3200万円の価値があるスター・ウォーズLEGOコレクションが老人から奪われる?騒動

YouTuberニュース

レゴ界隈に激震が走っています。事件は高齢の父親と25年以上にわたりレゴを収集してきたブライアンさんのコレクションがいつの間にか消えていることに端を発します。

ブライアンさん親子のスターウォーズのレゴ・コレクションは、相当な価値があるとされており、総額およそ$200,000(約3200万円)だと推定されています1

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ややこしい騒動を簡単に説明すると

騒動を簡略化すると、こうなります。ブライアンさんはレゴコレクションについて旧フランチャイズオーナーのクリスタルさんと委託販売の契約をする→新オーナーのジョッシュが店舗を引き継ぐ→ブライアンさんのコレクションが所在不明に→騒動を聞きつけたYouTuberベンが解決に乗り出す→ユタ州でベンが逮捕される、です。

詳しい経緯は以下のようです。ブライアンさんは病を患っている父親の治療費の足しにするためにオレゴン州のブリックス・アンド・ミニフィグズ(Bricks and Minifigs)に委託販売の契約を交わしていました。ブリックス・アンド・ミニフィグズはフランチャイズ経営をしており、当時のオーナーはクリスタルさんでした。

クリスタルさんが海外に引っ越しをすることになったので、店舗の新オーナーを探していたところ本社から新オーナーのジョッシュを紹介されます。ジョッシュは店舗に現れるや店舗を乗っ取り、クリスタルさんを追い出します。クリスタルさんは「委託販売の商品があるので、引き継ぎたい」と話しますが、「とにかく出ていけ」と言われてしまいます。その結果、ブライアンさんのレゴコレクションがジョッシュによって勝手に販売され、ブライアンさんの契約は反故にされてしまいます。

この騒動を聞きつけたYouTuberのベン(チャンネル名Reckless Ben、登録者数127万人)が新オーナーのジョッシュの悪事を暴くべくオレゴン州の店舗に乗り込みます。ブライアンさんの委託販売契約書を持って、ブライアンさんのコレクションはどこにいったのか聞きますが、かわりに店舗マネージャーに通報されてしまいます。警察が駆けつけ、ベンは店舗の出禁を言い渡されます。

実は店舗に行く前にベンは本社にブライアンさんの件について問い合わせをしていました。本社は「店舗に問い合わせてくれ」とベンを追い返しています。

たらい回しにされたベンは新オーナーのジョッシュに電話で問い合わせます。その際、ジョッシュは「コレクションはまだある」と言ったり「ああ、盗んださ。訴えてみろ」と言ったりしてはぐらかしています。ベンは実際に訴えて勝訴していますが、ジョッシュはオレゴン州の店舗を閉めて損害賠償の支払いを拒みます。

埒が明かないので、ベンはジョッシュを訴えるために訴状を作成しユタ州(ジョッシュの居住地)に乗り込みます。そこでベンはユタ警察に「レゴを盗んだ」とウソの通報をされたため事情聴取され、逮捕されます。後に釈放されますが、ベンは別の逮捕状の請求をされていると知り、メキシコへ逃げています。

I got arrested because of legos

この間、ベンとブリックス・アンド・ミニフィグズは相互に訴え合ったり、ブリックス・アンド・ミニフィグズがブライアンさんを訴えたりしていますが、最終的にブリックス・アンド・ミニフィグズがブライアンさんのコレクションを返す、と声明をだしています。

ブリックス・アンド・ミニフィグズは委託販売を認めていないと主張していますが、クリスタルさんはフランチャイズオーナーの契約書に委託販売が可能であると文面があると証拠付きで主張しています。

クリスタルさんもジョッシュも視聴者から批判されていますが、ブリックス・アンド・ミニフィグズがフランチャイズだと知らない視聴者が無関係の店舗に殴り込みに行っていることも問題になっているとYouTuberのコフィズィラが動画にしています。

ここまでの内容はDo We Know Them?が詳しく紹介しています。

The $200K LEGO Scandal Taking Over the Internet (347)

ブライアンさんを助けるためにYouTuberのベンはしつこくブリックス・アンド・ミニフィグズに問い合わせをしています。メキシコに逃亡しないといけなくなるほどやり続けたのは、やりすぎだと思いますが。

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証拠映像

話題になっているのはユタ州の警察がジョッシュの味方をしている点です。ベンの訴状が正式なものだと認識した後も、訴状を渡そうとしていません。

余談ですが、ベンは訴訟費用を募るためにPatreonを新設していました。ブリックス・アンド・ミニフィグズはPatreonにベンの募金を停止するように求めていましたが、PatreonのCEOはベン側についています。「5月29日にブリックス・アンド・ミニフィグズに募金の取り消しを要望されるも、却下した」と動画で話しています。

ブリックス・アンド・ミニフィグズの信用が低下し、高齢な病人を騙す悪党という評判になっているからでしょう。

またも余談ですが、ドイツの別会社ブリックス・フィグズはこの件に完全に無関係であるとSNSにコメントを残しています。

【追記:2026年6月9日】
その後、ブリックス・アンド・ミニフィグズは正式にベンを訴え、受理されています。ベンのPatreonページは削除され、ベンはブリックス・アンド・ミニフィグズの名前を言うことも騒動に関する動画をあげることもできないそうです。もし名前を言ってしまうと、敗訴するからと動画で説明しています。

この動きは騒動の解決に向かおうとするブリックス・アンド・ミニフィグズが出した声明の内容と異なるため、批判の声があがっています。騒動はまだまだ収束しそうにありません。

  1. 推定価格については諸説ある。
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