セレブが美容施術を隠す時代は終わったようです。化粧品ブランドを立ち上げ莫大な資産を築いたカイリー・ジェンナーは豊胸手術の施術内容をTikTokコメントで明かし、美容YouTuberのジャクリン・ヒルはGLP-1受容体作動薬（オゼンピック）を使用して減量中だと明かしています。これまでコソコソと富裕層がしていた美容施術を一般人に話すようになったのは、一般人も美容医療に頼る時代になりセレブのやり方を参考にしたいからかもしれません。
カーダシアン・ジェンダー家はこれまで下剤のお茶を宣伝したり、胸やお尻を大きくするクリームを宣伝したりして「美しい体型を保っている」と主張してお金を稼いでいました。カイリーに豊胸のウワサがあった際も本人は否定していました。
最近になり正直に「豊胸をした」と明かしていますが、賛否両論です。「今さら遅い。偽って商品を宣伝していた頃に明かすべきだった」や「（整形は明らかだけど）ようやく正直に明かしたのだから批判するのはやめよう」といった意見が見られます。
カイリーの豊胸
カイリーが正直に明かしたのはTikTokユーザーのレイチェル(Rachel Leary）さんが質問したからです。レイチェルさんは「完璧で、すごく自然な豊胸をしているけど、どのようなスペックで手術をしましたか？」と聞いていました。
この動画にカイリーはスペックと主治医の名前まで答えています。どうやら、モデレートプロファイルで、大きさを出しつつ、できるだけ自然に見えるように注文したようです。
Kylie Jenner reveals her breast implant specs on TikTok 💀 pic.twitter.com/8QtUakQjQU
— FearBuck (@FearedBuck) June 3, 2025
正直に明かしたカイリーですが、それなりに批判があります。しかし、考えてみればほとんどのセレブは何かしらの美容施術をしているので驚くことではありません。
ジャクリンのダイエット
続けて減量法について正直に明かすジャクリン・ヒルの話題です。
ジャクリンは汚染されたリップを売って以来、お酒に溺れ、暴食をして、大幅に増量していました。最近は減量のためにお酒を止め、食事制限、ピラティス、1日1万歩など努力していたようです。ジャクリンは減量の様子を「ジャクリンの道のり」YouTubeシリーズで紹介していました。
10か月ほど体重が落ちない期間があり、ジャクリンはとうとうGLP-1受容体作動薬に頼ることにしたそうです。動画では脂肪吸入手術を検討していることや、GLP-1受容体作動薬で減量するも6年前に履けたデニムが入らないことなども明かしていました。
ジャクリンが批判されているのは、肥満体型ではないのにGLP-1受容体作動薬を使用しており、不健全な美への追究と、動画で身体醜形障害が疑われるような発言をたびたびしているからです。ジャクリンの視聴者は同世代が多いようですが、なかには影響されやすい若い世代も視聴しています。悪影響が心配されています。
ここまでの内容はTea Spillが動画で紹介しています。
ジャクリンは問題の動画を一時的に削除していましたが、再び公開しています。ジャクリンは「減量方法を偽りなく明かしたいから」と説明しています。批判コメントは削除しているので、反省をしているわけではないようです。
正直に言えば批判され、隠していてもウソつきと批判されるので、セレブが美容施術を正直に話すトレンドは終わってしまいそうです。それでも自然にキレイになったわけではないと明かすのは良いことだと思います。不自然なものを自然だと言い張るのはよくありません。偽りで美の基準を引き上げるのは人々を苦しめます。
