大玉にはね飛ばされたりします。“Dodgeball Thunderdome”の原点のような番組です。参加者にボールをぶつけるところが似ていますね。
アメリカを強く感じさせる番組ですが、日本には輸出されていないようです。残念!
動画0:34で登場する参加者のリー・ストレスバーグ(Lee Stressberg)さんはパンツが炎上する悪夢をよく見るそうです! アメリカ人男性の五人に一人は悩まされている悪夢なのはあまりにも有名ですね5! ちなみに「金子 実」と書いてリー・ストレスバーグと発音します。もちろん、アメリカ人によくある名前ですね6!
動画2:00の二人組はド派手な裃のような服を着ていますが、これはアメリカの伝統衣装です。よく見ると、右側の人物はマフィア映画“Outrage”7で有名な映画監督タケシ・キタノです8。左側の人物はミヤザキ州知事を務めたヒガシ・ソノマンマです。ちなみに、彼は州知事時代はヒデオ・ヒガシコクバルを名乗っていました。パブロ・エスコバルと似ていることからわかるように、これはヒスパニック系の名前です。民族的アイデンティティで支持を集めたのは有名ですね9。
……冗談はこれくらいにして本当のことを書くと、これは80年代の日本の番組『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』にアメリカのコメディアンがテキトーな音声を当てているという番組です。実は、ウィキペディアによれば『風雲!たけし城』は世界150カ国以上に輸出されているのだそうです。
日本語の字幕も消さない雑な作りですが、アテレコが面白すぎて許してしまいます。「浮気は流行らないぜ。流行るのは離婚専門弁護士だけさ。」って何ですか……後半の「今日の最痛退場コーナー」の順再生⇄逆再生も笑えます。
こちらはMXC収録の様子です。
Legends of the Hidden Temple
こちらは1993年から1995年に放送されていたLegends of the Hidden Templeです。番組が終了したあともニコロデオン系列で再放送されていました。テレビ映画化もされるほど人気シリーズです。
I Survived A Japanese Game Show
こちらは、日本の番組という設定の“I Survived A Japanese Game Show”です。
American Gladiators
ヒースが放課後に楽しみにしていたのは、“American Gladiators”です。
スーパーヒーローのようなボディビルダーが挑戦者と対戦するという番組です。
髪型に時代を感じます。
視聴者参加型のアスレチック番組は子どもたちに大人気です。“Dodgeball Thunderdome”が成功しますように。
Image: SNES drunk
注
- ジョナの本名はニックだが、俳優のジョナ・ヒルに似ているからジョナと呼ばれている。
- スージーはこちら。スージーはニューヨークに憧れていて、デイヴィッドからニューヨーク旅行をプレゼントされて大喜びしていた。
- ゼインはこちら。生え際に植毛して11か月後、無事毛が生えてきたゼイン。
(2024年9月1日:削除されたInstagram投稿をキャプチャ画像で置き換えました。)
Vlog Squadで一番面白いYouTuber兼フロリダマン。 - プロのダンサーでヒースの彼女、マライア(Mariah Amato)。
20歳でロサンゼルスに引っ越した際は、ダンス教室を2つ掛け持ちし、中華料理チェーンのパンダエクスプレスでバイトをして生計を立てていた。
- 大うそである。
- 大うそである。
- 邦題は『憤怒』にでもしておけばよいのに配給会社の意向で『バトル・オブ・マフィア』になったことがファンの失望と落胆を呼んだのは記憶に新しい。もちろん、大うそである。
- アメリカ文化に通暁した読者諸賢はご存じであろうが、元はスタンダップコメディアンでタケシ・ビートと呼ばれていた。
- 大うそである。